布絵本作り、やってみたいと思っても、縫い物が苦手などの理由や、手間がかかるからと思って避けていた方は多いのでは。100均の材料で縫わずに、あっという間に完成し、しかも仕掛けもたっぷりのかわいい布絵本の作り方をご紹介します。
布絵本とは?
一般的に0歳~生後18カ月くらいと対象年齢が低いのも特徴です。
市販品では、はらぺこあおむしの「どこでもソフトブック」、アンパンマンの「しかけいっぱい!布えほん」が、低年齢から楽しめ、 フック付きで持ち運びもしやすく大人気。動物がいっぱい登場するフィッシャープライスのおでかけ布えほんシリーズや、フランスの絵本「くいしんぼうルールー」を布絵本にした商品も評判です。よだれなどで汚しても洗えてお手入れもしやすく、シャカシャカ音がして楽しいなどの楽しさもあります。
他のおもちゃより、早くから赤ちゃんが反応を示すことも多く、また、口に入れてしまっても安心して遊べるおもちゃとしてパパママにも喜ばれるので、友達のベビーシャワーや出産祝いのプレゼントにもおすすめですよ。
赤ちゃんにおすすめ!見て触って感覚を刺激する布絵本4選
100均で揃う布絵本の材料と用具
ストーリーや要素を考えて細かいパーツを切り貼りして作り、縫い付け、製本して仕上げる布絵本作り。さまざまに遊べて楽しい仕掛け絵本にすれば、長く遊べそうですし、子どもも喜んでくれそう!
100円ショップで手芸用品を見ていた時に、縫わずに簡単にできる方法を思いつきました。まずは材料と用具を紹介します。
【基本の材料】
・フォトアルバム(リング型、リフィル付き)
・フェルト
・カバンテープ
・レースやリボン
・コースターやカットフェルト
・マスコットなど(既製品でも)
※商品リンクは参考商品です。
・布用接着剤(手芸用ボンドなど)
・布用ハサミ(普通のハサミでも代用は可能です)
接着剤用のヘラ(粘土用でも)、爪楊枝や綿棒があると便利です。
針や糸は不要です!
針や糸は不要です!
縫わない布絵本作り・土台のポイント
これを解消するため、既製のフォトアルバムとリフィルを台紙にすることにしました。Lサイズの写真が貼れるリフィルは100円ショップで販売されている18×18cmのフェルトを貼るのにもぴったりのサイズ。また、リフィルを差し替えたり、間に写真も入れて楽しむことだってできます。
そして、最初に表紙と台紙を全て仕上げてしまい、そこに貼り付ける形で絵本作りを進めます。
この絵本の難点は洗えないこと。ですので、よだれが多い月齢の赤ちゃん向けには不向きです。また、ちょっと重さが出ること、縫ったものに比べると強度は落ちます。剥がれないよう、しっかり押し付け、ゆっくり乾かしながら作業するのがポイントです。
1:布絵本の表紙を作る
最後に、表表紙と背表紙をつなぐ動く部分にバイアステープ、背表紙にカバンテープを接着して折り込んだら完成。
補強したい箇所はクリップなどで止め、乾かします。
<コツ>
・フェルトはアイロンをかけるなどしてなるべくまっすぐ綺麗な状態にしてから作業すること。
・表紙は曲げた状態と開いた状態で確認すること
2:中ページの台紙を作る
完全に乾いたら、余った部分をハサミで切り落とし、リングが通る穴の部分に先の尖ったもので穴を開けます。
3:布絵本のマスコット(主人公)を作る
無くさないよう、リボンを接着剤で貼り、絵本に固定しました。
既製品のマスコットなどで代用しても良いですし、無くても大丈夫です。
4:ページのデコレーションをして完成!
キノコのパーツが多かったので、「クマさんが、リンゴのなる不思議なキノコがあると聞いて、シカさんやリスさんに聞きながら探検して探す」というストーリーにしました。
ではじっくりご紹介します!
布絵本の表紙
布絵本の1、2ページ目
布絵本の3、4ページ目
布絵本の5、6ページ目
布絵本の7、8ページ目
最後に
また、ストーリーはあってないようなもの。開く度ごとに新たな物語を生み出せるのも、抽象的な布絵本の魅力の一つです。
世界で一冊の布絵本作り、作るのも遊ぶのも、親子で一緒に楽しんでみてくださいね。