首都圏は10月より小学校の入学試験がスタートします。段々と気温が下がり、風邪を引くお子さまも増えてきます。今までの準備が無にならないように、最大限の配慮が必要となります。この時期にできる親の最大の務め、それは「体調管理」なのです!
本番1ヶ月前からはじまる親の務めとは
ペーパー・運動・お絵かき・行動観察……親子でたくさんの努力を重ねてきたことでしょう。
志望校合格に向けて、家族ごとにさまざまなドラマがあったと思います。泣いたことも笑ったことも。これまでの道のりが頭に蘇ってきていることと思います。
でも、まだ残り1カ月あまりあります。この時期はどう過ごすのがいいのでしょう。
苦手分野を徹底的にやり込むか?ひたすら神に祈るか??
いえ。親には最大の務めが残されています。それは、子どもをベストな体調に整えて試験会場に送り出すことです。
当日具合が悪いとどうなるか
ペーパー試験は多くの場合「文字が読めない」という前提で行われるため、口頭で読み上げられた問題を回答します。特に「お話の記憶」は長いお話を聞き取る力が求められるため、鼻をズルズルすする音や咳の音は、同じ部屋で試験を受けるお子さまたちを阻害する行動に繋がります。また、本人としても集中できず、普段の力を発揮するのが難しくなるでしょう。
さらにこんな話も知人から聞いたことがあります。試験前日に外食をしたらアレルギー反応を起こす食材が含まれていて、即病院へ。そのまま検査などがあり、その子は結局試験が受けられなかったそうです。
環境だけではなく、食べ物も大切です。すべてを整えていくことがとても大切です。
インフルエンザの予防
インフルエンザの予防接種は、毎年の状況から摂取させる内容を変更しています。そのため、その年の予防接種は通常10月1日からはじめられます。
13歳未満の子どもは摂取日から1カ月あけて2回摂取するよう推奨されています。10月に1回摂取した場合、2回目は11月になるため試験までに2回受けられないことも多いかもしれません。しかしそれでも、1回でも受けていたほうが多少の違いはあるかもしれません。
また、国立小学校の受験は12月に控えています。予防接種を受けておくことは決して無駄にはならないと思います。多くのクリニックで10月の摂取は混み合います。その前に予約ができるところもあるので、できるだけ早く受けられるように手を打っておきましょう。
毎日の予防
日々の習慣になっていることとは思いますが、今の時期の手洗いうがいの重要性をしっかりとお話してあげると良いでしょう。
予防に努めたわが家の1カ月
室内の予防
わが家では「クレベリン」の置き型を部屋に置き、スプレーでドアノブなどを拭くようにしていました。「クレベリン」は空間だけではなく、物に付着したウイルスや菌も99.9%除去してくれる製品として、受験生を抱える一家には大変な支持を集める商品です。
二酸化塩素を使った商品なので、部屋の中で少し塩素臭がすることがありますが、健康には替えられません。
わが家では置き型とスプレーを常備していましたが、今はスティック型もあるそうです。スティック型はシャツのポケットやネームホルダーなどに付けておくと、外出時のウイルスから身を守る効果があるそうです。
外出時の予防
一番の問題は保育園にいるときです。冬になるにつれて「インフルエンザ」などに罹患したお子さまが増えてきます。最も多い感染源となるのが幼稚園や保育園なのですが、保育園は特に園にいる時間が長いため危険です。
そこで、気休めに過ぎないと思いながらもさまざまな対策を行いました。
わが家で利用していたのはウイルス予防のスプレーです。イオンの力でウイルスが付着しないようにするものなのですが、顔に直接吹きかけられるタイプのものを利用して、外出前に吹きかけていました。
保育園に入る前にも全身に吹きかけていましたが、まるで虫に殺虫剤をかけているかのような扱いでした(笑)
毎日ヨーグルト摂取
普通のヨーグルトタイプやドリンクタイプなど種類が複数ありますが、わが家では主にドリンクタイプを愛用。驚いたのは、どのスーパーもこの時期になると「R-1」は品切れが続出していたことです。「お一人さま2本まで」と制限をかけているところもありました。
そのためAmazonでまとめ買いをしたりして、冷蔵庫の中にキープするように心がけました。
床の拭き掃除
常備薬の準備
わが家の娘にはアレルギーがあるので、足りなくなる前にいつもの薬を処方してもらいました。なにかのアクシデントが発生した時にも、すぐに対応できるよう準備があれば慌てずに済みます。
保育園を休むか休まないか
わが家は私が働いているので1週間まるまる休むことは難しかったので、3日間だけ休むように仕事を調整しました。その後の試験の日も休む必要があるのでかなりの調整が必要です。ただ、人生で1度しか無い小学校受験です。試験の日はずらせませんが、仕事はずらすことができることがほとんどです。
3日間あれば風邪を引いたとしても、なんとか体調を戻すことはできると判断しました。
試験本番の日まであとわずか
今回ご紹介したことはすべて私個人の見解で行ったことです。はっきり言えば「気休め」にすぎません。しかし、親子ともに悔いなく当日を迎えられるよう、最善をつくすことは最後の親の仕事だと思うのです。
今年の受験生のご健闘を心からお祈りしています。
次回もお楽しみに。