子どものころに公園や商店街でよくコマを見かけたものですが、最近はコマを回せない親も増えてきています。そこでここは子どもに聞かれても恥ずかしくないように原点回帰して、日本の伝統的な玩具であるコマの回し方を見ていきましょう。
実は世界的に有名なおもちゃだった
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日本の伝統的なおもちゃである印象が強いコマですが、実は世界中で連綿と受け継がれてきたおもちゃで、紀元前1,500年ごろのエジプトにはすでにあったようです。日本国内においてははっきりとはしていないようですが、どうやら6世紀ごろにはコマらしきものが存在していたようです。18〜19世紀のヨーロッパでコマは流行しましたが、日本では、博多ゴマやベーゴマなど形は変わりながらも子どもたちの玩具として江戸時代から明治にかけて発展を続けました。昭和末ごろから衰退をはじめましたが、再びベイブレードという形で再燃するなど、今でも根強い人気を誇っています。
親子で実際にコマを回してみよう!
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紐のかけ方や投げ方など、コマの種類と同様回し方にはいろいろありますが、ここでは一番基礎的な方法を見ていきます。紐には先が輪になっているものと結び目ができているものがありますが、ここでは結び目ができている場合を想定します。まず、コマの上側の棒に紐を一重に巻き付けます。紐が結び目の上から帰ってくるように、そして結び目と棒の間を通ることでひっぱると結び目が引っ掛かるようにしましょう。そのまま紐を下側の棒に一重ほどまきつけます。そのままどんどんコマの斜面に沿うように、斜面が見えなくなるまで巻き付けましょう。最後に利き手の小指と薬指で紐を挟みながら、親指と人差し指と中指で投げられるように持てば準備は終了です。あとは水平に投げるようにすれば、コマが回ります。実際に異なる種類の紐で巻いた場合の回し方を紹介している動画がありますので、リンクをご参照ください。
【改訂版】コマのまわし方 ( how to spin the top )
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こまのまわし方.wmv
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コマをうまく投げるためのコツ!
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右利きか左利きかで巻き方は逆になるため、こんがらがらないように動画を参照しながら正しい巻き方を覚えましょう。またうまく巻くコツとして、最初のほうはていねいにしっかりと、後半は形を崩さないようにやや優しく巻くと巻きやすいです。また投げるときに、力任せに投げるのではなく、手首のスナップで押し出してあげるようにするだけでコマは十分に回ります。
コマをうまく投げるためのコツ、その2!
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それでもコマをうまく回せない場合は、コマは投げるよりも紐を引く力によって回転がかかっていることを意識してみましょう。その上でもしコマが遠くまで飛んで行っているようならば、それは力の入れすぎです。あとは練習してうまく回せるように頑張りましょう!
千差万別多種多様!コマと技の種類は膨大!
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コマを回すことに慣れてきたら、いろいろな技にチャレンジしてみてはいかがでしょう。手の上で回す「つばめ返し」や、紐をひっかけて体を中心に回す「日本一周」など、そのバリエーションは多岐にわたります(参考動画をご参照ください)。また、その種類もさまざまで指だけで回すもの、ばねの力で回すもの、音が鳴るものや空中に浮くものなど、伝統的な物から最新のものまで幅広く作られています。たかがコマ、されどコマ、その世界は広がるばかりです。
こまの技
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時代を経ても回り続けるコマの輪
文明が産まれてから、何世紀にもわたって受け継がれてきたものはいろいろありますが、親と子がときを経ても同様に遊べるおもちゃというのは貴重なのではないでしょうか。回せない悔しさや、技を成功させた喜びなど、共通の気持ちを分かち合いながら回すコマは、また一際違う回転を見せることでしょう。