2017年11月05日 公開

レジャーに登園に!世界に誇る自転車大国オランダの自転車事情

オランダは自転車王国だということをご存知でしょうか?特に子育て中のパパママには、自転車は必須アイテム!カーゴタイプ、4人乗り、などたくさんの種類のファミリー向け自転車があります。オランダと日本の自転車事情とを比較してみてくださいね。

オランダは自転車王国だということをご存知でしょうか?特に子育て中のパパママには、自転車は必須アイテム!カーゴタイプ、4人乗り、などたくさんの種類のファミリー向け自転車があります。オランダと日本の自転車事情とを比較してみてくださいね。

オランダ人が自転車を好きなわけ

自転車専用道路

自転車専用道路

手前の茶色のレーンが自転車専用道路です。
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トラムやバスなどの交通網が比較的発達しているオランダですが、国土の最も標高の高い地点でも322mしかなく、ひたすら平地が続くのが特徴の地形です。高低差がないため、楽に自転車に乗れるのです。

自転車は健康を維持するのに最適で、かつ節約にも繋がるので一石二鳥!

自動車専用道路も完備され、電車にも自転車ごと乗ることが可能。通勤、登園、通学など、日常生活に欠かせないアイテムです。

子どもを安全に運ぶ自転車あれこれ【①カーゴ】

Bakfietsカーゴ自転車

Bakfietsカーゴ自転車

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Alexander Tolstykh/shutterstock.com
安定感があり、小さな子どもなら4人まで一度に乗せられる、通称Bakfiets(バックフィッツ)と呼ばれるカーゴ自転車。

シートベルトが付いており、落下防止対策もばっちり!専用フレームを付ければ赤ちゃん用にベビーシートや、ビニール製の屋根を取り付けることも可能です。

トレーラータイプ

トレーラータイプ

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mimohe/shutterstock.com
トレーラータイプの自転車は、大人の自転車に簡単に取り外しができ、登園後、通勤するママたちに人気です。耐荷重が25kg未満のものが多いので、乗せられるお子さんは1名、もしくは小さなお子さんなら2名まで。

こちらも雨風がしのげるので、風が強く天気の変化の激しいオランダでは、子どもたちの体力を消耗することなく移動が可能とあってとても便利です。

子どもを安全に運ぶ自転車あれこれ【②ママチャリ系】

日本でもおなじみのチャイルドシート

日本でもおなじみのチャイルドシート

前後に子どもを乗せることができます
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日本でもよく普及している、あと付けで自転車に設置できるチャイルドシートももちろんあります。
後部座席用の背もたれが付いたシートはもちろんのこと、ハンドル部分に取り付けるフロント用も手に入ります。

自転車のシフトレバーにしっかり固定できるものには3~4歳まで乗せることができます。また、チャイルドシートが後部に2つ同時に付けられるタイプもありますよ。

後ろにチャイルドシートが2つ

後ろにチャイルドシートが2つ

バランスを崩さずに乗ることが可能
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子どもを安全に運ぶ自転車あれこれ【③その他】

タンデムバイク

タンデムバイク

複数人で乗ることのできる自転車です。
日本では行楽地でしか見かけないようなタンデムバイクも、こちらでは町中で普通に見かけます。最大4人で乗れるタンデムバイクは、子だくさんファミリーにおすすめ。

こちらではパパが子どもたちと乗っているケースが多いでしょうか。自転車店で試乗させてもらったところ、先頭のシートは一緒にペダルを漕ぐことができ、2番目のシートはペダルなしで足置きのみ。

そしてハンドルを取るのは3番目のシートです。さらに後ろに荷物を積むバッグをつけたり、チャイルドシートを足すことができます。

電動自転車はリースも可。無駄なく便利に乗りこなす

電動カーゴバイクのリース

電動カーゴバイクのリース

憧れのタイプも気軽に使用することができます。
カーゴタイプの自転車は重量があるため、電動自転車を選択する方もいます。価格が2500ユーロ程度するものが多く大変高価ですが、毎月支払いをしてリース使用ができるサービスもあります。

実際、子どもがカーゴタイプの自転車に乗る時期が限られている場合、こういったサービスを利用するのも無駄がないと感じます。

一緒に自転車に乗ることが交通安全教育の機会にも

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Bumble Dee/shutterstock.com
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Oleksiy Rezin / Shutterstock.com
行きつけの自転車店の店主は、「子どもたちは、小さな頃から大人と一緒に自転車に乗ることで、交通ルールを体感して覚えていくことができるんだ」と言っていました。交通ルールや曲がる時のハンドサインなど、自然に子どもたちは身に着けていくようです。

アムステルダムなど都市部で観光客の多い地域では、ファミリー向け自転車のレンタルもあります。子連れでオランダを訪れた際には、ぜひ体験してみてくださいね

\ 手軽な親子のふれあい時間を提案中 /

この記事のライター