秋の花火大会として有名な茨城県の「土浦全国花火競技大会」。全国から腕利きの名花火師たちが集うこの大会では、豪華絢爛な花火が思う存分楽しめます。伝統的な花火から、新しいモダンな花火までが打ちあがる土浦全国花火大会の見どころや歴史をまとめました。
土浦全国花火競技大会とは
秋田県の大曲、新潟県の長岡とともに「日本三大花火大会」のひとつとして知られている、日本有数のすばらしい花火が堪能できる大会です。名前の通り競技大会の形式をとるこの花火大会では、全国から腕利きの花火師が集い、日本一を目指してその技術を競います。
2018年10月6日(土)午後6:00~午後8:30
※荒天の場合は 7(日)、8(月)、13日(土)、14(日)のいずれかに延期
【会場】土浦市佐野子地内桜川畔(学園大橋付近)
【アクセス】
電車:JR常磐線土浦駅より徒歩約30分 またはシャトルバスで約30分
車:東京方面から 常磐自動車道 桜土浦IC降車 国道6号経由 約5km
※大変混雑するため、なるべく公共交通機関をご利用ください
【駐車場】
約5,000台(有料・無料)
シャトルバス|交通アクセス|土浦全国花火競技大会
土浦全国花火競技大会の歴史
また当時から秋の実りを祝い、農民の労を慰労するという目的もあったと言います。これが全国でも珍しい秋開催の花火大会のゆえんです。
そして昭和21年からは、花火師がその腕を競い合う現在の競技大会形式となりました。
見どころその1:スターマイン
大会中頃に競技とは別で披露される「土浦花火づくし」は、会場の桜川を無数の花火が乱舞する迫力のワイドスターマインが楽しめます。
競技部門でもスターマインは花形で、土浦の花火大会はスターマイン日本一を決める大会とすら言われるほど。さまざまな花火が音楽とともにリズムよく打ち上がる、鮮やかな色の競演は圧巻です。
見どころその2:10号玉
土浦の競技大会では通称・尺玉と呼ばれる10号玉の部があります。直径30センチ、重さは7キロの10号玉が、東京タワーと同じくらいの高さ330メートルまで打ちあがり、頭上で輝く花火の大きさはなんと直径約300メートル。
最高到達点で完全な円形になるように爆発させるには、高い技術が必要とされています。
見どころその3:創造花火
動物やキャラクターなど、子どもたちの歓声があがりそうなデザインのものも多く、従来の花火とはひと味違ったユニークな作品が目白押しです。新しい技術や斬新なアイデアを競う部門なので、「日本で初めて」という花火を目にすることができるかもしれません。
子ども連れでの花火大会で気をつけたいこと
土浦の花火大会では仮設トイレが約600ほど用意されますが、混雑するので直前になって慌てないように、早め早めにすませておきましょう。またトイレットペーパーはないので、持参することも忘れずに。