2019年03月01日 公開

離乳食はいつからいつまで?時期別おすすめと食材注意点まとめ

赤ちゃんが生後5~6カ月になると、母乳やミルクのみの状態から卒業し、開始する離乳食。筆者も子どもが5カ月になった日にスタートしました。でも、どんな食材をあげればいいのか?これで正しいのか、不安がいっぱい!そこで、各時期に食べる目安となる食材について調べてまとめてみました。

赤ちゃんが生後5~6カ月になると、母乳やミルクのみの状態から卒業し、開始する離乳食。筆者も子どもが5カ月になった日にスタートしました。でも、どんな食材をあげればいいのか?これで正しいのか、不安がいっぱい!そこで、各時期に食べる目安となる食材について調べてまとめてみました。

離乳食開始の目安はいつ、どうやって判断するの?

そもそも離乳食はどうして必要?

離乳食は、母乳やミルクなどの栄養から幼児食に移行する過程の食事。

身体の成長に伴って、母乳やミルクだけでは必要な栄養素が不足してくること、消化機能が食物を受け入れられるようになることからこの時期にはじめることが推奨されています。

また、味覚を育てていくため、大脳の発達を促すという意味もあります。

さらに、乳児期以降の適正な食習慣の基礎を作る、生活のリズムを身につけていく理由もあるそうです。

離乳食をはじめることよって、少しずつ食べる楽しさに触れられるのですね。

離乳食開始時期の目安は?

離乳食は、生後5~6カ月を目安にスタートしましょう。赤ちゃんから次のサインが出てきたら、いよいよ開始時期だというサインです。しばらくお出かけがなく、体調の良い日を選んではじめましょう。

・首がすわっている
・大人の食事を見て、興味を持ち、食べたそうにする

ただし、うちの子は体が大きいから4ヶ月から始めようかな?と思う方もいますが、医師の指示が特になければ、5ヶ月になってから始めましょう。
なぜなら、ごはんなどに含まれているでんぷんのような多糖類を吸収するための酵素(アミラーゼ)は一般的に5ヶ月ごろから唾液に分泌されるといわれているからです。つまり、早くても消化されない可能性があるということです。

【離乳食初期】この食材はいつから?基本食材のスタート時期

 (76152)

Vorobyeva / Shutterstock.com

離乳食の進め方

ゴックン期の離乳食は、10倍がゆ小さじ1からスタートするのが一般的です。ブレンダーや濾し器などを活用して、トロトロにしましょう。

1週間後をめやすに、野菜(にんじん、かぼちゃ、ほうれん草)をプラスし、さらに1週間後にはタンパク質(豆腐、しらすなど)に挑戦すると良いです。

バナナも離乳食初期(ゴックン期)からOKの食材です。バナナは栄養価が高く、甘くて良く食べてくれる赤ちゃんが多いようですよ。

ただし、進め方はそれぞれの発育に合わせて行いましょう。個人差があるので、周囲と比較しすぎないように無理強いせず、赤ちゃんの様子を見ながらあげると良いですね。

舌やあごの発達に合わせて飲み込んだり、かみつぶしたりできるようになっていくので、よく観察しながら食材を選ぶと良いのではないでしょうか。

この食材はいつからOK?

アレルギーや細菌感染、食中毒を引き起こしやすいなど、パパママが「この食材はいつから?」と特に気になるものについては、最初によく把握しておきましょう。

【牛乳】料理に少量なら離乳食中期から。チーズでもカッテージチーズなら中期以降でそれ以外は後期から、ヨーグルトは中期後半から
【卵】離乳食中期から。必ず固茹でにして、黄身を少量からスタート
【食パン】6カ月以降から
【はちみつ】【黒砂糖】満1歳頃から※ボツリヌス菌が含まれる場合があり、中毒を引き起こすので注意
【そば】強いアレルギーの心配から離乳食期は避ける
【貝類】満1歳頃から※かきはアレルギーの心配もあるので特に食べさせなくてもいいでしょう。

特に、離乳食時期のNG食材や要注意食材は注意してくださいね。

特に、食物アレルギーを引きおこす恐れのある食品は卵、乳、小麦、えび、かに、そば、落花生です。

家族にアレルギーのある方は特に注意しておきましょう。離乳開始時には、米や野菜などのアレルギー性の低い食物からはじめるのが基本です。

【離乳食中期】タンパク質の幅がグンと広がる

 (76154)

Mcimage / Shutterstock.com
2回食にも慣れた7~8カ月には、離乳食中期(モグモグ期)にステップアップ。食材も増え、つぶつぶした形状でも飲み込めるようになります。この時期におすすめの食べ物は、以下のとおりです。

【ビタミン・ミネラル源】
キャベツ、カボチャ、ブロッコリー、焼き海苔

【タンパク質】
鮭、マグロ、ツナ水煮、ひきわり納豆、鶏ささみ、ヨーグルト、チーズ、卵

ただし、マグロの赤身はよく加熱すること。歯ぐきでちゃんと噛める後期からの方がよく食べてくれそうです。また、中トロ・大トロは脂分が多いので、離乳食期は止めた方が良いです。お刺身など生魚の状態では、消化が悪く、細菌感染による食中毒も心配なので、離乳食期は避けましょう。

