小学校入学で学習塾に通う子は一気に増えます。特に中学年以降は、とりあえず塾に通わせるご家庭も多いのではないでしょうか。
私立・国立中学、中高一貫校を受験する予定の場合は、低学年から通わせる家庭も多いですね。
2020年のコロナ禍以降は、感染リスクの低い「通信教育」を選ぶご家庭が増えました。

塾に比べてリーズナブルな通信教育。しかし対面授業、他の生徒との競争がないため、塾よりもモチベーションを保つのが難しい印象もあります。
しかし最近の通信教育は、塾に劣らないモチベーションアップの工夫がされています！子どもが勉強したくなる、続けたくなるカリキュラムで無理なく確実に学力がつきます。

記事の後半で成績を上げる取り組み方も書いてあるので、参考にしていただければ幸いです。

【通信教育の8メリット】学習意欲が育つ！取り組ませ方のコツとは？

小学生が通信教育を受講する5メリット

学校・宿題・習い事・クラブ活動・委員会･･･小学生になると保育園・幼稚園よりも自由時間が減ります。
宿題をやるだけで精一杯な日もあるかもしれません。忙しい中で、宿題以外の家庭学習の時間を作ることは難しいですよね。
通塾時間のない通信教育なら、すきま時間にも勉強ができます。

1.塾にはないカリキュラムも学べる！

学校の成績アップ、受験合格が目的の学習塾。国語・算数・理科・社会・英語の教科学習のためのカリキュラムとなります。
通信教育ですと、教科学習以外のSTEAM教育、作文指導、プログラミングなどもお手頃価格で学べます。

思考力・発想力を高める科学実験や、伝える力・論理的思考力を伸ばす文章構成テクニックなど地頭を良くする学習が自宅でできます。
学校の勉強とはひと味違う「楽しい教材で創造力・想像力を育む」カリキュラムが特徴。
これからの社会で必須となる「自己学習能力」「考える力」が無理なく身につきます。

2.リーズナブルな料金で5教科習える！

学習塾に比べて料金が割安な通信教育。一般的な学習塾の月謝は、1年生3教科（国語・算数・英語）ですと10,000円超は当たり前です。通信教育なら3,000円以下で学ぶことも可能です。
高学年になるほど塾、通信教育ともに料金は上がりますが、多くの通信教育は塾の半額以下の費用です。
難関中学校受験を対象にした進学塾の6年生の月謝は50,000円～100,000円超、通信教育ですと10,000円～20,000円前後になります。

3.他の習い事、塾、友達との遊びと両立できる。

宿題以外の勉強を毎日させたいけれど、趣味・遊びの時間も大切･･･忙しい小学生が毎日勉強するには、短時間で効率よく学ぶことが大切です。
通塾時間0の通信教育。朝起きてすぐ、習い事や塾の合間など「すきま時間」で取り組めます。低学年なら5分～15分、中学年以降も15分～30分で終わる学習量で、基礎学力＋応用力がつきます。

4.親子のコミュニケーションの機会が増える。

自宅で学ぶので、親子のコミュニケーションの機会が増えます。わからない問題への質問、添削、励まし・ねぎらいの声がけなど、で子どものモチベーションもアップ。
つきっきりで見る必要はありませんが、適度なサポートをすることで学習効果が格段に高まります。子どもの様子が見える距離で、ママパパが見守ることで安心して集中できます。

5.プロ講師の指導も受けられる。

デジタル教材として進学塾の先生のWEB授業や、ネイティブスピーカーの英会話レッスンが受けられる通信教育が増えています。
授業で分からなかったところ、つまずきやすいところを映像授業でしっかり補習。塾の先生だからこそ知っている多く生徒がつまずくポイントを、黒板や教材を使って丁寧に教えます。

