子どもはとてもかわいいものです。でも、何度言ってもわからないときは、ついイライラして大きな声を出してしまうこともありますよね。そんなときや子育てに疲れたときに、ぜひ手にとってほしい絵本を4冊、選りすぐってご紹介します。
すべてのママたちにエールを!絵本『今日』
著者 :伊藤比呂美(訳)/下田昌克(画)
出版社 :福音館書店
ニュージーランド発の英語圏に伝わる、「赤ちゃん育児に奮闘中のママたちにエールを送る詩」が翻訳され、素敵なイラストが添えられて美しい絵本になりました。
育児にかかりきりで余裕がなくなっているときに……疲れてしまったときに……ぜひ読んでいただきたい一冊です。
「それで大丈夫だよ」と語りかける詩のメッセージが、きっと心にやさしく染み入ることでしょう。
おまじないの言葉!絵本『だいじょうぶだいじょうぶ』
著者 :いとう ひろし (文・絵)
出版社 :講談社
赤ちゃんの頃、元気だったおじいちゃんとの散歩が日課だった主人公の「ぼく」。少し大きくなった「ぼく」が困ったときや怖いときには、おじいちゃんが「だいじょうぶ だいじょうぶ」と言って励ましてくれて……。
主人公の「ぼく」と祖父とのエピソードを通じて「世の中、そんなに悪いことばかりじゃない」、そう教えてくれるあたたかな物語です。
小さなお子さまにもわかりやすいストーリー展開と、ほのぼのとしたタッチのイラストが描き出す心の柔らかい場所に染み入るような作品。
育児に少し疲れてしまったときに、お子さまに読み聞かせてみてはいかがでしょう。
きっと「おじいちゃんのおまじないのことば」は、お子さまや読み聞かせているママにやさしく響くはずです。
おこりんぼでも大丈夫!絵本『おこりんぼママ』
著者 :ユッタ・バウアー(作)/小森 香折(訳)
出版社 :小学館
とても衝撃的なシーンからはじまる、ペンギンの「ぼく」とママとの心の交流を描いた愛情あふれる物語です。
ドイツの人気絵本作家ユッタ バウアーの奇想天外なストーリー展開と、ほのぼのとしたイラストが育児に疲れた心を優しく包んでくれるはず。
子どもにも親しみやすいペンギンが主人公の絵本ですので、読み聞かせにもオススメの一冊です。
心が温かくなる絵本『いいこってどんなこ?』
著者 :ジーン・モデシット(文)/ロビン・スポワート(絵)/もき かずこ(訳)
出版社 :冨山房
主人公は、小ウサギのぼうや「バニー」。
「いいこって、どんなこ?」
「なかないのが、いいこなの?」
バニーは心配になっていろいろママに聞きますが、ママは「いまのまんまのバニーが大好き」と言ってくれるのです。
バニーのどんな質問にも愛情豊かに答えてくれるママの姿が、味わいのある優しいイラストで描かれています。
特に、育児奮闘中のママたちの間で人気が高いこの作品。
長い育児生活の中で、親子で繰り返し読んでいただきたい一冊です。