2022年08月10日 公開

知育・音楽・インクルーシブ!三兄弟がRatatone®(ラタトーン)で遊んでみた

「大好きなあの曲を自分の手で演奏してみたい!」そう思っても、楽器を演奏するには技術が必要なので憧れで終わってしまうことも。そんな常識をくつがえすのが、「Ratatone®(ラタトーン)」。子どもから大人までみんなで楽しめる夢のような楽器は、子どもの聴覚を刺激し心身の発達を促す要素満載です。今回は、Ratatone®(ラタトーン)を三兄弟で体験してみました。<提供:株式会社コト>

心が癒されるような美しい旋律、思わず体が動いてしまうような楽しいメロディ。音楽は人の心を豊かにしてくれますよね。
子どもたちにとっても音楽は身近な存在だと思います。歌ったり踊ったり、太鼓を叩いたり……初めて自分で音楽を奏でられた時の感動はとても大きいはずです。

そして音楽は子どもの発達にとても良い影響を与えると言われています。「ピアノは脳の活性化につながる」と聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。しかし、本格的な演奏や音楽の習い事は少しハードルが高いイメージがありますよね。

それでも子どもに楽器を楽しんでほしい!そんな願いを叶えられるのが新しい知育楽器「Ratatone®(ラタトーン)」です。
今回は幼児から小学生まで、三兄弟で思いっきりRatatone®(ラタトーン)で遊んでみました!

直感的に音楽が楽しめる!Ratatone®(ラタトーン)ってどんなおもちゃ?

スターターキット

みなさんは音楽が好きですか?演奏が好きな人、聴く専門の人、踊る人、創る人、あまり聞かない人………様々だと思います。
普段意識することはありませんが、私たちの住む世界は音楽で溢れていますよね。日々、五感が刺激されながら成長していく子どもたちにとっても、音楽の存在はとても大きいでしょう。

子どもと音楽。なぜいつしか苦手に感じるの?

子どもと過ごしていると、音楽を聴く力や表現する力に驚かされることがあります。大好きなテレビ番組の音楽や童謡だけでなく、CMで流れる曲など、「なんで知っているの?!」と思うような歌まで器用に真似して歌っていた、なんてことはありませんか?

本能的に音楽の楽しみ方を知っている子どもたちですが、いつからか音楽に対して“苦手意識”を持ってしまうことも少なくありません。
その要因のひとつは、おそらく「演奏」ではないでしょうか。

最初は意欲的に取り組んでいても、少し難しくなったりなかなか上手にできなかったり、ちょっとしたきっかけで音楽がネガティブなものになってしまいます。
「うまくやる」という技術的な要素が強くなってくると、楽しむことよりもプレッシャーが勝ってしまうこともありますよね。

「豊かな感性を磨いている最中の子どもたちには音楽や演奏の楽しさをただ感じてほしい!」
そんな想いから開発されたのが、新しい知育楽器『Ratatone®(ラタトーン)』です。

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誰でも演奏が楽しめる新しい知育楽器

ラタトーン

Ratatone®(ラタトーン)は「株式会社コト」が生み出した、新しい知育楽器。
株式会社コトを設立したのは、あの「ゲームボーイ」や「ゲームウォッチ」を開発した元任天堂の技術者、横井軍平氏です。

「世の中を楽しくする会社」をコンセプトに、ユニークで新しいエンターテインメントテクノロジーを生み出している会社から。新たに登場したのは、「楽しい“だけ”の楽器」。

わずか50gと軽量で扱いやすいタッチペンと、専用の楽譜だけで誰でも演奏を楽しめるおもちゃなんです。
「ただ楽しい“だけ”」とありますが、実際に遊んでみると学びの要素もたっぷり!

楽しみながら子どもに身につけてほしい力が育める、というのは親としては願ったり叶ったりですよね。
Ratatone®(ラタトーン)は、遊びを通して“感性”や“想像力”を育み、脳トレにもつながる今までにない知育楽器。

今回、8歳(小学2年生)・4歳・2歳の三兄弟がラタトーンで演奏遊びを体験しました!その様子をお伝えします。

Ratatone®についてもっと詳しく知りたい方はこちら

2歳・4歳・8歳の三兄弟がラタトーン®体験!即興演奏会が始まった

トランク型の段ボールを開けると、優しいアースカラーでころんとした形状の「Ratatone®(ラタトーン)」本体と、見た目からワクワクするようなカラフルな「ラタノーツ」と呼ばれる楽譜のセットが入っていました。

子どもたちは「なになに〜?」と興味津々。普段から音楽が好きで、電子ピアノのおもちゃやピアニカを弾いたり、スマートスピーカーで音楽をかけ歌ったり踊ったりしています。

「これはタッチするだけで演奏できる楽器だよ」と伝えると、「やりたい!!」と早速チャレンジ!

