折り紙は、手先を使う練習にもなり、かずやかたちを把握する能力を伸ばす遊びとしても知られています。「折り紙しよう」といわれたときに、一緒に読んで楽しめる本を集めました。基本的な折り方からさらに発展させた工作まで、折り紙の本で親子の時間を楽しみましょう。
オールマイティに楽しめる「簡単おりがみ大百科」
著者:主婦の友社(編)
出版社 :主婦の友社
掲載されている折り方は150通り。ツルから手裏剣まで、基本的な折り紙のやり方がこの一冊でわかります。子どもと折り紙をはじめるときに、最初に手に取る本としておすすめです。
手順がわかりやすく説明されているので、4歳くらいの子どもなら、自分で折ることもできるでしょう。「ひとりでできた」がうれしい年頃のお子さまに、喜んでもらえること間違いありません。
女の子向けの「おしゃれでかわいい女の子のおりがみ」
著者 :山口 真
出版社 :ナツメ社
3歳から4歳くらいになると、子どもなりの好みがはっきりしてきます。こちらはお花やケーキ、アクセサリーなど、華やかでかわいいものが大好きなお子さまにおすすめの一冊です。
掲載されている折り紙のパターンは80種類。文房具や動物など、ごっこ遊びに使えるものもたくさんあります。
難易度によってレベルが分かれているので、まだ小さいお子さまには、簡単なものからはじめてあげてください。だんだんレベルアップしていくごとに、ほめてあげるといいでしょう。
男の子向け「おとこのこのおりがみ 3~5さい」
著者 :新宮 文明
出版社 :日本文芸社
男の子が大好きな乗り物や虫、恐竜などの折り方がわかりやすく解説されています。立体的な折り紙も多く、できあがったときの達成感も味わえそうです。ただ、難易度はやや高めかもしれません。未就学児のお子さまには、親が一緒に作るなど助けてあげましょう。
幼児から小学生まで、幅広い年齢の方に楽しんでもらえる一冊です。
「入学までにおぼえたい 3・4・5才のおりがみ」
著者:主婦の友社(編)
出版社 :主婦の友社
小さい子どもは、年齢によってできることがまったく異なります。折り紙を破って遊ぶ、丸めて投げるといった段階をこえた子どもにおすすめなのがこの一冊です。一枚の紙から何かを作り上げる喜びが味わえるでしょう。
オールカラーで手順もわかりやすく説明されていますので、お子さまが一人で楽しむこともできそう。ツルやかぶとといった伝統的な折り方から、昆虫や乗り物といった子どもが好きな折り紙のパターンまで、長く楽しむことのできる本です。
工作も「きったりはったり おりがみでおままごと」
著者 :いまいみさ
出版社 :毎日新聞社
折り紙をさらに発展させた、簡単な工作を楽しむことができる一冊です。
空き箱やティッシュなど、身近にあるものを使っておままごとの道具を作ってみましょう。ラーメンやエビフライ、サンドイッチなど、子どもが好きなメニューがそろっていますので、作ってあげればきっと喜びます。ごっこ遊びをはじめたお子さまのおもちゃにぴったりでしょう。
説明はていねい、手順ごとに写真つきの解説がありますので、誰でも簡単に作ることができます。4歳、5歳の幼児から小学生まで、長く使える本になりそうです。
折り紙で「作るよろこび」を共有しましょう
親子で協力しながら「作ること」の喜びを教えてあげられる折り紙で、楽しく子どもの能力を伸ばしましょう。