「エコラップ」をご存知ですか?プラスチック製ラップの替わりに使える天然素材でできたラップで、繰り返し利用できる、とってもエコフレンドリーなアイテムです。安全&おしゃれなエコラップの魅力や使い方、使ってみた感想をご紹介します。
「エコラップ」ってなあに?
シリコン製のエコラップもありますが、今回ご紹介するのは布、ミツロウ、ホホバオイルやココナッツオイル、自然の樹脂などを素材としたエコラップです。土にすぐ還る環境に優しいアイテムで、ミツロウやホホバオイルには天然の抗菌作用もあり、そういう点も気に入っています。
筆者はオーストラリア在住の日本女性が作る『こけびーラップ』を愛用中です。さまざまな色や柄、大きさがあるので、キッチンで「どれにしようかな?」と楽しみながら使っています。食べ物やお菓子をエコラップで包んでお出かけしたら、ママ友から「何それ?」と注目され、毎回話題になります。
日本ではこの『こけびーラップ』は購入できますし、『ビーエコラップ』というのもあります。
Bee Eco Wrap / 地球に優しい、プラスチックを使わないオーガニック・フードラップ!
オーガニック | New | こけびー Ko Ke Bee, Beeswax Food Wrap
エコラップの使い方
蓋をする
エコラップをうまく使うコツは、ふんわり包むのではなく、キュッと容器の形に沿って密着させることです。手のひらで包むと熱でミツロウが柔らかくなって密着しやすくなります。
食品を包む
サンドイッチやおにぎりを包むなどお弁当に使う
エコラップは、使いはじめはミツロウの甘い香りがするので、食品に密着させる場合は少し使い古して香りがなくなったものの方が向いています。また、おにぎりはアツアツの状態のものは包まないようにしましょう。
そして、お子さまに持たせる場合は「ラップは捨てないでね」と伝えておきましょう。使いまわせることを知らないと、うっかり捨ててきてしまうこともあるかもしれません。
エコラップの注意点
・洗う時は水かぬるま湯を使い、ゴシゴシこすらない。
・極力洗剤を使用しない(酸・アルカリに弱いため)。
・乾かす時は洗濯ばさみで吊るすなどして自然乾燥させる。
・電子レンジは使用しない。
・冷凍庫には入れない。
・肉や魚、油ものは直接包まない(熱湯で洗えないので)。
・酸に弱いので柑橘類などを直接包まない。
エコラップの再生方法
染みなどの汚れが気になって処分したくなった場合は、エコラップを細かく切って土に埋めればOKです。オーガニック素材でできているので、自然に土に還ります。
台湾生活とエコラップ
子どものおやつにもぴったりなのでよく買うのですが、小吃はテイクアウトするとアツアツのものをビニール袋や薄い紙袋に入れて渡され、それを袋から少しずつ出しながら食べるというのが一般的。この食べ方だと子どもに食べさせるときに袋が口に入ってしまうのが気になっていました。
エコラップと出会ってからは、小吃を子どもに食べさせるときは少し冷めたものをエコラップに包み直して渡すようになりました。エコラップなら間違って口に入ってしまっても安全ですし、汁漏れの心配もありません。息子も気に入っています。
まとめ
エコな生活は、もしかしたら窮屈な面や不便だと感じる部分もあるかもしれません。でも、世の中の問題を考えてみるいい機会にもなります。お子さまと一緒にエコラップを使いながら、そんなお話をしてみるのもいいと思います。
かわいらしくておしゃれで、長く使えば経済的なエコラップで、エコフレンドリーな生活スタートしてみませんか?