また、離乳食初期〜中期からは、麦茶などの水分補給をはじめましょう。哺乳瓶などの形態から、スパウト、ストローマグなどの順番で、マグから飲むことをはじめてみましょう。さらに赤ちゃんの様子や発達を見ながら、少しずつコップ飲みを試してみると良いですね。赤ちゃんによって、好き嫌いも分かれるので焦らず、それぞれのペースで進めましょう。

【離乳食後期】1日3回食に!お肉もスタート

 (76295)

photka / Shutterstock.com
9~11カ月になると、離乳食後期(カミカミ期)に。1日3回になり、食事のリズムも整います。食への興味を誘い、噛む力も発達するので、「手づかみ食べ」もはじめたい時期です。

おすすめの食材は、以下のとおりです。お肉もOKになりますよ!ただし、肉類はよく火を通し、生や半生の状態であげないようにしてくださいね。

【ビタミン・ミネラル源】
ニンジン、ナス、パプリカ、カボチャ、ミカン、ひじき

【タンパク質】
タラ、アジ、納豆、鶏ひき肉、レバー、牛・豚赤身ひき肉

ちなみに、この頃になると、それぞれの食材を単体ですりつぶしたり、混ぜ合わせたりするだけではなく、調理すると食べやすくなるので、離乳食用のさまざまなレシピを知っておくと便利ですよ。

離乳食の完了期はいつ?目安は「ごはんから栄養をとれている」こと

 (76297)

TierneyMJ / Shutterstock.com
離乳食の完了期は12~18カ月(満1歳〜1歳半)です。

離乳食終了の目安は
・食べ物を自分で噛みつぶせる
・必要な栄養の大部分が食事でとれている
・3回食で、さらに1~2回の間食をとっている
という状態です。

離乳食完了期を卒業して幼児食に移行しても、どんな食材でもあげて良い、すぐに大人と同じ味付けでOKというわけではありません。「幼児食」にステップアップしても、しばらくは薄味メニューを食べさせた方が良いのです。でも、大人のごはんの取り分けができるので、調理も楽になるはず!基本的には、味付け前に取り分けて、調味料の量は減らせば大丈夫です。

食材は、アレルギーが起きやすいエビやカニ、イカ、また、ハムやソーセージ、かまぼこ・ちくわ・はんぺんなどの加工食品は、1歳半の幼児食以降が推奨されています。お餅も、3歳を過ぎたらが目安です。

喉に詰まらせやすいこんにゃくゼリー、ピーナッツなどのナッツ類も。開始時期(1歳半以降が目安)はもちろん、細かく切る、すりつぶすなど、与え方はよく気をつけましょう。

離乳食で新しい食材を食べさせる時の注意点

 (76299)

Anna Grigorjeva / Shutterstock.com
離乳食を進めると、どんどん新しい食材を試したくなりますよね。でも、もし赤ちゃんにアレルギーがある場合、どの食材に原因があるかを見分けられるようにするために、新しい食材を与える時は、以下の3つを守りましょう。

・1日に1種類まで
・1回で与える量は少量から(赤ちゃん用のスプーン1さじからスタート、小麦や卵はさらに少量から)
・かかりつけの病院が開いている平日の午前中に

食べさせた後に、嘔吐や発疹が見られたらアレルギーの可能性が!焦らずに、かかりつけの病院にて指示を仰いでください。

ただし、アレルギーを恐れすぎて、自己判断で食材を与えるのを遅らせたり、完全に除去したりすることは、最近は推奨されていないようです。

便利なベビーフードで大変な離乳食作りを乗り越えよう!

時期によって何が食べられるかを考えたり、食材を細かくしたりと大変なことも多いですよね。手作りにこだわりたい!でも、少し疲れてしまった…。そんな悩みを持つママも少なくありません。

赤ちゃんにとって一番大切なのは、ママの笑顔!大変な時は、便利なベビーフードを活用するのもひとつの手段です。スーパーや専門店など、赤ちゃん用品を扱うお店にはたくさんのベビーフードが並んでいます。メニューも豊富なので、気分転換に取り入れてみると食が進んだ、なんてこともありますよ。

便利なベビーフードが宅配で届く、「the kindest(カインデスト)」というサービスがあります。国産有機栽培の野菜を使用し、不要な調味料・保存料・添加物も最大限無添加の安心安全な離乳食です。
パウチ式になっていて、調理も簡単!仕事や家事が忙しくても時短で離乳食が準備できます。このようなサービスも利用しながら、離乳食期を楽しく過ごしたいですね。

↓↓カインデストの離乳食はこちら↓↓ お得な980円お試しセットからチェック!

Mi+

赤ちゃんの成長に合わせて、離乳食を進めよう

 (76302)

sixninepixels / Shutterstock.com
離乳食は、母乳やミルクを卒業するための大切なステップといわれています。

筆者も離乳食をはじめるまでは、ずっと母乳だけで育てていたので、成長はうれしいけれど、やっぱりどこかさみしい気持ちも…。でも、「好き嫌いのない子どもになりますように」という願いを込めながら、子どもと一緒に離乳食の日々を楽しもうと思います!

校閲:管理栄養士、離乳食アドバイザー:八木沢秀美
※Instagramもやっておりますので、よろしければご覧ください
https://www.instagram.com/yagisawa_hidemi
Mi+

\ 手軽な親子のふれあい時間を提案中 /

この記事のライター