家族の団らんに役立ち、子どもの考える力の強化にもつながるボードゲーム。日本にもさまざまなボードゲームがありますが、海外にはどんな種類が一般的なのでしょうか?歴史のあるもの、有名なものなど、イギリスでも人気のおすすめボードゲームをご紹介します。
「スネーク&ラダー」(対象年齢2歳〜)
プレイヤーはサイコロの目の数だけ先へ進めます。一番最初に最上段の100のマスへゴールできた人が勝ちです。
特定のマスにはスネーク(蛇)とラダー(はしご)の絵が描かれていて、もしスネークの頭のところに止まってしまったら、そのスネークの尻尾の先がつながっているマスまで、一気に降りていかなければなりません。逆に、ラダーのマスに止まったら、ラダーの一番上につながっているマスまで一気に上っていくことができます。
シンプルなルールのゲームですが、幅広い年齢が遊べ、大どんでん返しが起こるたびにとても盛り上がります。
「ドラフツ」(対象年齢3歳〜)
プレーヤーは2人で、ボード上の黒いマスだけを使い、白黒それぞれの色の駒をマスの上に配置します。各駒は斜めにだけ進むことができ、相手の色のコマを飛び越えたとき、その駒をとることができます。どちらかの駒が全部取られてしまうか、次の一手が出せなくなるとゲームは終了です。
複雑そうに聞こえますが、一度実際にプレイしてみると子どもはすぐに覚えてしまうようで、幼い子どもでも楽しめるゲームです。
「コネクト4」(対象年齢6歳〜)
縦、横、斜め、どれでもいいので、自分の色のコインを4つ並べた方が勝ちというゲームです。少しマルバツゲームに似ています。
単純なルールのわりには、意外と難しくて頭を使うゲームなので、知育にピッタリです。
「ゲス フー?」(対象年齢6歳〜)
プレーヤーは、24枚のカードの中から自分が当てる人物を選びます(その人物が誰かは、相手のプレーヤーにしか見えません)。そして、「はい(YES) / いいえ(NO)」で答えられる質問をして、その答えから消去法を使って、どの人物かを当てていくゲームです。
質問の例としては「その人は男の人ですか?」「その人は髪が長いですか?」などです。文章を組み立てる練習にもなり、効果的な質問内容を考えることで子どもの脳の発達を促します。
ボードゲームは知育に役立ちます
親子や兄弟など年齢が違う相手や、同世代の友だちと遊ぶことでもゲームの雰囲気が変わります。他のプレーヤーから戦略を学ぶこともありますし、勝負結果の気持ちの整理という情緒的な学びも知育につながるでしょう。
今回ご紹介したゲームのように、日本ではまだあまり知られていない優秀なボードゲームが、海外にもたくさんあります。ぜひお子さまと一緒に試してみてくださいね。