土日祝日などの「お休みの日」に、パパ不在のことが多いわが家。ワンオペが辛かった時期やおでかけ先での失敗を経て、今では親子どちらも楽しく過ごせるようになりました。その実体験をもとに、今回は、ちょっと遠出する際の必要品やスケジューリングのコツについてお伝えします。
パパ不在お休みの日:子どもとのお出かけ先に悩まされ……
忙しい中での子どもとの向き合い方や、なるべく丁寧に暮らすためのアイデア、時短テクなどなど、毎回、私自身の試行錯誤や工夫をご紹介しています。仕事に育児に慌ただしい日常をより楽しむための、ちょっとしたヒントになればうれしいです。
今回は、ワンオペの週末を子どもたちと楽しく過ごすための秘訣について、3編に分けてお送りしたいと思います!
海外出張が多いことに加え、「祝日」が出勤のパパ。そして、外遊びが好きで人一倍体力がある6歳長男と4歳長女……。
近所の公園などにはよくお出かけしていますが、毎回、公園や図書館だと親子共に飽きてしまう。児童館などの子ども向けの公共施設は、日曜や祝日は閉まっていることが多い。そして家にいると、とにかく2人で騒ぐ!散らかす!マンション住まいなので周りの住民の方のことも気になり、とても間が持ちません。
さらに家が駅近であるため、自家用車を持っていないわが家。子どもたちとの週末を自分ひとりだけでどうやって乗り切るか、いつも頭を悩ませていました。
実は1番のポイントかも?!「子どもと一緒に準備する」大切さ
もちろん、天候や予定などを踏まえ、大人側である程度考えてはおくものの、たとえ行き先が近所だったとしても、あらかじめ「何をしたいか」話し合ったうえで遊びに行くと、「自分たちがしたいことをした」という満足感も高くなる様子。
これを意識するようになってから、「どうすれば3人で楽しく過ごすことができるか」を子どもたちなりに、考えてくれるようになったと感じています。
遠出を成功させるカギは、「移動」と「待ち」時間の過ごし方
何度かの失敗も経て感じたのは、「公共交通機関の移動中」と「現地で発生する待ち時間」さえ上手に乗り切ることができれば、大抵、1日楽しく過ごすことができるということ。
そのための必需品と、計画を立てる際に気をつけているポイントをご紹介します。
【持ち物編】「〇〇しない」食べ物&おやつ
周りのご迷惑にならない範囲で、「移動中」や「列に並んでいる」際にパッと一口であげやすいものを、それぞれ複数用意して出かけています。
具体的には、一口大に小さく握ったおにぎり、一口サイズに切った果物、そのまま食べられる幼児向けウィンナーや魚肉ソーセージ、スティックパンなど。
市販のお菓子でよく選ぶのは、ラムネや飴の他、ポッキーなどスティック状になっているもの。ホットケーキミックスで作った簡単なパウンドケーキも、よく登場します。
【持ち物編】静かに遊べるグッズ
一方、まだ一人で長時間おとなしく過ごすことが難しい娘。以前はよく持ち歩いていた絵本は、電車内などでは読み聞かせる声が気になってしまうことや、かさばったり重かったりするわりに、すぐ読み終わってしまうため最近は避けるように。
行き先に応じて折り紙、塗り絵、シールブックなどを持ち歩いています。昔ながらの「あやとり」や、動物などの形を作ることができる大判ハンカチもオススメです。
【計画編】出かけてから帰り着くまで、「大まかな行動」をイメージしておく
例えば、行きの電車ではこれを使って遊ぼう、騒いだらこれを食べさせよう、電車では大体この車両に乗って、この出口から出てこの道を通ろう……などがイメージできていると、トイレやら兄妹喧嘩やらと不測の事態が起きても、ある程度落ち着いて対応できると思います。
はじめて訪れる場所ならば、事前に駅構内はざっとチェックし、お手洗いや出口の場所など把握しておくようにしています。ネット上で多く見られる、おでかけ記事なども参考になります。
特に、親も子も疲れている帰り道は、このイメージができているかどうかで、スムーズさがかなり左右されると思います。
おでかけ準備は、前日に親子一緒にしておきたい!
「電車にこれくらいの時間乗るよ」「その間、何をして過ごす?」など、なんとなく明日のスケジュールも伝えながら必要なものを相談したり、子どもたちと一緒にやりたいことを考えたり……。
一緒に準備をするようになってから、「自分たちのおでかけ」だという当事者意識みたいなものが強くなったのか、当日も協力しあって過ごせる時が増えた気がしています。読みたい本や着替えなどは自分のリュックで持ってもらうようにしている6歳兄は、重すぎない量にするため毎回頭を悩ませていますが、それも良い経験。
ちなみに、日常生活ではほとんどベビーカーは使わなくなりましたが、ちょっと遠出するワンオペ週末の場合、片手で畳める軽いタイプを必ず持って行きます。過去に一度、普段まったく昼寝をしない下の娘が帰り道で予想外に寝てしまい、荷物と当時14kgだった娘を抱えて、息子には自分の腕を掴ませて人ごみの中を帰宅する羽目になった苦い経験が……。
また娘に持たせる荷物も、疲れてくる後半は結局、私が持つことになるため、最初からそれを見越した荷作りを心がけ、ごく軽いものに留めています。