2022年02月28日 公開
2022年度国立小学校

2022年度小学校受験を振り返る(国立編)

2022年度小学校受験、私立編に続き国立編です。今年度、東京都における小学校受験で特筆すべきニュースとして挙げられるのは都立小学校「立川国際中等教育学校附属小学校」の開設に伴い、初の入学者を募集したことです。このニュースは最後に大きく取り上げたいと思います。

2022年度小学校受験、私立編に続き国立編です。東京都内国立小学校の情報を中心にお知らせします。
今年度、東京都における小学校受験で特筆すべきニュースとして挙げられるのは都立小学校「立川国際中等教育学校附属小学校」の開設に伴い、初の入学者を募集したことです。
このニュースは最後に大きく取り上げたいと思います。

日程がもとに戻る

昨年度、コロナウィルス感染防止の対策でで様々な変化がありましたが最も衝撃を与えたのは筑波大学附属小学校の受験日が大幅に繰り上がったことです。
通常12月の中旬以降に行われますが、昨年は約1ヶ月繰り上がり11月に試験が行われました。

2021年度の変更点はこちらをご覧ください

今年も同じ様になるのではないかと言われていましたが、従来通り11月抽選、12月下旬に試験というスケジュールに戻りました。

オンライン出願は今後もデフォルトに

昨年度に引き続き、今年度も出願においてオンラインが利用されました。
お茶の水女子大学附属小学校・筑波大学附属小学校・学芸大学附属竹早小学校・学芸大学附属小金井小学校・学芸大学附属大泉小学校はミライコンパスを利用したWEB出願を行っています。
学芸大学附属世田谷小学校は郵送で出願受付を行いました。

おそらく今後も何らかの形でオンラインでの出願は継続されるものと思われます。

出願に関する注意

都内国立小学校の場合ですが、3次試験まである学校が4校あります。
試験を通過するたびに次の考査への出願を行う必要がありますが、2次考査以降の出願を郵送や直接学校に赴いての出願となる場合など様々なパターンがあるので注意が必要です。

国立校の特徴としてイレギュラー対応は行わないという点があります。
例えば記載した項目を書き忘れたかもしれないので確認してほしいと学校に電話をしても対応はしてもらえません。
そのため、募集要項をよく確認しておく必要があります。

今年度2次考査の出願で必ず記載するように募集要項に書かれていた項目を書き忘れたご家庭がありました。
2次の考査結果は残念ながら不合格だったそうなのですが、記載ミスが影響したのではないかと大変悔やまれていました。
書き忘れたから不合格になるということはないのではないかとママミーヤは思うのですが、親としては後々まで気にする材料になってしまいます。

以前ですと学校に直接願書を持っていった際に記載漏れがあると学校側からその場で書くように促されることもありますが、郵送の場合は送ってしまったら取り返すことができません。
要項をよく読み、間違いのないように何度も確認することをおすすめします。

1次抽選の通過率

2021年度入試と同様に、2次試験のソーシャルディスタンスを保つため1次考査で抽選の倍率を上げて2次考査を受験できる子供の数を減らしました。

例えば筑波大学附属小学校の場合、例年ですと男女各1000人が通過させます。通年男女ともに2000人近くが出願しますので約半数が抽選を通過します。
しかし今年度も昨年同様に約30%の通過にとどまりました。
学芸大学附属竹早小学校は通常約30%通過のところが約15%に。

お茶の水女子大学附属小学校の女子は通常約12%程度の通過率が8%と下がっています。

2次試験を1校も受けられなかったご家庭も多く存在します。
昨年度もママミーヤの知人が国立小学校を3校受験しましたが1校も1次通過できませんでした。今年度も知人のお子様が受験しましたがやはり1校も抽選通過できずに涙をのみました。
準備を重ねても試験を受けられない、2023年度も感染状態が変わらなければ状況は変わりません。
1日も早い収束を望みます。