幼児でも扱いやすい軽量タッチペンと約50種類の音色を楽しめる楽譜にびっくり

ラタトーン®本体は、全長約10cm・重さ約50gと小さな手でも扱いやすいサイズです。川の流れで丸みを帯びた石からインスピレーションを得て、開発されたという、Ratatone®(ラタトーン)。

子どもの手にも大人の手にもフィットする形状なので、余分な力も必要なく操作できます。対象年齢は3歳からですが、2歳になりたての三男の手にもぴったりフィットし、上手に扱っていました。

演奏するために必要な楽譜は「ラタノーツ」という名称です。A4・見開きA3サイズのものがあり、コーティング紙を使用しているので、破れにくいのが特徴です。

音が出る楽器絵本などに付属する楽譜は紙製のものが多く、遊んでいるうちにボロボロになってしまうことがありますが、ラタノーツは丈夫な紙質なので、幼児さんとの遊びでも安心!

楽譜といえど、そこに音符はありません。赤や青、緑といったカラフルな記号やイラストがたくさん並んでいるからか、詳しい説明をしなくても子どもたちは自由にRatatone®(ラタトーン)でタッチしていました。

驚いたのはその音質です!おもちゃと侮るなかれ、とてもクリアで本格的な楽器の音を楽しめます。付属のピアノの鍵盤シートとがっきせんたくシートを使うと、約50種類の音色を出すことが可能。その中には「シンセベース」などもあり、音楽好きな方ならテンションが上がるかもしれません!

遊びながら音階に触れるテキストブックがユニークで超優秀

ラタノーツには、『おとのコト』というテキストブックが付属しています。Ratatone®(ラタトーン)の基本的な遊び方がわかるだけでなく、音階や音の仕組みを体感的に理解できるようになっています。

『おとのコト』の内容がとても充実していて、初めて遊んだ時は感動しました。

例えばこちら。上の段では赤い丸が5つ、黄色い丸が1つ並んでいますね。
この赤い丸には「ド」の音、そして黄色い丸には「レ」の音が隠れています。

そして、下の段には無色の丸が6つ並んでいるのがわかりますか?
上の段で同じ音と違う音があることを視覚と聴覚で理解し、下の段では一つずつタッチしていき自分の聴力を頼って音を聞き分けるのです。

このように、視覚・聴覚を使って音感や音階を身につけていくことで、音楽への興味関心を引く仕組みになっています。
他にも、迷路で遊びながら音の違いを聞き分けたり、呼び出しチャイムのような身近な場所で聞いたことがあるメロディーの成り立ちを知るしかけなどもありますよ。

4歳の次男はこのテキストに大ハマり!普段の生活の中で聞いたことがあるメロディーを自分の手で演奏できる面白さや、迷路や音探しなどのゲーム性にトリコとなっていました。

「ピタゴラスイッチ」に「パプリカ」「紅蓮華」まで。大好きなあの曲が即興演奏できる!

『おとのコト』でひとしきり遊ぶと、「演奏してみたい!」と楽譜に興味を示した長男と次男。たくさんある楽譜をあれこれ見ていると、大好きな『パプリカ』や『紅蓮華』の楽譜を見つけて大興奮!

「やってみたーい!」と挑戦してみると、初めてにも関わらずあの名曲たちを演奏しているではありませんか……!
リズムを掴むまでトライ&エラーを繰り返していくうちに、スムーズに演奏できるようになりました。

スマートスピーカーで曲を流しながら一緒に演奏したり、兄弟でメロディーパートとハーモニーパートに分かれてアンサンブルを披露したり、即興演奏会が始まりました。
タッチするだけで、こんなに楽しい体験ができるとはRatatone®(ラタトーン)のポテンシャルに驚かされるばかりです。

様々な楽譜があるなかで、特に気に入っていたのが『ピタゴラスイッチ オープニングテーマ』です。そう、お馴染みのあの曲!
「♪タラッタタ タラッタタ」とあのメロディーが聞こえてくると、自然と心が躍る方も多いのではないでしょうか。

ピタゴラスイッチの楽譜は、構成がとても面白いんです。ビー玉がピタゴラ装置を進んでいくように、ぐるぐるタッチペンを動かすことで演奏できます。
しかも、この楽譜にはおそらく正解がありません。「すたーと」と「ごーる」のマークはありますが、音の道を何周するか・交差点を渡るタイミングを変えることで、じぶんだけのピタゴラスイッチのテーマが作れる仕組みです。

兄弟それぞれに演奏してもらいましたが、いつまでもぐるぐる回っている長男とすぐゴールにたどり着く次男というように、個性がよく表れました。こういった様々な仕掛けがあり、自由度の高い演奏を楽しめるので“想像力”も育まれそうです。

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実際に遊んで感じたRatatone®(ラタトーン)の魅力とは?

