四季折々に違った草花が見られる自然の豊かさは、日本の魅力のひとつ。そんな自然と触れ合うなら、草花観察はいかがでしょう。特に秋は気候もよく草花の観察にぴったり。ここでは秋によく見られる草花のなかから、子どもたちの興味を引く5種類とその楽しみ方をご紹介します。
コスモス
子どもたちが大好きなピンク色に代表されるかわいらしい花は、近所の庭先や町中の公園などで気軽に見ることができます。コスモスといえばピンクのイメージですが、じつは白や黃・オレンジ色などの種類のものもあります。お子さまと一緒に近所のお散歩時に探してみては?
コスモスの花びらを一枚おきにとって4枚だけ残し、手を離すとくるくる回って落ちるプロペラ遊びも楽しいです。
キンモクセイ
生け垣などによく使われ、9月下旬から10月下旬頃にオレンジ色の可憐な花を咲かせます。遠くから見ると小さな花が集まっているキンモクセイですが、近くに寄って見ると1つの花には花びらが4枚あることがわかります。
キンモクセイの特徴は、甘い芳香な香り。かなり遠くまで香るので、匂いをキャッチしたらお子さまといっしょに、キンモクセイがどこにあるのか探してみましょう。
ススキ
ススキに似たような植物に「オギ」があります。オギは水辺や湿気がある場所に生え、ススキは日当たりのいい場所に生えています。またオギのほうがススキより大きいのも特徴です。
ススキをとって、お月見にお団子と一緒に飾ってみましょう。また20~30本ほど集めて乾燥させて束ね、ほうきを作ってみるのも楽しそうです。
ジュズダマ
イネ科のジュズダマは、川辺や用水路横の水辺に生えていることが多い植物です。基本的には雑草なので、あまり手入れがされていない空き地などにもよくあります。
実はネックレスだけではなく、お手玉の中身にもできます。
センダングサ
道端や水辺などによく見かける草花で、9月下旬~10月頃、黄色い花びらを5つ持つ小さな花を咲かせます。この花が枯れたあと、俗にいう「ひっつきむし」に変身。投げて服につけるのも楽しいですが、取るのが大変なのであまりたくさんつけてしまわないように注意しましょう。