複数の糸を組み合わせて作る伝統工芸、組紐。組紐を作るには本来は組台という専用の道具が必要ですが、ザ・ダイソーで販売されている「組みひもメーカー」を使って、気軽にはじめることもできます。「組みひもメーカー」を使った組紐の作り方と使用方法のコツをご紹介します。
組紐とは?
着物の帯締めなどに使われることが多いのですが、近年はブレスレットや髪飾りなどにも使われ、利用方法も多岐にわたります。糸の種類や組み方を変えることで、デザインも自分好みにアレンジできます。
ザ・ダイソーの「組みひもメーカー」を使ってみよう
組紐作りに必要な材料
組紐を作るときに必要な材料は次の2つです。
・組みひもメーカー
・刺しゅう糸など細めの糸
糸は一色でもかまいませんが、複数の糸を組み合わせると華やかな仕上がりになります。
「組みひもメーカー」の説明書に載っている基本の編み方の場合は、仕上げたい長さの2~4.5倍の糸が、4~8本必要です。
また、長い組紐を作りたい場合は、編んでいるときに糸がからまないように、糸をまとめておける小さなピンチなどを、糸の本数分用意しておくと便利です。
「組みひもメーカー」に糸をかける
一見複雑そうですが、「組みひもメーカー」を時計回りに回しながら、同じ動作で糸をかけていく作業を続けるだけなので、2周ほど繰り返すと、説明書を見なくてもできるようになりました。
好みの長さまで糸を編む
編み続けると、「組みひもメーカー」の中心に組紐ができていきます。
好みの長さまで編んだら、「組みひもメーカー」から糸をはずしてひとまとめに結び、糸の端をハサミで切ったら完成です。
「組みひもメーカー」を使うときのポイント
お試しや練習で一度作ってみたいという方は、細めの毛糸を利用すると、糸に適度な太さと弾力があるのでからみにくく、作りやすいのでおすすめです。
また「組みひもメーカー」から一度手を離すと、どこまで組んだのか忘れてしまうことがあります。中断するときは次にスタートする紐の番号をメモしておくか、付せんやマスキングテープなどで印をつけておくと、組み間違いが起きにくくなりますよ。
組紐は子どものキーホルダーやストラップにも!
組紐は糸を束ねて作ることから、「人やモノを結ぶ」縁起が良いものとされています。お守り代わりに、編み上げた組紐を子どものオリジナルキーホルダーにしたり、携帯ストラップにしたりして持たせてあげるのも良いですね。
筆者は娘2人に組紐のブレスレットを作ってプレゼントしました。アイデア次第で幅広く活用できる組紐、「組みひもメーカー」を使って手軽にはじめてみてはいかがでしょうか。