マザーグースって聞いたことありますか?「聞いたことはあるけどいったい何のこと?」という方も多いのではないでしょうか。「不思議の国のアリス」など、よく知られている作品にも使われていて、意外と身近なものなんです。
マザーグースとは何か?子どもに聞かせる童謡
現代の作品でもマザーグースからの引用されているものはたくさんあり、知っていると作品の見方も変わるかもしれません。
フランスの昔話がイギリスに伝わった際「マザー・グースィズ・テイルズ」と英訳され、のちに本の題名になり広く読まれるようになりました。
そして、マザーグースという言葉になじみができて童謡や童話が結び付けられたと見られています。また、「マザー・グース」(ガチョウばあさん)は、童謡や童謡集の伝説上の作者として紹介されることや、ガチョウの背に乗ったおばあさんとして描かれる事もあります。
英語のリズムが身につくマザーグース
London Bridge Is Falling Down「ロンドン橋落ちた」(歌付き英語童謡) – YouTube
YouTubeで検索をするとたくさんの曲が出てきますので、親子で一緒に歌って正しい発音を身につけましょう。何度も繰り返すことで、英語独特のリズムを自然と覚えることができます。
「メリーさんの羊(Mary Had Little Lamb)」や「キラキラ星(Twinkle Twinkle Little Star」はなじみのある曲ではないでしょうか?ぜひ英語で歌ってみましょう。
動物の名前や鳴き声が覚えられるマザーグース
Old MacDonald Had a Farm(歌付き英語童謡:ゆかいな牧場) – YouTube
英語だとこの動物はこんな鳴き声なんだね、などと子どもと楽しめます。
動物を自分なりにアレンジしてオリジナルの牧場を作っても楽しいでしょう。
日本の子ども達はいつからマザーグースに親しんだ?
明治25年に出版された『幼稚園唱歌』(エ・エル・ハウ著、今村謙吉発行)に登載されている、「きらきら」(「キラキラ星」)と「我小猫を愛す」(“I love little pussy”ではじまる詩)がマザーグース紹介のはじまりであったとされています。
その後、大正時代に北原白秋が日本初のマザーグース訳集を出し、広く知られるようになりました。
マザーグースで英語と触れ合おう
マザーグースに触れ合ったことで英語が好きになり、将来の仕事に生かせることもあるでしょう。ぜひ繰り返し歌って、楽しく英語を覚えましょう。
著者名:Gyo Fujikawa(写真)
出版社名:Sterling Pub Co Inc