2019年03月20日 公開

英語のアクセントはどこに置く?位置の法則や調べ方

英語は発音と同時に「アクセント」も忘れてはならない要素です。しかしどの位置にアクセントが来るのか、どのように発音するのかわからないという方も多いのではないでしょうか。こちらでは英語のアクセントの基本、位置の法則、調べ方についてご紹介します。

英語は発音と同時に「アクセント」も忘れてはならない要素です。しかしどの位置にアクセントが来るのか、どのように発音するのかわからないという方も多いのではないでしょうか。こちらでは英語のアクセントの基本、位置の法則、調べ方についてご紹介します。

英語のアクセントとは

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英語のアクセントは、日本語とは少し違います。日本語の場合同じ「はし」でも、「箸」や「橋」などがあるでしょう。それぞれ「は」を高く発音するか、「し」を高く発音するかで区別しています。「雨」と「飴」、「海」と「膿」などもそうです。

英語のアクセントはひとつの単語を音節に分け、そのどれかを強く長く発音します。たとえば「information(インフォメーション)」という言葉。日本語ではまっすぐ強弱なく発音しますが、英語では「インフォ "メーイ" ション」と、「メーイ」の部分が強調されます。

このように単語のなかで強く発音するのが英語のアクセントです。このアクセントの位置はアメリカ英語やイギリス英語などで変わってくることもありますが、必ず母音につきます。

英語のアクセントの調べ方

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英語のアクセントは辞書で簡単に調べることができます。発音記号とともに記載されている、アクセントマークが目印です。 よく見ると発音記号の上に、「’」のようなダイアクリティカルマークが記載されているはず。このマークがついている音節を強めに発音します。

先ほどの「information (インフォメーション)」を例に見てみましょう。「information(インフォメーション)」という単語は「in·for·ma·tion」と4つの音節に分けることができます。辞書を見てみると発音記号は「nfɚméɪʃən」。アクセントマークは 「ma(メーイ)」の部分についています。

この単語には日本語の発音にない 「f」 や 「ʃ」 が入っていますが、「メーイ」のアクセントをしっかりつけられれば、非常に聞き取りやすくなるでしょう。

アクセントの位置の法則

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英語のアクセントを置く位置には、ある程度ルールがあります。一度把握すればそう難しくはありません。代表的なルールを5つご紹介します。

1.名詞と動詞、2つの意味を持つ単語

同じ単語でも、動詞と名詞の用法があるものがあります。「名前動後(めいぜんどうご)」とも呼ばれますが、名詞として使われる場合は前にアクセントが置かれ、動詞として使われる場合は後ろにアクセントが置かれるのが一般的です。

例)conduct(コンダクト)
名詞:"con" duct 動詞:con "duct"

2.接尾辞にアクセントを置く場合

単語の後ろのほうにアクセントをつけるものがあります。たとえば以下のような接尾辞がある場合は、アクセントも接尾辞につけましょう。

「-ee」 「-teen」 「-eer」 「-ever」 「-ese」 「-self」 「-esque」 「-ette」

例)sixteen(シックスティーン):six "teen"

3.接尾辞のひとつ前にアクセントを置く場合

このような接尾辞が付いた場合、ひとつ前の音節にアクセントを置きます。

「-tion」 「-sion」 「-ic」 「-ety」 「-ity」 「-graphy」 「-logy」 「-ence」 「-ial」 「-ual」 「-ious」

例)occasion(オケェイジョン):oc "ca" sion

4.接頭辞にアクセントを置く場合

このような接頭辞が来た場合、接頭辞自体にアクセントを置きましょう。接頭辞があるかないかで意味が変わってくる単語に多く見られます。

「no-」 「any-」 「some-」 「every-」 「by-」 「pan-」 「para-」 「-ette」

例)antying(エニシング):"any" thing

5.接頭辞のひとつ後にアクセントを置く場合

このような接頭辞が付いた場合、そのひとつ後の音節にアクセントを置きます。

「de-」 「dis-」 「pre-」 「un-」

例)prepare(プリペア):pre "pare"

単語のアクセントのルールは、慣れてくると自然と判断がつくようになってきます。音節ごとに分け、接頭辞や接尾辞に注意しながら発音してみてください。

文章中の単語にアクセントを置いて強調する

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文章中にアクセントを置く場合、特にルールはありません。日本語と同じように強調したい場所を強く、ゆっくり発音します。 たとえば「先週、映画を観た?」と聞く場合でも、どこにアクセントをつけるかでニュアンスが変わってきます。

例1)"Did" you see the movie last week?
「Did」を強調した場合、「観たか観ていないか」「行ったのか行っていないのか」という行動が強調された表現になります。

例2)Did "you" see the movie last week?
「you」を強調する場合「あなたはどうだったの?あなた自身は観たの?」という表現になります。

例3)Did you see "the movie" last week?
「the movie」にアクセントを置く場合、ほかの何ものでもなく「映画」を観たのか尋ねる表現になります。

文章に置くアクセントは、ネイティブとの会話を繰り返しているうちに感覚的にわかるようになるもの。単語のアクセントのようにルールがあるわけではないため、少しずつ慣れていきましょう。

アクセントを習得してより「伝わる」英語に

普段日本語を使っている私たちからすると、英語のアクセントは少し難しく感じるかもしれません。しかし正しいアクセントで発音できると、聞き取りやすさが増し、ネイティブにも伝わりやすくなります。辞書なども参考にしながら、音節のどこにアクセントが置かれているか気を付けて発音してみてください。

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この記事のライター