灯籠流しとは、死者の魂を弔って火を灯した灯籠をお盆の供え物と一緒に海や川に流す日本の行事です。一般的にはお盆の行事送り火の一種で、夏祭りや花火大会などと合同で行われることが多いのです。そこで今回は関西で参加できる灯籠流しを4カ所ご紹介いたします。
優しい光があたりを照らす「京都嵐山灯篭流し」
京都ではお送りの行事として五山の送り火があり、この灯篭流しもお送りの行事の一つです。
会場付近からは遠くに大文字や、近くに鳥居形の送り火を見ることができ、灯篭流しとともに優しい光の世界が楽しめます。
灯りがとてもきれいなので、お子さまも一緒に夏の風情を感じることができます。
【所在地】
京都府嵐山中之島公園
【開催日・時間】
8月16日(火)午後7:00~9:00
小雨決行、夕立開始時間の遅延
【アクセス情報】
阪急電鉄・阪急嵐山駅より徒歩6分
嵐電・嵐電嵐山駅より徒歩6分
JR・JR嵯峨嵐山駅徒歩15分
嵐山灯篭流し
みんなの願いがこもった「吉野川上市灯籠流し」
明かりの灯った灯籠を河原から川まで集まった人たちが一列になり灯りを手渡しで運んでいくと、自然とそこには光をつなぐ線ができるのです。
みんなの願いをみんなで届ける大切な灯籠と、上空では迫力ある花火を同時に眺めることができます。
当日は地元食材を使った屋台も出店されます。お子さまへのプレゼントもあるので、お子さまはもちろんご家族みんなで楽しめるイベントになっています。
【所在地】
奈良県吉野郡吉野町上市河川敷(桜橋下付近)
【開催日・時間】
7月30日(土)午後7:45~
受付 午後6:00
点灯 午後7:15
荒天及び河川増水の場合は8月20日(土)に延期
【アクセス情報】
近鉄吉野線・大和上市駅下車すぐ
吉野川まつり 上市灯籠流し – 吉野町商工会青年部ポータルサイト 吉野町の情報サイト
幻想的な明かりを灯す「木津川灯篭流し」
昭和45年5月からは町観光協会が引き継いで毎年欠かさず今日まで行っています。
約800基の灯篭が木津川に流され、トーチライトで描いた「大」の字が水面に輝き灯篭の明かりとともに幻想的な雰囲気を醸し出します。
【所在地】
京都府相楽郡笠置町木津川(笠置大橋上流)
【開催日・時間】
8月16日(火)午後7:30~
【アクセス情報】
JR関西本線・笠置駅から徒歩15分
風情漂う「城崎温泉 灯篭流し」
観光客に夏の風情を味わってもらい、楽しい夏の思い出を作っていただこうと企画されたものです。
ご先祖様の供養や、願いごとなどを絵付け用紙に描き約500基の灯篭が大谿川に流されます。
午後9時から「夢花火」が上がり、かがり火の明かりとともに幻想的な世界が広がっていきます。
縁日やステージでイベントを行ったりと、ご家族みなさんで楽しめるイベントが盛りだくさんです。
絵付けや灯篭流しは無料で参加できます。
【所在地】
兵庫県豊岡市城崎温泉街大谿川沿い
【開催日・時間】
2016年8月24日(水)午後7:00~
【アクセス情報】
JR山陰本線・城崎温泉駅から徒歩5分
城崎温泉観光協会ホームページ
灯籠流しからその地の歴史を学び、日本の風情を味わう
その意味を知ることにより、歴史にも触れることができます。
それをお子さまと一緒に学びながら、幻想的な明かりを堪能し浸ってみるのもいいものですね。