英語は基本文法を学んだら、「くだけた省略表現」も知っておくと便利です。例えば、going+toで「gonna」、lot+of で「lotta」のような省略表現を覚えておくと、ネイティブとの会話もよりスムーズに。今回は、役立つ英語のくだけた省略表現のご紹介です。
ネイティブとのコミュニケーションに必須「省略表現」
具体的には、これまで小学校5年生から始まっていた英語教育が、小学校3年生からスタート。「コミュニケーション能力の育成」を重点に、英語を使って他人に意思を伝えられる人材に育てていきます。
そんな英語教育革新の過渡期において、知っておくと役立つのが「英語のくだけた省略表現=短縮表現」です。
ここでは、よく使われる英語の短縮表現をご紹介します。これらを覚えることで、ネイティブの方とのコミュニケーションもよりスムーズになるはずです。
you を使った短縮表現
・発音:ɡɪtʃə(ギチャ)
・訳:あなたを捕まえる
getchaは、「I understand.(わかりました)」という意味で使われることが多いです。
■使い方:
I getcha.(了解です)
【got+you = 「gotcha」】
・発音:gάtʃə(ガチャ)
・訳:あなたを捕まえた。あなたに〇〇を取ってきた
getcha と同じく「 I understand. (わかりました)」という意味で使われることが多い短縮表現です。
■使い方:
Yea, Gotcha. (うん、わかったよ)
Gotcha, gotcha. (わかった、わかった)
かなり軽めのニュアンスなので、親しい間柄でのみ使った方が良いでしょう。
【bet+you =「betcha」】
・発音:bɛ́tʃə(ベチャ)
・訳:絶対に~に違いない
確信を持っているときに使われる bet 。「間違いなく〇〇だ」「絶対に〇〇だからね」など、強調して伝えたいときに使います。
■使い方:
You betcha ! (もちろんさ!)
I betcha this mystery novel is a good one. (この推理小説すごく面白いから!)
haveを使った短縮表現
・発音:ʃʊdə(シュダ)
・訳:~すべきだったのに、しなかった。
should have+過去分詞で「~すべきだったのに、しなかった」という意味になります。相手を責める、自分がしなかったことを後悔するというニュアンスです。
■使い方:
I shoulda slept earlier. (もっと早く寝れば良かったよ)
【could+have = 「coulda」】
・発音:kʊdə(クダ)
・訳:~だったかもしれない
could have+過去分詞で「~できたかもしれない(でもしなかった)」「~の可能性があったかもしれない」という意味に。こちらも後悔するニュアンスが含まれています。
■使い方:
I coulda cried. (泣きたいくらいだったよ)
【would+have = 「woulda」】
・発音:wʊdə(ウダ)
・訳:~だっただろう
■使い方:
I woulda rather gone to Okinawa. (私はむしろ沖縄に行きたかった)
【 must+have = 「musta」】
・発音:mˈʌstə(マスタ)
・訳:必ず~したはずだ。
musta + 過去分詞で「絶対に~したに違いない」という、過去に対して強い断定・推測を表します。
■使い方:
You musta made fun of me.(君は私をからかったに違いない)
【 might +have= 「mighta」】
・発音:mɑɪtə(マイタ)
・訳:~したかもしれない
mightaは、mustaよりも軽い意味を持つ短縮表現です。
■使い方:
I mighta seen him.(私は彼に会ったかもしれない)
ofを使った短縮表現
・発音:útə(ウタ)
・訳:~の外
■使い方:
Get outta here. (ここから出てけ)
【 kind+of = 「kinda」】
・発音:kὰɪndə(カインダ)
・訳:~のような
■使い方:
I kinda feel like getting drunk tonight. (今夜は飲みたい気分です)
【 lot+of =「 lotta」】
・発音:lɑ́tə(ラタ)
・訳:たくさんの、いっぱいの
■使い方
lotta homework(たくさんの宿題)
a lotta people(たくさんの人々)
toの短縮表現
・発音:gənə(ゴナ)
・訳:~するつもりです
「これから~する」未来に向かった希望・推測を表します。
■使い方:
I'm gonna go to Grandma's house for dinner tonight.(今夜はおばあちゃんの家で夕飯を食べる予定です)
【want+to =「wanna」】
・発音:wὰnə(ワナ)
・訳:~したいです
wannaは、最もよく知られている短縮表現の一つではないでしょうか。
■使い方:
I wanna get a plastic model. (プラモデルが欲しいなあ)
【got+to = 「gotta」】
・発音:gάṭə(ゴッタ)
・訳:~しなくてはならない
have to と同じ意味で使われています。強制・義務感を表す表現です。
■使い方:
I gotta study hard everyday. (毎日一生懸命勉強しなくっちゃ)
meの短縮表現
・発音:lémi(レミ)
・訳:私に~させてください
■使い方:
Lemme sing a song. (1曲歌っていいかな)
【 give+me = 「gimme」】
・発音:gími(ギミ)
・訳:私にください
gimmeは、子どもが何かをおねだりするときにも使います。
■使い方:
Gimme that ice cream! (あのアイスクリームが欲しいよ!)
知っておくと一目置かれる略語
ここではビジネスからプライベート、そしてsnsなどでも使える、「知っていると鼻が高い」略語をいくつかご紹介します。
・ gtg = get to go(もう行かなきゃ)
・ gd = good (良い)
・ lil = little(少ない)
・ pls = please (〜をお願いします)
・ thru = through (〜を通って)
・ U = You (あなた、君)
英語を話すきっかけ作りに
パパママ「What you want to eat in the snack?」(おやつ何がいい?)
子ども「I wanna eat a lotta strawberries.」(いちごをいっぱい食べたい)
こんなふうに、短い会話を楽しんでみましょう。子どもにとって楽しいことと結びつけ、それを繰り返し使っていくことで、英語を話すことに自然と慣れていくはずです。