フランスの家庭に必ずある玩具といえば、キリンのソフィー(ソフィー・ラ・ジラフ)。生まれたての赤ちゃんへのファースト・トイとして親しまれています。キリンのソフィー、なぜこんなにも愛されているのでしょうか。その人気の秘密を現地からお伝えします。
1961年生まれのソフィー
ソフィーは1961年5月25日にパリ市のDelacoste(ドゥラコスト)社で生まれました。誕生とともに爆発的な人気を呼んだソフィー、現在はオート・サヴォア県にあるVulli(ヴュリ)社よって世界75カ国で販売されています。
誕生から55年以上、現在のママ・パパ世代だけでなく、おばあちゃん・おじいちゃんからも愛され続けるソフィー。ファッション・デザイナーのカール・ラガーフェルドやソニア・リキエルもファンだと公言していたそうです。
フランスのママに大人気!海外セレブも御用達
パリでは乳母車でママと散歩する赤ちゃんが、必ずと言ってよいほど、ソフィーを握りしめています。そんなフランス人のママたちに、ソフィーの魅力について聞いてみました。
「ソフィーは定番ね。うちの子はソフィーを口に入れるのが大好きよ。音が鳴るのも面白いみたい。」
(パリ市在住・2歳と4歳の子どものママ)
「歯固めのために買いました。」
(パリ市在住・1歳の子どものママ)
「2つも持っています。子どもが手放さないんです。」
(パリ市在住・3歳の子どものママ)
フランス人ママだけでなく、今や海外セレブにも大人気。
ニコール・リッチーやミランダ・カー、キム・カーダシアンも愛用していることで話題になりました。
日本では2009年より販売されています。
0歳からの知育効果!赤ちゃんの五感を刺激する仕組み
視覚
優しいソフィー・スマイルは安心感を与えます。
聴覚
触覚
ソフィーの細い首や足は、赤ちゃんが握りやすいサイズです。
味覚
色付けは、食用塗料を使っています。
嗅覚
安全性の高さも人気の秘密!
フランスでは、ソフィーを赤ちゃんの歯固めに使います。
小さな耳は前歯用、長い足は奥歯にまで届くように作られているのです。
でも、お口に入れる玩具だけに、安全性が気になりますよね。
CEマーク取得
ホルムアルデヒド試験合格
フランスの職人さんによる手作り
キリンのソフィー(日本語字幕付き)
マレーシアのゴムの森で毎朝採取された厳選の天然ゴムは、スイスとの国境近いアルプスの山々が美しく見えるフランスの街に運ばれたのち、50年以上変わらない14工程の手作業を含め、丁寧にひとつひとつ、キリンのソフィーとして、命を吹き込まれていきます。
独自の回転成形技術を用いて成形され、安全性と丈夫さを兼ね備えたソフィーは、思いのほか静かな工場でフランスの職人たちの手により堅実に作られています。
周辺には、世界に名だたる有名な時計メーカーの工場が並び、風合いと手作業にこだわるフランスらしい街の雰囲気がキリンのソフィーの長い人気の秘密を物語っているように思えます。
親から子へ、世代を超えて引き継がれるソフィー
フランスの家庭には欠かせないソフィー。
大人になっても思い出として、大切に保管している家庭も多いといいます。
シリアル・ナンバーがついているので、ひとつひとつが「私だけのソフィー」なのです。
世代から世代へ引き継がれるその思い出も、人気の理由のひとつだと言えるでしょう。
定番のソフィー以外にも、お友達・くまのギャバンやねずみのジョゼフィーヌ、お昼寝セットやファースト・ミール食器セットなどたくさんのグッズが販売されています。
フランスでは、出産祝いのプレゼントとしても大人気です。
そんなパリ生まれのおしゃれなソフィー、みなさんのご家庭にもおひとつ、いかがですか?