バレンタインデーは、世界で「愛の誓いの日」として祝われています。この時期、愛をテーマにした絵本を子どもと一緒に読んでみませんか?言葉で伝えるのが難しい「愛」について、絵本であれば子どもにうまく伝えることができるかもしれません。もちろん愛なんてピンとこなくても楽しい絵本。そんなバレンタインにぴったりの絵本を4冊選んでみました。
やさしい愛の物語「しろいうさぎとくろいうさぎ」
著者 :ガース・ウィリアムズ(文・絵)/松岡享子(訳)
出版社 :福音館書店
仲の良い2羽のうさぎのお話しです。
ときおり悲しそうな顔をするくろうさぎ。心配したしろうさぎがわけをたずねると、くろうさぎは「ぼく、ねがいごとを しているんだよ」とこたえます。
くろうさぎの願い事はしろうさぎといつまでも一緒にいられることでした。
シンプルでひたむきな想いの尊さが、読む人の心を強く打ちます。
森の情景、うさぎの表情など、丁寧なイラストで描かれ、いつまでも記憶に残ります。
この絵本は大人の愛読者も多く、結婚式の贈り物に選ばれることも多いそうです。
愛情をテーマにした世界中で読まれる名作で、子どもの読み聞かせにもぴったりの絵本です。
恋をしたくまの女の子「ジャッキーのはつこい」
著者 :あだち なみ(絵)/あいはら ひろゆき(文)
出版社 :ブロンズ新社
いつもおてんばのジャッキーが、恋するしろくまデイビッドに会うため北極に旅する物語です。
恋をしたジャッキーのかわいらしさに胸がキュンとします。
わかれの朝、デイビッドが連れて行ってくれたひみつの場所とは、、、?
旅のエピソードや、北極の絵の楽しさ、観音びらきのしかけなど、子どもにとって盛りだくさんの楽しい絵本です。
恋をした女の子のお話しで、ママにもおすすめの絵本です。
愛情表現を競い合う2羽のウサギの物語
著者 :サム・マクブラットニィ(文)/アニタ・ジェラーム(絵)/小川仁央(訳)
出版社 :評論社
「どんなにきみがすきだかあててごらん」は、仲良しのチビウサギとデカウサギがお互いの想いをくらべっこするお話です。
チビウサギが、どのくらいデカウサギのことを好きかと小さい体で一生懸命伝えようとするのですが、対抗してくるデカウサギのスケールにはかないません。
特に、チビウサギの奮闘ぶりがかわいらしくてたまらなくなる作品で、ストレートな愛情表現の清々しさを感じられるロングセラーの絵本です。
ホットチョコレートで心が温まる絵本
著者 :真珠まりこ(作)
出版社 :ほるぷ出版
チョコレートでできたチョコだるまのお話し。
ホットチョコレートが人気のマルタさんのお店で愛されていたチョコだるまですが、ある日、おかねもちの人に買われていってしまいます。
お店にやってくるいろんなお客さんの表情や、チョコだるまの気持ちに心が温まる物語です。
絵本を読んだあとは、親子でホットチョコレートをのんでみたくなる、そんな絵本です。
今だからこそ色んな絵本を親子で読もう
子どもの成長は親にとっては嬉しい反面、ときには寂しさを感じることもあります。今のうちだからこそ、親子で一緒に色んな本を読んでみたいものです。
愛情をテーマにした心温まるストーリー、純粋な気持ちが共感を呼ぶ物語、笑いを誘って読む人の気持ちを和やかにする作品などさまざまな絵本を紹介しました。
ぜひ、バレンタインにはお子さまにピッタリな1冊を一緒に読んでみてください。