試験の内容

筑波大学附属小学校

絵画が出題されています。
行動観察の待ち時間で「全身を描く」「家族の思い出」などテーマが与えられ、クレヨンを使って描くという課題が出されています。

また、恒例の「くま歩き」のあとケンケンやジャンプなどの指示運動が出されたようです。

お茶の水女子大学附属小学校

子どもたち同士で話し合いをさせたり、発表をさせるなど入学後の学習イメージを見ようする意図があると思われる試験が出ています。
受動的に学ぶのではなく、生徒が自ら考えて調べ、発表するという教育が行われるので能動的に動くことは普段の生活から意識させることが大切ではないかと思います。

東京都立立川国際中等教育学校附属小学校

都立初の小中高一貫校である「東京都立立川国際中等教育学校附属小学校」が2022年4月に入学する新1年生を迎えるための初の入試を行いました。

中高一貫校として人気を集めていた東京都立立川国際中等教育学校の附属小学校開設ということで以前から大きな注目を集めていた同校。
高校までの一貫教育ということで受験の心配なく学習に打ち込めたり、最新の設備を整えた充実した環境など保護者にとって大変魅力のある学校ということで予想通り高倍率となりました。

どんな学校?

東京都立立川国際中等教育学校は中学受験でも倍率も5倍近くになる人気校です。
大学受験でも東大・京大など国立大学や早稲田・慶応といった私立の難関校に対しても多数の合格者を輩出しています。

今年度開校する東京都立立川国際中等教育学校附属小学校の教育理念として

次代を担う児童・生徒一人一人の資質や能力を最大限に伸長させるとともに、豊かな国際感覚を養い、世界で活躍し貢献できる人間を育成する。

と公式ウェブサイトに書かれています。

小学校だけで終わらない12年間の教育デザイン

特徴的なのは高校までの12年間を通して教育計画が立てられていることです。

■探究的な学び
教科書に沿った授業のほか興味を持った事項に対して自ら問いを立て、調べて考える時間が設けられます。
探求した結果を発表するやり方も学び、日本の教育に不足していると言われている「人前で発表する機会」を多く持てる教育内容となっています。

これらに必要な「考える技」「調べる技」「表現する技」を12年間かけて身につけていく計画となっています。

■外国語教育
特に外国語教育には力を入れることが宣言されており、12年間の間に3回海外に行く機会を設けることを宣言しています。
教育内容に関しては学校公式Youtubeで詳しく解説されています。

試験内容は?

小学校受験における過去問というのは試験を終えた子どもたちからの聞き取りから構成されていますので、問題集を発行する出版社(受験対策塾)によって少し表現が異なる場合があるのですが、立川国際中等教育学校附属小学校は公式ウェブサイトに実際に実施された試験を公開しています。

内容は平易です。
小学校受験における基本的な対策で十分対処できる内容ですが、その分「できて当然の問題」ということです。
なので、基礎を繰り返し、ミスがないように仕上げていくことで自信を持ってテストに臨むことができるでしょう。

筆記の他、インタビューと運動遊びが課されますがこちらも基本的な内容です。
質問されたことに対して内容を理解し、回答ができる。
運動は指示された内容を正しく理解し、複数の動きを組み合わせて体を動かす力をみる。とあります。

来年度以降も急に難化するということは無いと思われますが、今年度の様子を見ると来年度以降も高い倍率となることは間違いないため何も対策せずに受験するのは厳しいでしょう。
家庭での受け答えを注意し、コロナ禍ではありますが感染対策に気をつけつつ体を動かせるように日々の生活の中で心がけていくことが大切ではないでしょうか。

基本的に昨年度と同様の対応となりましたが、各校ともにオンラインを使った説明会・出願対応などに慣れ、混乱なく比較的スムーズに受験が終わった印象です。

次回もお楽しみに。

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この記事のライター

ママミーヤ
ママミーヤ

フルタイムではたらくママ(時に数日にわたる徹夜あり)。 会社員から脱却し、フリーランスになるが前より忙しくなる誤算に悩む。 0歳から保育園に通う娘が一人。昨年、塾なしで小学校受験に挑戦して無事に入学。 0歳からの幼児教育・お受験の勉強を自宅で行うためのコツ・時間のやりくりなどをお伝えします!