子どもの運動能力は決して遺伝のみで決まるものではありません。幼少期にしっかりと体を動かす感覚を身に着けることで、その後の運動能力のありように大きな影響を及ぼします。ここでは4歳ごろから小学校に入るまでくらいの時期にすると効果的な遊びをご紹介します。
この時期の子どもの遊びが大切な理由
そして諸説ありますが、運動能力に至っては6歳までに8割がた形成されてしまうようです。
長期的な目線で見れば、12歳までにいろいろと経験させておくとおおよその運動能力は決まると考えられますが、6歳までに運動能力を刺激しておいて損はないということです。
また4歳までは五感を養い、体の動かし方を覚える時期、そして6歳までは徐々にルールや道具を使った遊びをはじめるとよい時期と考えられています。
大人になっても使い続ける「じゃんけん」の奥深さ
さらには反射神経のトレーニングにもなります。
ただのじゃんけんに加えて、空いている手をお互いに近づけて、じゃんけんに勝ったら空いている方の手は、相手の空いている手を掴もうとする。
負けた方は掴まれまいと引く、というルールを加えるとただのじゃんけんがさらにスポーティになりますよ。
親子遊びの定番といえば、キャッチボール
投げたり捕ったりする動作は、視覚情報と全身の連動、そしてボールとの距離感をつかむための定位感覚のトレーニングになります。
いろんな距離で投げたり、バウンドさせて投げたり、指定した手で捕球するなど、ルールを加えて遊ぶとより一層効果的です。
道具を使う感覚を育てる新聞紙チャンバラ
子どもは放っておいても棒をもって振り回したくなるものですが、新聞紙を丸めた棒を使えばけが人も出ません。
相手に合わせて動きを変えるため、反射神経や道具を使う感覚が養われます。
チャンバラと聞くと女の子には難しいかもしれませんが、道具を使う感覚は後々テニスやラクロスといったスポーツを行うにあたってきっと役に立つでしょう。
かけひきの勉強にもなる?バランスずもう
最初から手を合わせる、片足、握手した状態など、さまざまなバリエーションで楽しむことができるという点もおすすめです。
とにかく体を動かす楽しみを見つける大切さ
運動が得意でない子どもはそもそもできないというわけではなく、これまでにやっていないから苦手になっていくパターンが多いため、スポーツの勝負としてよりも、とにかく楽しんで体を動かして、運動能力を発達させてあげましょう。