人気の観光スポットばかりじゃなくて、たまには落ち着いた下町探訪もいいものですよ。特におすすめしたい場所が「深川江戸資料館」です。江戸の町並みをリアルに再現した展示など見所がたくさん!東京から江戸へ……少しの間タイムスリップしてみませんか?
江戸文化の発信基地!深川江戸資料館とは?
館内では寄席や邦楽など江戸文化にまつわるイベントなどを随時行っており、資料館まるごと「江戸時代」というめずらしい施設です。
【所在地】
東京都江東区白河1-3-28
【営業日・時間】
午前9:30~午後5:00まで(入館は午後4:30まで)
【定休日】
第2・4月曜日休館(祝日の場合は翌日が休館)、年末年始
【アクセス情報】
(電車)
都営地下鉄大江戸線清澄白河駅 徒歩3分
東京メトロ半蔵門線清澄白河駅 徒歩3分
(都営バス)
門33系統 清澄庭園前 徒歩3分
秋26系統 清澄白河駅前 徒歩4分
目で見て手で触って江戸文化を体験しよう!
こういう歴史的な再現展示というものは、通常触ることが禁じられているところがほとんど。でも、こちらでは建物のなかに入ることができ、小道具類なども手にとることができます。
庶民が暮らした一軒長屋、八百屋や木材問屋など生活物資を扱う店、そばや天ぷらなど「江戸グルメ」の屋台など、リアルな情景が実物大で目の前に!子どもと一緒に江戸時代へタイムスリップしてみましょう! 展示スペースでは照明や音響の工夫も要チェック!開館から閉館に至るまで、少しずつ照明を落とし、夕暮れを演出。長屋をのぞきこむと台所でご飯の準備をする包丁の音が聞こえ……。来館者が「江戸の暮らし」を身近に感じられるよううまく工夫されています。
「あえて解説なし」の展示から何を学ぶ?
八百屋や米屋など現代でも見かける店とならんで、「干鰯魚〆粕魚油問屋」という見慣れない店の再現も。
「干鰯(ほしか)」とは干したいわしを絞って作る油のこと。当時は電気がない時代。でもろうそくはとても高級品で庶民には買えません。そこで行灯(あんどん)に干鰯をくべて夜の明かりを得ていたわけです。
そんなお話を子どもにしてあげながら、便利な現代の生活のありがたさを考える時間にしたいですね。
相撲ファン必見!大横綱「大鵬」の顕彰コーナーも!
横綱の偉大な功績から、見事な化粧回し、土俵入りに使われた太刀など、大鵬関ゆかりの貴重な品々が勢ぞろい!相撲ファンのご家族なら大興奮間違いなしです。
これを食べなきゃ帰れない!?絶品深川めしに舌鼓
深川めし(深川丼)は江戸の庶民に愛されたお手軽な一品。アサリやハマグリ、アオヤギなど、江戸の近海で大量に獲れた貝を煮込み、白飯にたっぷりとかけたどんぶり飯です。
江戸時代の東京湾はいまよりもずっと豊富な種類の魚や貝がたくさん獲れたそうです。特に貝類は江戸庶民にとってもっとも身近に手に入る食材のひとつでした。深川めしは早くて安くておいしい「ファストフード」だったのですね!
深川江戸資料館のすぐ近くにもおいしい深川めしがいただけるお店が!資料館を出て徒歩数十秒にある「深川 釜匠」では、江戸当時のままのシンプルな深川めしをいただくことができます。こちらの深川めしはアサリがてんこ盛り!貝好きな人にはたまらない一杯です。
〈深川 釜匠〉
【所在地】
東京都江東区白河2-1-13
【営業日・時間】
(月・火・木)
午前11:00~午後3:00
(水・金・土日祝)
午前11:00~午後8:00(L.O午後7:30)
【定休日】
不定休
【アクセス情報】
東京メトロ半蔵門線・都営地下鉄大江戸線清澄白河駅 徒歩2分