子どもが夜間や休日に体調を崩したり、ケガをしたりして慌てた経験はありませんか。そんなときに活用したいのが「小児救急電話相談」。#8000にダイヤルすれば、自宅での対処法や救急診療所へ行くか否か助言してもらえます。子育て世代に心強い小児救急電話相談を紹介します。
夜間休日に病気やケガ!小児救急電話相談を活用しよう
そうはいっても、かかりつけ医が閉まっている夜間や休日の子どもの急病やケガは心配になりますよね。そこでぜひ知っておくべきなのが「小児救急電話相談」。
これは夜間や休日、#8000にダイヤルすれば病気やケガへの対処の仕方や病院で診察を受けた方がいいかなどを医師や看護師に相談できるシステムです。
小児救急電話相談事業(#8000)について |厚生労働省
パパママは何が心配?よくある相談内容
次に多いのが「嘔吐」です。単なる風邪にともなう嘔吐なのか、重い食中毒なのか、素人にはなかなか判断できません。そのようなときに小児救急電話相談を利用する方が多いのかもしれません。
ここがポイント!「利用上の注意点」
・利用できない時間帯がある
電話相談を受け付ける時間帯は自治体によって異なります。たとえば東京都の場合、受付は午後11:00までです(28年8月時点)。
・不要不急の相談はしない
相談内容のなかには、「鼻水鼻づまり」、「便秘」、「予防接種」といった例がよくあるそうです。小児救急電話相談の専用回線は一つだけという自治体がほとんどなので、不要不急の相談はしないよう心がけましょう。
子どもの急病は「パニックにならないこと」が大切です
たとえば、
・できるだけ家の近所にかかりつけ医を確保しておく
・消毒法や止血法など応急処置の知識を身につける
・救命処置法は定期的に消防署などで講習を開催しているので積極的に参加する
などなど、パパママができることはたくさんあります。
日本小児科学会が監修した「子どもの救急HP」で、子どもの病状等に応じたシミュレーションをしておくのもおすすめです。
こどもの救急(ONLINE-QQ)
小児救急電話相談は正しく利用しましょう!
ご紹介した小児救急電話相談の活用や、救命・応急処置の知識の習得など、パニックを起こさないためにできることを、今日から少しずつ実践していきましょう。