自己学習能力が育つ！成績が良くなる通信教育5社

高学歴と言われる人の多くは、小学校時代に勉強ばかりしていたわけではありません。
勉強以外にも、遊び・スポーツ・趣味に没頭する時間をとっていたことがわかります。

通信教育なら、短時間で効率的に勉強ができるので「自分の好きなこと」に取り組む時間が持てます。
学校の成績アップに直結する通信教育5社をご紹介します。

ぶんぶんドリム

小学生向け作文通信教育講座。小学1年生から6年生までの6コースがあります。
苦手な子が多い作文に特化した通信教育。
公立中高一貫校をめざすお子さまにもおすすめです。
「書く力」を育てることで、「考える力」「読解力」「想像力」がつきます。すべての教科の土台となる国語力を伸ばすことで、全教科の成績アップにもつながります。

「国語力」はすべての学力基礎！をコンセプトに、これからの社会で求められる「書く力」を育みます。
「声に出して読みたい日本語」「10分あれば書店に行きなさい」などのベストセラーで知られる教育学者、齋藤孝先生が監修した教材を使用。
ほめて伸ばす添削指導で、子どもの学習意欲と学力を伸ばします。

進研ゼミ小学講座

1日15分でOK！教科書に準拠したテキストで予習・復習がバッチリできます。
しっかり紙に書く学習と、担任制の添削指導「赤ペン先生」で基礎力から応用力まで身につけます。
国語・算数・理科・社会の他、受講費内で英語とプログラミングも学べます！
一流講師によるライブ授業、全国の受講者と競えるテストがあり、学習意欲と競争心を保てます。

進研ゼミ小学講座の赤ペン先生は、ただの添削指導ではありません。
間違えた箇所を丁寧に解説し、理解を深める類似問題を出題します。また正解した場合は、他の生徒の回答例を提示してもらえるので自分以外の考え方を知ることができます。

毎月のテキスト、赤ペン先生の学習が終わるともらえる努力賞ポイント。ポイントをためるとキャラクター文具、スポーツブランドのバッグ、DVDプレーヤーなどの「小学生に人気のあるプレゼント」がもらえます。
日々のモチベーションを高めるため、努力賞ポイントのカタログブックをテキストの近くに置いておくと良いかもしれません。

塾なし！通信教育が自学自習の基盤に【気づいたら娘が東大生】

天神

パソコンに天神の学習ソフトをインストールするシステム。インターネット不要の家庭学習用デジタル教材です。
教科書準拠のデジタルテキストで自分のペースで勉強ができます。
1学期、2学期、3学期すべての教材が使えるので、得意な部分は先に、苦手な部分はさかのぼって学習することも可能。「学年より学力」に合わせて学習内容を選ぶことができます。
現在3年生でも、「得意な算数は4年生の教材で勉強」してもOK。
豊富な類題と問題数で「繰り返し学習」をすることで学力を定着させます。

天神 小学生版は、豊富な類題、問題数で反復学習をしっかり行うことでステップアップ。
デジタル教材だけではなく、プリントアウトした紙教材で書く勉強もできます。パソコン画面の選択問題ばかりですと、学校のテストや中学、高校受験でとまどうことになります。
一流進学塾の講師陣による動画授業が受け放題なのも嬉しいですね。約10分の短時間講義なので集中して聞くことができます。授業で分からなかったところ、聞き逃したところもサポート！
買取型の教材なので兄弟・姉妹で一緒に学ぶことができます。

Groovy Lab in a Box

科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、芸術(Art)、数学(Mathematics) が楽しく学べるサブスク型自由研究。
手作り楽器で学ぶ音のしくみ、ジェットコースターの設計から学ぶ振動工学･･･さまざまな実験や作品作りを、英語解説を見ながら行います。実験に必要な道具と基礎知識のガイドブックがセットで届くので、面倒な準備なく本格的な実験ができます。
英語で学ぶ科学実験で、世界最先端のSTEAM教育を体感してみませんか。

Groovy Lab in a Boxでは、Brainstorm(ひらめき）→Plan（計画する）→Build It（構築する）→Test It（テストする）→Redesign(再設計する）→Investigate(調査する）の繰り返しで思考力・創造力を伸ばします。
風船やストローで静電気を起こす、電気回路を作ってブザーを鳴らす･･･など手先を動かしながら考えることで「地頭」が良くなります。

