2024年04月09日 公開

【切り紙工作】春の花『桜』を咲かせよう!壁面・カード飾りにも

春がやってきたら作りたい『桜の切り紙』の作り方をご紹介します。材料は折り紙と鉛筆とハサミだけ!思い立ったときにすぐできる手軽さが嬉しい知育遊びです。入園入学の季節の飾りや、メッセージカードのパーツとして活用してみてはいかがでしょう?

空がピンク色に色づく季節、春がやってきたら作りたい『桜の切り紙』の作り方をご紹介します。
入園入学の飾りや、メッセージカードのパーツとして活用してみてはいかがでしょうか?
保育園・幼稚園、小学校、図書館・図書室の壁面飾りとしてもおすすめです。学童での季節遊びにしても良いですね。

冬にご紹介した雪の結晶の切り紙とは違い、今回は5つの花びらが作れる折り方をご紹介します。
クリスマスの切り紙工作

桜の切り紙工作だからと言って、必ずピンク色で作らなければならないわけではありません。上の写真のように少しトーンの違う色を選んでも、なかなか素敵ですよ。今回は八重桜風のアレンジもご紹介します🎶

桜の切り紙はバリエーションで遊ぼう!

使用する折り紙の大きさを変えると、大小さまざまなサイズで作ることができますし、花びらの切り方だけでも、アレンジを加えることが可能です。お子さまの年齢に合わせて、花の切り方の難易度を変えると、春の定番工作として取り組みやすくなるでしょう。また、桜を数種類作って重ねることで、八重桜を表現することもできます。

できあがった桜は、窓や壁に貼って飾ってみたり、お友達へのプレゼントにも良さそうですね。

それでは、作り方をご紹介します。

春の花『桜』の切り紙【材料と作り方】

材料

・折り紙 :1枚~
・ハサミ
・鉛筆など

基本の折り方

桜の切り紙に共通する『基本の折り方』です。

折り紙を1枚用意します。

色の面が内側に入るように三角に折ります。

三角に折ったら、さらにその半分の三角形を意識しつつ、ここではしっかり半分に折らずに、底辺に軽く折り目をつける程度にして、再度開いてください。

次に、右下の角を頂点に向かって折り上げ、ここでも軽く折り目をつけたら、戻します。
(折り目のところに、軽く印をつけましょう。)

上の写真(1枚目)のように頂点の角を、先ほどの印に合わせて軽く折り、ここにも印をつけます。
ここまでで、底辺1か所と右上の辺に2か所目印がつきました。(写真2枚目参照)

ここからは、各部しっかり折っていきます。
まず、上の写真(1枚目)のように底辺の印と、右上の辺の印(頂点に近い方)に、三角形の右側の部分が重なるように折ってください。

さらに、上の写真(2枚目)のように、三角形の左側の部分が、先ほど折った右側の下の辺にぴったり重なるように折ります。(点線部分。)

右に向かって折った部分を、今度は上の写真(1枚目)のように、左に折り戻します。
その部分に重ねるように、右に飛び出ている紙を、左に重ねるように折って、上の写真(2枚目)のようにします。

ここまでが、基本の折り方になります。

続いて、切り紙の下絵を描いて、実際に紙を切る工程に移ります。

花びらの切り方:案1

鉛筆やシャープペンなど、裏に線が写りにくい(または消しやすい)もので、桜の花びらの下絵を描きましょう。
コツは、左側の上部に小さい左下がりの線を描くこと。ここで桜の花びらの切込みを表現できます。

花びらの形は少し丸みを残した半円状がおすすめ。おしべも数本書くと、切ったときに繊細な桜になります。
おしべの部分が細くて切りにくいときは、下の写真のように、一度近くを切り落としてから、小さくて小回りの利くハサミで1本ずつ慎重に切るとスムーズです。

ここまでのポイントは、花びらの外周は切り落とし、花の中心部分は繋がった状態にしておくということです。
上の写真の折り紙で説明すると、右側はすべて切り離してありますが、左側の部分(花びらの上部の切込みと、おしべ部分)は隣の紙と繋がった状態になっています。

では、ゆっくりと花を開いてみましょう。

基本の『桜の切り紙』ができました!

花びらの切り方:案2

今度は、少しシンプルな桜を作ってみましょう。花びらの外線と中心部分を細めの半円に切るだけなので、小さいお子さまでも挑戦しやすい切り紙です。

上の写真の鉛筆で塗りつぶした部分は、全部切り落とします。そして、ゆっくりと開いてみましょう。

折り紙の色が鮮やかな、古風な雰囲気の桜が咲きました!

八重桜にアレンジ

切り紙の案1と案2を切って重ねると、このような八重桜風の作品を作ることもできます。同じ色で作ってみたり、色を変えてコントラストを楽しんだりと、いろいろ工夫してみてくださいね。

切り紙工作で折り紙の桜を咲かせよう!

折って切った紙を広げると、どんな形になるかな?というワクワク感が楽しい切り紙工作。想像力や巧緻性を伸ばす知育にぴったりです。

外周はほとんど同じ形でも、中心部分の切り方を少し変えたり、色を変えるだけでも、できあがりの印象ががらりと変わるので、いくつも作って比べてみたくなりますね。

ぜひ春の室内遊びや知育など、お子さまと過ごす時間に取り入れてみてくださいね!
保育園や小学校、図書館・図書室の壁面飾りにも最適ですよ。

\ 手軽な親子のふれあい時間を提案中 /

この記事のライター

いしこがわ理恵
いしこがわ理恵

在英12年目ハンドメイド好きの2児の母。武蔵野美術大学卒業。現在は教育に携わる仕事の他に、日本にルーツのある子どもたちを対象とした日本語子ども会活動・児童文庫活動も行っています。興味の範囲が幅広いので、常にいろいろな方向にアンテナをはりつつ情報収集が日課です。ハッピー子育てに役立つ情報をみなさまにお届けできれば嬉しいです。Instagram @rie.ishikogawa