子どもの語彙力をつけたいと願うパパママに試してもらいたいのが、言葉遊びゲーム!言葉のお勉強という堅苦しさがなく、親子や友達同士で楽しく遊んでいるうちに自然とたくさんの言葉を学ぶことができるのでおすすめです。代表的なゲームを3つ、アレンジの仕方も含めてお伝えします。
「八百屋のお店」ゲーム
遊び方
まずご紹介したいのが「八百屋のお店」。歌いながら遊べるゲームです。
「八百屋のお店にならんだ 品物を見てごらん よく見てごらん 考えてごらん」
ここまで歌ったら、出題者(1人)が八百屋さんに売っていそうなものを一つずつ言っていきます(トマトやきゅうりなど)。そのアイテムが八百屋にあるものなら、他の人は「あるある!」ないものなら「ないない!」と答えます。出題者は、わざと八百屋になさそうなものを混ぜながら言っていき、回答者をひっかけようとしても楽しいでしょう。
同じ歌で、別の遊び方もできます。みんなで順番に回答者(アイテムを言う人)になるという方法です。端から順に八百屋にありそうなアイテムを言っていき、残りの人で「あるある!」などの合いの手を入れながら、回答者が次へ移るという遊び方です。
「八百屋にないアイテムを言ってしまったら負け」というルールでもいいですし、勝ち負けを嫌がる年齢であれば「ないない!」と言った後に、そのまま次の人が他のアイテムを言って、ゲームを続けていってもいいでしょう。
5月の手遊び「やおやのおみせ」歌詞付 Japanese hand games!
連想ゲーム
遊び方
お次は連想ゲームです。まず、大きめの紙を用意します(おえかき帳やA4コピー用紙など)。最初の人が、はじめの言葉を決めて言います(例:「ケーキ」など)。
そして次の人が「ケーキ」から連想できるものを言います(例:「たんじょうび」)。その次の人が、「たんじょうび」から連想できるものを言います(例:「ろうそく」)。このように参加者が順番に、前の言葉から連想できるものをひたすら続けて言っていくゲームです。
シンプルですが、たくさんの語彙を必要としますので、言葉の勉強にいいですよ!また、はじめの言葉と最後の言葉が、予想がつかないくらい別物に変わっていたりするのも、子どもには楽しいようです。
アレンジ遊び
わたしは誰・何でしょう?ゲーム
遊び方
紙に書かれた人や物を当てるゲームです。まず、紙を用意して、当ててほしいものを書きます(例:サンタクロース)。
答えを考える人(質問者兼回答者)を1人選び、先ほど書いた紙を見えないようにその人に渡して、頭の上に持ってもらいます。答えを考える人は、残りのメンバーに、「その紙に書かれたものは何か?」を当てるための質問をします。
例えば、「私は動きますか?」「私は生き物ですか?」「人間ですか?」「男ですか、女ですか?」「若いですか?」「ひげがありますか?」など、ヒントを何でも聞くことができます。残りの人は「そうです」「はい」「ちがいます」「いいえ」などYESかNOの答えだけ答えることができます。
質問を繰り返すうちに、だんだん誰・何のことかわかってきて、確信が持てたら、「サンタクロースですか?」と質問。正解だったら残りのメンバーで「正解!」と言って終わりです。もし間違えてしまったら、そのまま質問を続けます。
紙に書かれたものを当てるまで、質問と回答を繰り返していくゲームなので、これも単純なゲームながらに、たくさんの言葉を使って遊ぶことができます。
答えを考える人だけ答えが見えていないので、質問がとんちんかんな方に進んで行くこともしばしば。かなり盛り上がりますよ!
いつでも、どこでも、できるのがいいね!
シンプルですが、やってみるとかなり楽しい言葉遊びゲーム3選をご紹介しました。お出かけ先での待ち時間や、移動中の車内、雨天時の室内遊びにも最適です。親子2人の少人数でも遊べますし、家族や友達などが集まった時の多めの人数でも楽しむことができます。
年齢や知っている語彙の範囲に合わせて、どんどんアレンジも効かせながら、語彙力を伸ばしていけたらいいですね。