2019年02月10日 公開
ホストファミリーになる!留学生をおうちに受け入れてみよう
海外からの留学生を家庭で受け入れるホストファミリー。自宅にいながら外国語会話のレッスンにもなるとして、興味がある方も多いでしょう。ホストファミリーになるには、どのような条件があるのでしょうか?留学生を受け入れるメリットとデメリット、必要な準備をご紹介します。
海外からの留学生を家庭で受け入れるホストファミリー。自宅にいながら外国語会話のレッスンにもなるとして、興味がある方も多いでしょう。ホストファミリーになるには、どのような条件があるのでしょうか?留学生を受け入れるメリットとデメリット、必要な準備をご紹介します。
ホストファミリーって何?
ホストファミリーとは、外国人留学生のホームステイ先として、食事などのお世話をする家族のこと。留学生は一般家庭で生活することで、その国の生きた文化を学びます。
ホストファミリーの条件
ホストファミリーというと「大きな家でさまざまなおもてなしや、パーティーを開かなければいけない」と思っていませんか?また「英語が話せないとホストファミリーは難しい」と考える方もいるでしょう。
しかし、ホストファミリーによる特別なおもてなしは義務ではなく、必ずしも英語を話せる必要はありません。留学生を温かく迎えてあげる気持ちがあれば、誰にでもなることができます。
留学生は日本語を学びに来ているため、日常会話は日本語で大丈夫。家族の一員として三度の食事と生活スペースを用意し、生活に必要な日用品などを一緒に使うことができれば十分です。
共働きでもOK
ホストファミリーは共働き家庭でもなることができます。ホームステイに来る留学生の多くは、高校生や大学生です。日中は学校で授業、用意されたプログラムを受けることになるでしょう。自分の子どもを学校に通わせている一般的な家庭を想像すると、ホストファミリーの共働きも問題ないと想像しやすいはずです。
留学生と同じ学校へ通う子どもや、年齢の近い子どもがいる場合は、よりコミュニケーションが取りやすくなります。留学生も馴染みやすく、お互いにとってプラスになることも多いでしょう。
ホストファミリーになるメリット・デメリットは?
ホストファミリーになることには、メリットもデメリットもあります。ホームステイの受け入れをしてみたいと思う方は、どちらの面も理解しておきましょう。
メリット
自宅に小さな子どもがいる場合、ホームステイを受け入れることで、自宅で気軽に国際交流が体験できます。高いお金を支払って英会話教室に通うよりも、より実践的でリアルな英会話を学ぶことが可能です。子どもが英語を好きになるきっかけを作ってあげられるかもしれません。
デメリット
受け入れる外国人留学生の出身国や宗教によっては、生活習慣が大きく異なることがあります。食べ物や文化の違いからすれ違いが生じ、お互いがストレスを感じてしまうことも。言葉が通じないことが原因で、トラブルが起こる可能性もあります。ホームステイを受け入れる場合には、斡旋してくれる会社や団体のサポート体制をチェックしておきましょう。
またボランティアでホストファミリーになる場合には、留学生の食事代や日用品代などを負担しなければなりません。日数が長ければ長いほど、経済的な負担は大きくなります。長期間で受け入れる場合は、きちんとした費用計画が必要です。
ホストファミリーの収入ってどうなってるの?
海外では、留学生の受け入れを副業にしているホストファミリーもいます。日本も同様にホストファミリーとして留学生を受け入れ、収入を得ている人もいることも確かです。しかしそれは、ほんのひと握りにすぎません。多くのホストファミリーは、ボランティアとして留学生を受け入れています。
参考程度ですが、1人の留学生を1カ月受け入れたとして、収入が発生する場合は5~6万円が目安です。
ホストファミリーになるには?
ホストファミリーの募集は、各種ホストファミリーの団体へ申し込みをするほか、自治体によっては広報誌やホームページで募集を行っているケースもあります。
ホストファミリーを募集する団体なら、利用には会員登録が必要です。希望する条件の留学生が現れ次第に紹介の連絡がくるところもあれば、留学生の情報が掲示されているのを見て、個々の案件に申し込むというパターンもあります。
あるいは私立の高校・大学で、学校に勉強に来る短期留学生の受け入れ先として、校内や地域でホストファミリーを募集することもあるでしょう。
ホストファミリーになるための受け入れ準備は?
ホストファミリーとして留学生を受け入れることを決めたら、さまざまな準備が必要になります。受け入れる留学生の詳細が分かっている場合は、生活に必要な情報をあらかじめ教えてもらえるか確認してみましょう。たとえば宗教やアレルギー、ペットが大丈夫かどうか、食事で苦手なもの・食べてはいけないものがないかなどです。
生活をするために個室を用意するか、同室する場合は誰とどのようにルームシェアするのか、ごはんのスケジュールや休日の予定なども考えておくと、のちのち困りません。
お出迎えの日は、家族の誰かが集合場所まで行き、受け入れる留学生を自宅まで連れてきます。お別れの日も同じように、誰かがスケジュールを合わせて空港や駅まで送り届けましょう。留学生の受け入れにあたって、家族全員が受け入れに対して前向きな気持ちであることが、トラブルを防ぐポイントです。
決めておくと便利なもの
・食事の時間
・門限の時間
・入浴の時間
・就寝の時間
・使っても良いもの
・冷蔵庫などで食べたり飲んだりしても良いもの
・部屋の利用について
・トイレやお風呂の利用について
・休日の予定について
手軽に始められる国際交流を楽しもう
ホームステイの受け入れには、半年~1年にわたる長期間のものもあれば、1~3日だけといった短期間のものもあります。まずは手軽に始められる短期間のホストファミリーで、国際交流を経験してみてはいかがでしょうか?