2018年12月20日 公開

幼児とマラソン練習をするときのコツは?上達のポイントと練習法

幼稚園や保育園などで、マラソン大会が開催されることも増えてきました。お子さまが「大会のために練習したい」と意気込んでいるなら、体力をつける良い機会。幼児に合わせた方法で、マラソン練習を始めてみましょう。上達のポイントや、飽きずに練習を続けるコツをご紹介します。

幼稚園や保育園などで、マラソン大会が開催されることも増えてきました。お子さまが「大会のために練習したい」と意気込んでいるなら、体力をつける良い機会。幼児に合わせた方法で、マラソン練習を始めてみましょう。上達のポイントや、飽きずに練習を続けるコツをご紹介します。

マラソンシューズの選び方

運動靴 ランニングシューズ 子供靴 · Pixabayの無料写真 (125363)

マラソン練習を開始する前に、まずは走りやすいシューズを選んであげましょう。幼児向けのランニングシューズは、さまざまなメーカーから発売されています。高反発クッションが採用されたもの、土踏まずをサポートするもの、通気性に優れたものなど機能性はさまざま。店頭で実際に履き心地を確かめておくと安心です。

ただし、機能性よりも大切なのはサイズ選び。子どもの足はまだ成長段階なので、ピッタリのものより、足の指先が動くぐらいの余裕があるサイズを選ぶようにします。サイズは大きすぎても、小さすぎても良くありません。つま先部分に5mmほどの余裕を持たせてあげてください。

子ども向けのシューズには、とても軽量につくられているものも増えました。しかし、そういったシューズはソールが薄くなっているものが多く、子どもの足を衝撃から守りきれない可能性があります。適度なクッション性があるものを選び、特にかかとの安定性を重視しましょう。

カラーはお子さまに選ばせてあげると、練習のモチベーションになりそうです。

練習の頻度・距離はどれくらい?

マラソン スポーツ 子供 · Pixabayの無料写真 (124218)

幼稚園・保育園くらいの年齢で、大人のように黙々と毎日走れる子どもはいません。無理に毎日連れ出そうとはせず、練習は週に一度くらいの頻度を保ちましょう。600m〜1,400mくらいの距離を、会話が楽しめる程度の速さで走ります。

長距離のマラソンに慣れていない子どもは、「スタートと同時に全力ダッシュ」「すぐに失速」という罠に陥りがち。よーいどんの合図でパパママが早歩きをして、その隣を子どもが走るくらいでちょうどいいでしょう。

子どもがすぐに走ることをやめてしまっても、最初のうちはそれが普通だと考えます。幼児は特に、走っていてもほかのものに気が取られてしまったり、気分が変わったりと、同じことを繰り返すのはまだまだ苦手です。走ることに飽きたら遊具で思いきり遊ぶ、縄跳びをするなど、いくつかの運動を組み合わせても、十分に体力アップは見込めます。

飽きずに練習をするコツ

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はじめこそ喜んで練習していた子どもも、徐々に「行きたくない」とごねることがあります。淡々と走るだけの練習は、確かに子どもにとって退屈かもしれません。「練習の日は、夕飯を子どもの好きなメニューにする」「おやつを買ってあげる」など、ご褒美を設定するのも一案です。

あるいは、ただのマラソン練習ではなく遊びにしてしまうのも良いでしょう。「5分間おにごっこ」と称し、5分間パパママと一緒におにごっこをします。このとき、立ち止まったらアウトという新ルールを設ければ、持久力アップが見込めるはずです。早歩きでも構いません。

逃げるパパママを捕まえる感覚は、マラソン大会で前の人を追い越す感覚に通ずるものがあります。なお、幼稚園・保育園の年長さんで5分間が目安です。お子さまの年齢に合わせて、もっと短い時間でチャレンジしても良いかもしれません。

スタートの練習もしておこう

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大会に向けて、スタートも忘れずに予行練習しておきましょう。びっくりして転倒してしまったり、周囲の勢いに固まってしまったりと、スタートのハプニングは非常に多くあります。事前にマラソンはどのようにスタートするか、イメージを伝えたうえで実践しておくと安心です。

子どもから少し離れた位置にパパママが立ち、「よーいどんの合図で、パパママに突進してきて」とアドバイスしてみましょう。このとき目線を下げないことが、スタートダッシュ成功のコツ。ついでに走るときのフォームのチェックもして、適宜声掛けをしましょう。パパママのもとにゴールできたら、「早かったね」「かっこよかった」とたくさん褒めてあげます。

親子で楽しむことが一番のポイント

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幼稚園・保育園のマラソン大会は、子どもたちの体力作りが大きな目的です。練習も「走ること」だけにこだわりすぎず、おにごっこや縄跳び、ダンスなど子どもの得意な方法で体力アップを目指してみてはいかがでしょうか。パパママが一緒に楽しむことで、子どもも遊び感覚で取り組んでくれます。

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この記事のライター