幼稚園によっては、秋は運動会の季節。運動会は、体を動かすことが苦手なお子さまや、運動会が初めてのお子さまにとってはちょっぴり不安なものです。そんなときは運動会の絵本で気持ちを盛り上げてみてはいかがでしょうか?不安が吹き飛ぶ、楽しい絵本をご紹介します。
運動会の興味付けに
著者:西村敏雄(作)
出版社:福音館書店
運動会が初めての小さなお子さまにとって、運動会は未知のもの。そんなお子さまの興味を引くのにぴったりなのがこの絵本です。お子さまが大好きな「回文」を使い、動物たちの運動会の様子を表現しています。これなら小さなお子さまも楽しめそうですね。「運動会ってなんだか楽しそう」と、興味を持たせることができるでしょう。
初めての運動会にドキドキしている女の子に
著者:あだち なみ(絵)/あいはら ひろゆき(文)
出版社:ブロンズ新社
女の子の中には、運動があまり好きではないというお子さまもいるかもしれません。そんな運動会にあまり前向きになれない女の子におすすめなのがこの絵本です。
この絵本は、お子さまに人気の「くまのがっこう」シリーズ。くまの兄弟の末娘「ジャッキー」が運動会に奮闘する姿が描かれています。末っ子のジャッキーは、運動会で「どうせお兄ちゃん達には勝てない」と思っていました。でもふとしたきっかけから練習を頑張るように……。
運動会に対して不安を感じる原因の一つに、「できないことへの不安」があります。でも絵本の中でジャッキーが頑張る姿を見ることで、「自分も頑張ろう!」と勇気がわくかもしれません。主人公が女の子なので、女の子の方がより感情移入できて気持ちも盛り上がるでしょう。
あきらめずに努力をすることの大切さを伝える
著者:ジェリー・ピンクニー(作)/ さくま ゆみこ(訳)
出版社:光村教育図書
みんなおなじみの「うさぎとかめ」の絵本。このお話は、油断をすることの怖さと、あきらめずに最後まで努力を続けることの大切さを説いています。定番のお話ですが、運動会前に改めて読むことで、「もっと頑張ろう!」という気持ちになるかもしれません。
この絵本は、いつも聞いている「うさぎとかめ」のお話とはまた違った雰囲気を感じます。もしうさぎとかめのおはなしを知っていたとしても、新鮮な気持ちで見ることができそうです。短い文章なので、小さなお子さまでも十分楽しめます。
運動会の楽しさがつまった絵本
著者:中垣ゆたか(作)
出版社:ほるぷ出版
運動会の楽しさがいっぱいつまったこの絵本。おじいちゃんおばあちゃん、忍者や泥棒などさまざまな登場人物が運動会を楽しむ様子が描かれています。
運動が苦手で運動会があまり楽しみではないというお子さまもいるかもしれません。でもこの絵本を見たら、だれもが楽しめる運動会の魅力がたっぷり伝わるはず。運動会が待ち遠しくなりそうですね。
ストーリーが理解できなくても、絵をながめているだけでもいろいろな発見があり楽しい絵本です。
運動会の絵本でスポーツも読書も楽しんで
秋は「スポーツの秋」であるとともに「読書の秋」でもあります。運動会の絵本で、スポーツも読書もどちらも楽しんでください。