2018年03月09日 公開

タンポポの秘密。春のお散歩が楽しくなるタンポポ雑学

野原やコンクリートの隙間に黄色い花を咲かせるタンポポは、とても身近な植物です。春のお散歩や保育園・幼稚園の行き帰りに、タンポポを摘んだ経験は誰もが持っていることでしょう。そんなとき、「きれいだね」から一歩踏み込んだ雑学をお子さまとお話ししてみてはいかがでしょうか。

野原やコンクリートの隙間に黄色い花を咲かせるタンポポは、とても身近な植物です。春のお散歩や保育園・幼稚園の行き帰りに、タンポポを摘んだ経験は誰もが持っていることでしょう。そんなとき、「きれいだね」から一歩踏み込んだ雑学をお子さまとお話ししてみてはいかがでしょうか。

タンポポは食べられる?

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タンポポは、実は食べることができる植物。おまけに栄養素もたっぷり含まれています。

妊娠中にタンポポコーヒーを飲んでいたママもいるのではないでしょうか。タンポポコーヒーはタンポポの根を焙煎して作られていて、カフェインが含まれていないため妊娠中でも安心して口にすることができるのです。根は漢方薬としても使われ、茎はビタミン、鉄などを含んでいます。

おひたしやてんぷら、野菜炒めにしてもおいしくいただけます。食べごろは花がつく前、やわらかいうちに摘み取るのがベター。お子さまと一緒に摘んだタンポポで、食卓を飾ってみてはいかがでしょうか。

タンポポには在来種と外来種がある

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zffoto / shutterstock.com
タンポポには、昔から日本にある在来種と、外国から来た外来種(帰化種)があります。

見分け方は簡単。花を下から覗いてみましょう。花を支えるガクのように見える部分(総苞片)が閉じているのが在来種、反っているのが外来種です。下の写真が外来種ですが、ガクが大きく反り返っているのがわかります。また、在来種よりも外来種のほうが茎が長く、背が高いです。

私たちが日ごろ目にするのは外来種が多いのですが、在来種もなくなってしまったわけではありません。在来種は寒さに強いので、厳しい環境下でもしっかり花を咲かせることができます。

また、外来種と在来種が交雑した雑種も生まれています。「在来種のように背が低いのに、外来種のようにガクが反り返っている」など、両方の特徴を持つタンポポもあるようです。

タンポポのお花をよく見ると

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タンポポのお花には、花びらがたくさんついています。しかしよく見ると、花びらに見える一枚一枚におしべとめしべがついているのがわかります。

つまり、タンポポは小さなお花がたくさん集まってできているのです。その数は100~200個ほど。まさに小さな花束ですね。

肉眼ではわかりにくいので、小さなルーペで確認するとよいでしょう。

タンポポの根っこはとっても長い

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荒れた土地でも花を咲かせるのがタンポポです。その強さの秘密は根っこ。長いものになると地面の下に1mも根を伸ばすといいます。

タンポポは根が長いため、土の中にあるわずかな水分を吸い上げることができます。乾いた土地やコンクリートの隙間などでも成長できるのは、そうした理由があるからです。

タンポポで観察力を養おう

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Seqoya / shutterstock.com
野に咲く草花は、自然に対する関心や観察力を養うよい機会です。なにげない親の一言を、子どもは案外覚えているもの。

一緒にタンポポを摘みながら、タンポポ雑学を披露してみてはいかがでしょう。お子さまもこれまでと違った目でタンポポを捉えることができるかもしれません。

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