2024年02月15日 公開

正三角形の折り紙で『ひな祭り』飾り工作

材料はA4用紙と折り紙だけ!正三角形の折り方を利用したひな人形の作り方をご紹介します。とてもかわいいおひなさまが今すぐできますよ。作業も簡単なので、ぜひ親子で作ってみてくださいね。

折り紙で作る正三角形の作り方は、意外と知られていませんが、知っておくといろいろな遊びや工作に使えて便利!今回は、そんな正三角形の折り方を利用して、ひな祭り工作を作ります。

材料は、A4用紙と折り紙(または折り紙だけでもOK)という気軽さ♪
ひな祭りに向けて、お子さまと『行事を楽しめる室内遊びをしたいな』と思ったら、ぜひトライしてみてほしい工作です。

材料は紙だけ!今すぐ作れます

かわいらしいお内裏様とお雛様のペアが、ささっと作れる工作です。このまま並べて飾っても可愛らしいですし、モビールやカードなどに転用しても良さそう。正方形の折り紙は、できあがりがしっかりしていて、簡単には曲がったりしないのが嬉しいポイントです。

お子さまの年齢に合わせて、一緒に作る部分、お子さまメインで頑張ってみる部分などを分けることで、成功体験や知育に繋がります。

たくさん作って、お友達に配るのも楽しいかもしれませんね。
では、さっそく材料と作り方をご紹介します。

※お内裏様(おだいりさま)とは、正式には男雛のお殿様と女雛のお雛様の二人のことを指すそうですが、今回の記事では、ひな祭りの歌に合わせて男雛を「お内裏様(おだいりさま)」、女雛を「お雛様(おひなさま)」と記載しています。

正三角形の折り紙で『ひな祭り』材料

材料

・A4コピー用紙1枚/または白の折り紙2枚
・黒の折り紙
・お雛様の着物に使いたい2色の折り紙
・お内裏様の着物に使いたい2色の折り紙
・お雛様とお内裏様の帽子や冠、扇などを作るための折り紙(端切れでOK)

・ペンや色鉛筆(顔用)
・のり
・ハサミやカッター

正三角形の折り紙で『ひな祭り』作り方

【下準備】正方形の紙を2枚作る

A4コピー用紙を1枚用意します。(白い折り紙2枚の場合は、この工程はスキップしてください。)

まず、A4コピー用紙を半分に切って、横長になるように置いたら、左下の角が長方形の上の辺と重なるところまで折り上げて、下の写真のように縦のラインを書いてください。
(三角の折り目がつかない方がきれいなので、ふんわりと折るのがポイント)

縦のラインの下書き線に沿ってハサミで切り、正方形を作ります。これを2枚作ってください。

【ひな祭り飾り】正三角形の折り方

それでは、お雛様とお内裏様の本体になる正三角形の折り方を説明します。
まず、正方形の紙を半分に折って、折り目をつけたら、また開きます。

つづいて、左下の角と真ん中の折り目が合わさるところで、上の写真のように折ります。このときに、左上の角も、きれいな鋭角になるように折ってください。

今度は、右下の角を左の斜めラインに合わせるように折ります。(下の写真参照)

上の写真のように、折り目のラインの延長線を爪などで印をつけ、下の写真のように左の角を、先ほどの延長線の端に向かっております。(上・下に三角形の形が見えてきます。)

上下の三角形が重なるように、頂点を合わせて折ります。ここまでできたら、今度は右に飛び出した部分を下の写真のように、三角に重なるように折りましょう。(折り目をつける作業です。)

この工程ができたら、上部のみ開きます。(下2つめの写真参照)

左上に三角形の折り目がついているので、下の写真のような感じで、三角の部分を半分に折り、さらに下2つめの写真のようにもう一度内側に向かって折ります。

今度は下の三角部分の作業です。こちらも、三角のところを下の写真のように半分に折ってから、もう一度内側に折ります。

正方形の形に近づいてきました。今度は、右の飛び出した部分を、下の写真のように左へ向かって内側に一回折り、さらに下2つ目の写真のように内側へ折りると、正三角形の形が現われます。

正三角形が保たれるように、右上に重なるひらひらした部分を、下の写真のように中へ折り込んで固定します。

これで、基本の正三角形の折り紙が完成です!

【ひな祭り飾り】着物部分の作り方

それでは、正三角形の折り紙を、お雛様とお内裏様に変身させていきましょう♪

着物の内側に使う折り紙を約2cm幅で細く切って、上の写真のように左から右下の角に向かって貼ります。余った部分はハサミで切ってください。

下の写真を参考に、点線の内側にのりを塗ったら、その上から着物の柄に使いたい折り紙や和紙を重ねて貼ります。

着物柄の折り紙も、三角形からはみ出た部分はハサミで切り離してください。
これを左右行います。

お雛様とお内裏様、それぞれの着物ができました!

【ひな祭り飾り】髪の作り方

次に、髪の部分を作ります。小さめの半円を2つ作り、上の写真のように真ん中を少し重ねて貼ってください。お雛様はお内裏様より少し長めの半円にすると、髪の長さが表現できます。

下の写真のように、お雛様の横の髪として細めの三角形追加すると、さらに優雅な感じにできあがります。

顔を描いて、飾りをプラスしてみましょう

体ができたら、顔も書き込みましょう!

今回、目と口は普通のボールペンを使用し、頬のピンク色は色鉛筆を利用しました。写真のように折り紙の余りの部分などで、お内裏様の帽子(烏帽子)や、おひなさまの冠と扇子などを追加すると、もっと雰囲気が出ます。

小さいお子さまなら、「お顔だけ書いてみよう」と声をかけたり、折り紙が得意なお子さまなら、一番最初から一人で挑戦するのも良さそうです。ご家庭それぞれの特別なひな祭り飾りになりそうですね。

折り紙の代わりに、ちりめんを利用したり、包装紙やフェルトを貼ってもかわいいですよ!
年齢やご興味に合わせて、いろいろなデザインを楽しんでみてくださいね。

正三角形の折り紙の『ひな祭り』飾りでお祝いムード

A4コピー用紙から2枚とる正方形から、正三角形を折ると、ちょうど手に乗る大きさの、可愛らしいひな祭り飾りが作れます。一枚の紙を三角形に切って作るのと比べて、折って作った正三角形は、できあがりがしっかりしており、壁に立てかけたり、カードに貼ったりした時も、反ったりせず飾りやすい特徴があります。

リビングや玄関先に飾ってみたり、お友達へのプレゼントに作ってみるのも良さそうですね。
この工作と共に、楽しいひな祭りの時期をお過ごしください♪

\ 手軽な親子のふれあい時間を提案中 /

この記事のライター

いしこがわ理恵
いしこがわ理恵

在英12年目ハンドメイド好きの2児の母。武蔵野美術大学卒業。現在は教育に携わる仕事の他に、日本にルーツのある子どもたちを対象とした日本語子ども会活動・児童文庫活動も行っています。興味の範囲が幅広いので、常にいろいろな方向にアンテナをはりつつ情報収集が日課です。ハッピー子育てに役立つ情報をみなさまにお届けできれば嬉しいです。Instagram @rie.ishikogawa