2018年06月25日 公開

えんぴつの正しい持ち方と練習のコツ!持ち方は学力に関わる!?

子どもがひらがなに興味を示しはじめると、気になるのがえんぴつの持ち方。間違った持ち方が定着してしまうと、正しい持ち方に矯正するのは難しくなります。また、えんぴつの持ち方と学力には関係があるとか!?ここでは、えんぴつの正しい持ち方について解説します。

子どもがひらがなに興味を示しはじめると、気になるのがえんぴつの持ち方。間違った持ち方が定着してしまうと、正しい持ち方に矯正するのは難しくなります。また、えんぴつの持ち方と学力には関係があるとか!?ここでは、えんぴつの正しい持ち方について解説します。

えんぴつを正しく持たないと……!?

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Wor Sang Jun / Shutterstock.com
「それなりに字が書けるなら、えんぴつの持ち方は関係ないのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、えんぴつを正しく持たないと、多くのデメリットが生まれます。

・力のバランスがとれず、無駄な力が入ってしまう
・上手にえんぴつをコントロールできず、字がきれいに書けない
・手や腕が疲れやすくなり、長く書き続けられない
・えんぴつの動く範囲が狭く、文字が書きにくい

つまり、間違った持ち方では、疲れやすかったり上手に書けなかったりしてしまうということです。その結果、長く学習を続けられない、姿勢が悪い、集中力や勉強へのモチベーションが下がるなど、学力低下の原因につながることもあります。

えんぴつの正しい持ち方は?

それでは、えんぴつの正しい持ち方を身につける方法をご紹介します。子どもに教える前に、パパママも一度、自分の持ち方を振り返ってみましょう!

持ち方にクセがあり、何度も注意していた筆者の長男。しかし、この持ち方を小学校で習ってきたら、上手に持てるようになりましたよ。

1.親指と人差し指でOKマークをつくる

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人差し指と親指をくっつけて丸を作ります。

2.えんぴつの尖った方を親指と人差し指で挟む

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人差し指と親指で、えんぴつの尖った側をパクッと食べるイメージで。

3.えんぴつをくるっと回す

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えんぴつを持つ手と反対の手を使って、えんぴつの尖っていない側をくるっと回します。

中指と他の指をそっと添える

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残りの指はそっと添えるだけ。手のひらには卵を握るようなイメージを持つと、正しく持てます。

えんぴつの持ち方を練習するときのコツ

正しくえんぴつを持つ練習をするときに、知っておきたいコツをご紹介します。

親指と人差し指と中指でえんぴつを三角に挟む

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親指、人差し指、中指の3本で三角形を作り、その真ん中にえんぴつがくるように握ります。強く握りしめるのではなく、なるべく力を抜いて持ちましょう。

えんぴつと紙の角度は55〜60度

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Tatiana Popova / Shutterstock.com
えんぴつを寝かせすぎると、うまく運筆できません。55〜60度をキープし、えんぴつの頭が自分の肩よりも少し外側を向くことを意識するとよいでしょう。

三角えんぴつを使う

最初は、三角えんぴつを使えば、親指と人差し指で三角をつまむように持てるので、正しく持ちやすくなるので、おすすめです。また濃さは、筆圧が弱くても書きやすいBや2B以上を選びましょう。

ひらがなの前に運筆の練習をしよう

正しい持ち方ができるようになったら、いきなりひらがなの練習ではなく、円やらせん、迷路などの運筆の練習からはじめましょう。遊びの延長のように、楽しく練習するのがコツです。

筆者が書いた記事「ひらがなを書く前の大切なステップ【運筆】の練習方法」を、ぜひ参考にしてみてくださいね!

就学前には正しく持てるように親子で練習しよう

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five trees / Shutterstock.com
就学前にわざわざ教えなくても、小学校に入学すれば先生から教えてもらえるはず……と思うかもしれません。もちろん、学校の先生も正しいえんぴつの持ち方は教えてくれます。しかし、授業を進めなければならないため、一人ずつに手取り足取り教える時間はありません。

そのため、親がまず正しい持ち方を教えてあげることが大切です。はじめは難しくて、上手に持てないかもしれませんが、むやみに叱ってしまい、書くことが嫌いになっては本末転倒。親子で書くことを楽しむことからはじめましょう。

えんぴつもフォームが大切

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Chepko Danil Vitalevich / Shutterstock.com
スポーツと同じように、えんぴつで文字を書くときも正しいフォームが大切です。誤ったフォームでは、ボールが上手に投げられないのと同様、誤った持ち方では上手に文字を書くことができません。

筆者の長男も、間違った持ち方をしているときは、文字を書くことが好きではありませんでした。しかし、正しく持てるようになってからは、すらすらと書けるようになり、宿題のひらがなの練習も嫌がらなくなったように思います。

誤った持ち方のまま高学年になってしまうと、矯正するのもひと苦労です。まずは、えんぴつに慣れることからはじめてみませんか。

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この記事のライター