野菜嫌いの子ども、多いですよね。「緑のものは全く食べない」といった子どもに、野菜を食べさせるにはどうしたら?と頭を悩ませてはいませんか。美食の国・フランス在住の筆者の息子も、野菜嫌いで苦労しました。その経験をもとに、わが家で取り組んだ野菜嫌い対策をご紹介します。
フランスにもいる、野菜嫌いの子
ポテトフライ、ハム、パスタ、チョコレート、飴、お菓子ばかり食べて、ほうれん草やニンジンなどの緑黄色野菜を食べたがらない……。
わが家の息子もその一人。前まで野菜をよく食べていたのですが、2歳半になって急に野菜を食べなくなりました。せっかく新鮮なオーガニック野菜を使ってつくった美味しい料理なのに、なかなか食べてくれない、ということも。調べてみると、フランスでもさまざまな方法が試されていました。
そこで今回は、フランスで野菜嫌い対策として行われている6つの方法をご紹介します。
1. とにかく味見させる
フランスで親が子どもによく言うのは、「味見してみて」という言葉。ほんのちょっとだけ口の中に入れて、食べ切らなくてもよいから、どんな味がするのかだけでも確かめさせます。味見して、気に入らずに吐き出してしまっても、怒ることもありません。
「よく味見したね」と味見したことを褒めてあげて、強要して最後まで食べさせることはしないのです。
2. 一緒に買い物・料理する
そこで、野菜自体にもっと興味を持ってもらえるように、買い物から調理まで一緒にやってしまうという手があります。
子どもがいない間、子どもが遊んでいる間に買い物・料理を済ませてしまっている方も多いのでは?
しかし、スーパーの野菜コーナーで子どもに、「何色の野菜が美味しそうかな?」「どんな風に料理したらよいかな?」と語りかけながら野菜を選ばせ、料理を一緒にしてみる、というコミュニケーションもとてもよいもの。
フランスでは新鮮な野菜を生産者から直接変える市場(マルシェ)が頻繁に開かれていますが、よく親子が一緒に市場へ買い出しに行く姿を見かけます。旬の野菜を親と一緒に選び、料理することで、自然と自分が食べる野菜に興味・関心を持つキッカケが生まれるのかもしれませんね。
3. お気に入りの野菜、甘みのある野菜を加える
子どもが食べられる野菜や、子どもに受け入れられやすい、サツマイモやカボチャ、トマトなど甘みのある野菜を、苦手な野菜に加えてあげてみましょう。そうすることで、嫌いな野菜も食べやすくなるかもしれません。
4. ピュレ状にする
見た目で野菜を食べたくないと思ってしまっている子には、オススメの方法です。
5. 好きなものを加える(チーズ、ハム、トマトソースなど)
フランスでは、子どもがよく好んで食べるチーズやハム、トマトソース、クリームソースなどを野菜に加えてあげます。好きな食材と一緒に食べることで、抵抗感をなくして野菜が食べられるようになります。
6. 親が同じものを食べる
親が「美味しい」と喜んで食べている野菜は、自然と子どもも食べてみたいと思うようになるかもしれませんよ。
最後に
野菜嫌いの子どもが10人いれば、上手くいく対処法もそれぞれ違うはず。ぜひ、フランスの家庭で行われている方法も、一度試してみてくださいね。