2018年06月12日 公開

【体験談】サマースクールの魅力を大解剖!未就学児が行く理由は?

夏休み中に、いつもと違う体験をさせたいと思う方も多いのでは。インターナショナルスクールのプリスクール(東京)で、娘が3歳の時に参加させた英語のサマースクールの体験談から、そのメリットとオススメの理由をご紹介します。

夏休み中に、いつもと違う体験をさせたいと思う方も多いのでは。インターナショナルスクールのプリスクール(東京)で、娘が3歳の時に参加させた英語のサマースクールの体験談から、そのメリットとオススメの理由をご紹介します。

サマースクールって?

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2日間のサマースクールで、フィリピンとスウェーデン、それぞれの国の基礎知識やちなんだ文化体験、クラフト作りを行ってきました。
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サマースクールは、夏の長期休暇中に、主に学生を対象として行われる教室やアクティビティで、「サマーキャンプ」や「サマープログラム」などとも呼ばれます。

欧米では5、6月に最終学期が終わり、9、10月で新学年がスタートすることが多いため、この切り替え期間に、語学やスポーツ、芸術・自然と触れ合うなど特別活動をさせることが多いようです。

日本でも、未就学児から小学生〜大学生まで幅広い年齢を対象に、インターナショナルスクールのほか、さまざまな機関で開催され、内容、費用、時間数も多様です。たくさんの教材を買うスクールもあれば、持ち物は特に用意しなくていいところもあります。

また、語学学校やボーディングスクールが短期語学研修プログラムを用意することもあり、長期留学の事前準備や、短期海外生活体験の機会としても注目されています。ハワイやフィリピン、シンガポールなどが人気でしょうか。

今回は、東京にある私立のインターナショナルスクールのプリスクールで、3歳の夏に参加させたサマースクールの体験を中心にご紹介します。

未就学児をサマースクールに通わせる目的は?

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ボール遊びなどのゲームも全て英語で行われます。楽しんでいるうちに、自然と言葉が結びついてくるようです。
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日本で未就学児を英語のサマースクールに通わせる目的はなんでしょうか。大きく二つに分けて考えてみました。

1:英語のお試し体験
これから英会話スクールやプリスクールを検討している時に、子どもが英語に親しめるか、楽しく過ごせるかどうかお試し体験させられます。

実際に参加していた方々の中には、普段、短時間の英会話クラスに通わせたり、自宅で英語学習をしたりしている子どもの英語が対面でも通用するか、ネイティブの先生たちと1日英語だけで過ごせるかを体験させたいと考えている方が多い印象でした。

2:長期休み期間中の習い事として
未就園児の場合は、幼稚園・保育園前の母子分離の良い機会として、さらにそこで新しい体験をさせられたら嬉しいと願う親も。

幼稚園の場合、夏の長期休み中は預かり保育を実施していない園もあり、一時保育先として検討される方も多いようです。

筆者の場合は、未就園児の時に、週3回通わせていたスクールのアクティビティの一つとして参加した形です。いつもと違った特別プログラムが組まれているのが魅力でした。暑い夏、毎日外出して遊ばせるのもなかなか大変ですし……。

英語ができなくても大丈夫?

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ポップな色使いやテイストのクラフト体験も新鮮です。
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多くのサマースクールでは、バイリンガル、または日本語ネイティブの先生が補佐をする場合も多いようです。

もちろん、慣れない環境で、何を言われているのか理解できないと最初は泣いてしまう子どももいます。ただ、やはり大人と違って、子どもは順応するのが早い!

そして、意外と先生や周囲の見よう見まねで何とかなってしまうもの。言葉が聞き取れなくとも、何をすればいいのかがわかっていく経験の中で、少しずつ英単語や挨拶も身についていくようです。

筆者の娘は、実はそれほど英語が話せるわけではありませんが、わからないなりに英語だけの環境で過ごすことには慣れています。怖がらずに、何をすれば良いか判断し、どうすれば楽しめるのかを自分で探せるようになるだけでも、可能性が広がるのではないでしょうか。

たとえ今、英語で言えることや理解できる単語が多くなくても、英語だけの環境で過ごすことが苦でないなら、行ける場所や過ごせる場所、学べる体験の機会は世界中で探せますよね。

サマースクールでどんな効果がある?

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身体をたくさん動かすゲームやダンスのアクティビティも楽しめます。
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未就学児のためのサマースクールは、短期間で知識を取得させるというよりは、さまざまな体験を通じて、興味のきっかけを引き出したり、学びへの扉を開いたりする機会と考えると良いのではないでしょうか。

いつもと違うお友達や先生と、いつもは使わない言語で一緒に過ごす体験を通じて、五感が研ぎ澄まされ、刺激を受けて大きく成長するような気がします。

さらに、歌やダンス、工作、ゲームや外遊びなど、さまざまなカリキュラムを楽しむことができるので、とても濃厚な時間を過ごせます。その中で、いつもとは違う扉が開かれる事もあるのではないでしょうか。

実際に体験して、子どもの様子は?

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ずっと憧れていた宇宙へも行けました!しかし、その後「いつか宇宙に行ってみたい?」と声かけすると「もう行った」と満足してしまったという、子どもならではの誤解も(笑)。
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わが子は週3回通っているスクールで開催された特別プログラムに参加したので、それほど新しい環境ではありませんでしたが、外部からの参加者も多く、上は小学生から2歳半までと、いつもと違った縦割りが新鮮だったようです。

先生からは、「一番よくできる年上の子を目ざとく見つけて、よく真似をしていました。」との報告がありました(笑)。

何よりも良かったのが「他国の文化体験をしよう」「凧を作って飛ばそう」「宇宙に行こう」「海賊になろう」などのテーマがあること。凧揚げなど普段なかなかさせてあげられないアクティビティができたのが、とても嬉しかったようでした。

親としては、ランチも込みだったので、みんなで同じものを食べる経験ができたこと、先生がたくさん写真を撮ってくれて、後日買うことができたのも嬉しい点でした。

最後に

サマースクールだけではく、春休み中にはスプリングスクール、冬休み中にはウィンタースクールも開催され、それぞれ参加させています。

通わせていたスクールでは、予約は先着順で、通学生が優先されますが、その後空きがあれば外部からも申し込み可能でした。いずれも3日間のみで、内容を選んで参加することができるので、今後も定期的に参加させたいと思っています。

今年も、どんな新体験を楽しめるか、今から親子でワクワクしていますよ。

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この記事のライター

志田実恵
志田実恵

エディター/ライター。札幌出身。北海道教育大学卒業(美術工芸)。中高の美術教員免許所持。出版社でモバイル雑誌の編集を経て、様々な媒体で執筆活動後、2007年スペイン留学、2008〜2012年メキシコで旅行情報と日本文化を紹介する雑誌で編集長。帰国後は旅行ガイドブック等。2014年6月に娘を出産。現在は東京で子育てしながらメキシコ・バスクの料理本の編集のほか、食、世界の子育てなどをテーマにwebを中心に活動中です。