ポピー

「リーズナブルな料金」と、「授業に合わせての学習がしやすい教材」に定評があるポピー。予習復習に重点を置いた「学校の成績を良くする」ことに特化したカリキュラムです。
小学1年生は月額税込2,500円、6年生になっても月額税込3,800円で国語・算数・理科・社会・英語の全教科を学べます。
日々の授業を完璧に理解することで、ぶれない基礎学力がみにつきます。
「学校の教科書とまったく同じ内容のテキスト」、「学校のカラーテストそっくりのテスト」で好成績を目指します。

月刊ポピーのワークには「教科書の何ページ」に対応しているか明記してあり、授業と同じ進度で学べます。学校の授業が先に進んだ場合も、先の号をお届けする「授業進度対応サービス」あるので安心。
国語・算数・理科・社会・英語のデジタル教材も充実。漢字の書き順、ひっ算のやり方、理科の実験などを動画で確認できます。

幼児ポピー「ポピっこ」は安くても教材の質が高い！評判の中身を探ります

伸ばしたい「自己学習能力」効果的な取り組み方とは？

高い知的好奇心を持ち、「生涯学び続ける力」が自己学習能力です。
自己学習能力がある人は物事に興味を持ち、考察することに喜びを感じます。また自ら学び、自らを教育することも上手です。
「目票達成のために計画的に勉強する」、「面倒な解き直しを、理解を深めるために積極的に取り組む」など、自己コントロールしながらの勉強できるので成績優秀・高学歴になります。

低学年は寄り添って

家庭学習の習慣づけ、学習スケジュールの安定のためにも1,2年生のうちは、ママパパと一緒に勉強するのがおすすめ。親のほめ言葉で、モチベーションが上がる時期なので「前向きな声がけ」が効果的です。

中学年以降は見守って

3年生以降は友達との時間が増えてきます。授業時間の増加、習い事、友達との約束によって、毎日同じ時間に勉強をするのが難しいことも。
親が決めたスケジュールに反抗する気持ちも出てくるので、勉強する時間は子どもにまかせると良いかもしれません。
1日のうちに必ずやっておくべき勉強量を話し合って決めると良いでしょう。それをいつやるかは子どもに任せます。計画性・責任感・自立性が伸びます。

1日10分からでもOK！継続は力なり

通信教育の1日分の教材は、大人からすると少々物足りないものです。高学年でも30分以内で終わるものが多いです。
子どもの集中力は年齢＋1分程度。子どもが集中できる学習量に作られています。
集中して勉強する時間を、短時間でも毎日持つことが大切。学年が上がるにつれ休憩をはさみながら、長時間勉強できるようになります。

添削、解き直しは時々チェック

添削は低学年のうちは、親がやってあげましょう。ママパパにほめられたい気持ちから、より集中して学習に取り組むはずです。

中学年以降は添削を自分でやらせても良いですが、時々親がチェックしましょう。
特に間違えた問題にどう対処しているかが大切。正しい答えだけ書いて終わりの子も多いはずです。
通信教育の中には、間違えた問題に類似したものに取り組めるものが多いです。できるだけ、解き直し→類題に挑戦をするように促します。

通信教育で子どもの成長を楽しもう

質問に答える、添削をする、付録を使って実験する、作文の構成を考える･･･親がサポートすることで子どもはリラックスして学べます。
自宅での学習になるので、子どもが頑張っている姿をリアルタイムで見られるのも嬉しいですね。

「間違えた時に癇癪を起こしていた子が、じっくり解説を読んで理解するようになった。」
「漢字テストの前日に自主的に予想問題に取り組むようになった。」･･･
学ぶ姿勢に成長が見られた時、ママパパのモチベーションも上がるはずです。

【通信教育の8メリット】学習意欲が育つ！取り組ませ方のコツとは？