気づけば家の中にどんどん溜まっていきがちな段ボール。捨ててしまわずに子どもが遊べるおままごとグッズをつくりませんか?親子で楽しくつくって完成したら、子どもにたっぷり遊んでもらいましょう。とっても簡単な、段ボール洗濯機のつくり方をご紹介します。
ゴミにしないで活用しよう、段ボール
筆者の長女は、段ボールを見つけると「これ使うから捨てないでー!」と言うので、なかなか捨てられない事情があります。教えたわけでもないのに、小さい頃から折り紙や厚紙などを切ったり貼ったりして、彼女なりの作品をつくっていました。段ボールを見ると「何かつくれるかも?」と思うようです。
おもちゃを買い与えることは簡単ですが、ただのゴミになりがちな段ボールを活用して、親子で一緒に世界でひとつだけの作品をつくってみてはいかがでしょうか。何をどのようにつくるか考えて、創意工夫してつくる過程は、創造力を伸ばすことに繋がります。
何をつくるか?子どもと作戦会議
これまで、おままごと用に段ボールの家や人形のベットなどをつくったことがあります。今回も、子どもたちのブームがおままごとなので、そこで使えるものがよいと結論がでました。でも、「おままごと用に何があったらよいかな?」と聞いても、なかなかアイデアが出てきません。
そこで質問を変えて、「家の中でお母さんがすることはほかに何があるかな?」と聞くと「お洗濯!」とすぐに声が上がりました。【おままごと】は、実際の生活をごっこ遊びで体験する大事な遊び。毎日の生活にはどんなことが必要か、それを学んでいく意味でも価値のある遊びです。
つくるものが決まったら、最初に完成イメージの絵を書きます。「どんな色にするか」「どんな飾りをつけるか」などのイメージを持ってから、創作に取り掛かると完成までの作業がとてもスムーズになるというメリットがあります。
用意するもの
・段ボール(置きたい場所に合わせた大きさ・形の段ボールを見つけるのがよいでしょう)
・画用紙(白)
・ビニールテープかマスキングテープ(白と黒)
・透明なシート(百均のラミネートシートなど)
・ボンドや糊
・マジック、シールなど装飾グッズ
販売元:カモ井加工紙
作成時に重宝したのがマスキングテープ。糊付けが不要ですし、段ボールをカットすると切断面がガサガサするためそこに巻き付けることで手の怪我を防げます。
手順① 洗濯機の形をつくろう
・段ボールをボックスの形にします。
(完成済みの段ボール活用時はそのまま使います)
・内側の小さな丸をカッターで切り抜きます。
・開け閉め用に左側の一部を残し、外側の丸をカッターで切り抜きます。
(取っ手部分は子どもの手が入る程度の隙間をあけます)
・ドア以外の部分に白い画用紙を貼り、接合部分はテープで補強します。
(見える部分のみ白画用紙を貼ります)
カッターを使用する作業は大人が担当し、それ以外の画用紙を貼る作業は子どもが担当しました。
手順② 細かな装飾をしよう
・ドアの枠部分に黒いテープを巻き付けます。
・ドアの真ん中部分に透明シートを貼り付けます。
(今回はキャラクターが印刷されている保存袋を切り抜いて活用しました)
・webのフリー画像からボタンのイラスト等を印刷して、上部に貼り付けます。
・洗剤投入口を切り取ります。
・子どもの好みに合わせて、絵を書いたり、シールを貼ったりして完成!
作業手順はとてもシンプルなので、集中して取り組めば2~3時間で仕上げられます。
さっそく遊んでみよう
空になった洗剤を用意してあげると、投入口から洗剤を入れるフリをして、人形の洋服を入れ、ボタンをピ、ピ、ピ、とスタート!洗濯中にテントのおうちの中で人形のごはんをつくってあげ、寝かし付けをして、大忙しのお母さん役。こんな風におままごとを通して、生活する力を身に付けていくのでしょうね。
ぜひお子さんと一緒に、段ボールでおままごとグッズ、つくってみてはいかがでしょうか。