正直、遊ぶ前は一般的な楽器おもちゃと同じような楽しみ方ができるのかなと思っていました。しかし、実際手にとって親子で遊んでみると、「楽器おもちゃ」ではなく、「楽器」を使って演奏を楽しむ感覚でした。

ここでは、遊んでみたからこそわかるRatatone®(ラタトーン)の魅力についてご紹介します。

とにかく褒める機会が盛りだくさん

「見ててね!」とわが子が積極的に何かに取り組む姿は、心を打たれますよね。Ratatone®(ラタトーン)を使った演奏遊びの時間には、そのような瞬間が多く、とにかく「すごいね〜!」と褒める機会がたくさんあります。

まず、音楽そのものが心踊るものであり、感性を刺激することが大きな要因でしょう。実際、やっていることは「タッチペンでプレイシートをタッチする」という簡単なことですが、その単純な動作で素敵な音楽を奏でることができる。これこそRatatone®(ラタトーン)の最大の魅力だと思っています。

子ども自身も音楽を通して、「誰かの心を動かした」 という経験をたくさん積むことができますし、大好きなママやパパが自分の音楽を聴いて笑顔になってくれる。“自己肯定感”がぐんぐん高まる瞬間がたくさんあるのです。

「褒めることが大事」と頭ではわかっていても、日々子育てをするなかでイライラしてしまうことも多いですよね。叱らなければいけない場面も少なくありません。

実際、三兄弟を育てていると生活が目まぐるしく「今日も怒っちゃったな……」と自己嫌悪に陥ってしまうことばかりです。イヤイヤ期、4歳の壁、中間反抗期、子どもとうまくいかないなと思う瞬間はたくさんあります。

しかし、Ratatone®(ラタトーン)で遊ぶ時間は子どもたちもうきうきワクワク楽しく夢中になっていて、大人は「すごい!」「今の音良かったね!」と自然とポジティブな声かけができている。この「自然と褒めている」というのが親としてはすごくうれしいことでした。

音楽好きなママパパなら、なおのことわが子の演奏する姿に喜びを感じられるはず。音楽は世界を救えるかもしれないですね!

違いにとらわれず“誰でも”演奏が楽しめる

Ratatone®(ラタトーン)を触った時、まず感じたのは「インクルーシブなデザインだな」ということでした。

本体は軽量かつ手にフィットしやすい形状なので、握力の強弱にあまり左右されずに操作ができます。そして楽譜は、文字が読めなくても直感的に理解できるように、記号や色、イラストなどを多用したデザインと構成になっています。

幼児から小学生まで、もちろん大人や高齢者など年齢差があっても楽しめるだけでなく、障がいの有無や音楽の得意・不得意など、あらゆる違いに縛られずにフラットにみんなで楽しめる楽器だと感じました。

児童発達支援の現場では、「音楽療法」という療育方法を取り入れていることがあります。音楽が持つ力を用いて、心身の発達を促すことを目的にしており、音楽に合わせて歌ったり楽器を奏でることで五感の刺激にもつながります。

実際に音楽療法の現場を見たことがあり、プログラム内では技術がなくても音を奏でやすいタンバリンや太鼓など打楽器を多用していました。

よく考えてみると幼稚園・保育園や幼児教室などでも、タンバリンや鈴、マラカスなど簡単に音を奏でられる楽器を使用することが多いですよね。

「タッチするだけで音が出る」部分に“打楽器”の要素を活用し、そこに豊かなメロディーを奏でられる“音程楽器”のメリットを盛り込んだのがRatatone®(ラタトーン)。2つの楽器の良い面を組み合わせることで、より魅力的で親しみやすい楽器になっているのではないでしょうか。

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音楽への興味がぐんとUP!「楽しい」が育む子どもの力

もともと音楽が好きな三兄弟でしたが、Ratatone®(ラタトーン)を使ってからは「音」そのものに興味を持つようになりました。小学生の長男はメロディーが聞こえると、「あ、この音なんだっけ。探してみよう」とラタトーン®を使って音探しをすることも。

テキスト『おとのコト』には、「♪ドミソド」という音階の「♪ピンポンパンポン」というチャイムが収録されています。「♪ドミソド」は和音の基本だそうですが、ピアノを習ったことのない長男はどんな音階なのか最初はわかりませんでした。

しかし、鍵盤楽譜で色々な音を奏でていく中で「あ、この音かも!」と気付き、次男が『おとのコト』で演奏した音階を長男が鍵盤楽譜で再現するという遊びも楽しんでいました。

音楽は五感を刺激しますが、Ratatone®(ラタトーン)はさらに“想像力”や“知的好奇心”も育んでくれる要素もあります。そして、「自分で演奏できた」という“達成感”も得られるので、結果的に非認知能力向上につながるのではないでしょうか。

心を豊かにしてくれる音楽は、「好き」を見つけるきっかけにもなるかもしれません。「楽しいから夢中になれる」「好きだからチャレンジしたくなる」そんな瞬間がRatatone®(ラタトーン)にはたくさんあります。

今回ご紹介した遊び方以外にも、もっともっとたくさんの遊び方ができるRatatone®(ラタトーン)。Deep Purpleの『Burn』など、タッチするだけで憧れのロック音楽を演奏できる大人のプレイシートも付属しています。

専用楽譜ラタノーツは、童謡からクラシック、J-POPまで現在約70種以上のラインナップがリリースされており、今後もアップデートする予定だそうです。昭和歌謡などの楽譜も追加されたら、世代を超えた演奏が楽しめそうですよね。

ただひたすら楽しいだけの「Ratatone®(ラタトーン)」。ぜひチェックしてみてくださいね!

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令和2年度第3次補正事業再構築補助金により作成

(文・構成/秋音ゆう)
(提供/株式会社コト)

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