2019年02月21日 公開

月(12カ月)の英語名の覚え方!由来や月名ソングをヒントに楽々マスター

1月~12月までの月名は、曜日や数字と合わせてぜひ覚えておきたい英語表現の基本。しかし、お子さまに英語の月名を聞かれても「昔は覚えていたんだけど……」と記憶があやふやな方は多いでしょう。こちらでは月の英語名の由来と覚え方のヒントをご紹介。親子で楽しみながら覚えてみましょう。

1月~12月までの月名は、曜日や数字と合わせてぜひ覚えておきたい英語表現の基本。しかし、お子さまに英語の月名を聞かれても「昔は覚えていたんだけど……」と記憶があやふやな方は多いでしょう。こちらでは月の英語名の由来と覚え方のヒントをご紹介。親子で楽しみながら覚えてみましょう。

月名と由来(前半):1月~6月

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まずは1月~6月の月名のおさらい。読み方はもちろん、スペルもこの機会にチェックしておきましょう。それぞれの由来と、覚えるためのヒントもご紹介します。

【1月】January(発音:ジャニュアリー)

File:Janus-Vatican.JPG - Wikimedia Commons (129962)

M@rkus~commonswiki/CC-PD-Mark
「January」はローマ神話の神「Janus(ヤヌス)」の名前にちなんでいます。ヤヌスは物事の始まりと終わりを司る神さまです。

【2月】February(発音:フェブラリー)

File:Moanin February-Stakes 2016(IMG3).jpg - Wikimedia Commons (129964)

Nadaraikon/CC-BY-SA-3.0
「February」の由来は、2月に行われていた古代ローマの慰霊祭「Februalia」の主神「Februus(フェブルウス)」から。競馬ファンの人たちにはおなじみ、2月開催のレース「フェブラリーステークス」で覚えましょう。

【3月】March(発音:マーチ)

File:Mars Porte de Paris 12018.jpg - Wikimedia Commons (129966)

Vassil / Self-published work
「March」は古代ローマの軍神「Mars(マルス)」からきています。古代ローマでは3月が1年の始まりであり、また軍が始動する月でもありました。運動会などでよく耳にする行進曲の「マーチ(march)」も同じ由来です。

【4月】April(発音:エイプリル)

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エイプリルフールでなじみ深い「April」の由来は2説あります。ひとつはギリシャ神話の女神「Aphrodite(アプロディーテ)」から。もうひとつは花開く季節であることから、ラテン語の「開く」を意味する「Aprilis」に由来するという説です。

【5月】May(発音:メイ)

File:Maia Nikoxenos.jpg - Wikimedia Commons (129970)

Enstropia /PD-self
「May」は古代ローマで5月1日に豊穣の女神「Maia(マイア)」を祭ったことにちなみ、これが現在のメーデー(May day)の起源となっています。メイといえばとなりのトトロの「サツキ(皐月=5月)とメイ」、イギリスのメイ首相など人名として聞くことも多いでしょう。

【6月】June(発音:ジューン)

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「June」はローマ神話の女神「Juno(ユノ)」が語源。「Juno」は結婚の女神のため、6月に結婚した夫婦は幸せになれるという言い伝えがあります。日本でも「ジューンブライド」として知られています。

月名と由来(後半):7月~12月

Calendar Icons · Free photo on Pixabay (129975)

1年の後半月は9月から先がすべて「-er」でスペルが終わり、混乱しがちです。10月~12月は目から覚えるための視覚のヒントをご紹介します。

【7月】July(発音:ジュライ)

File:Jules cesar.jpg - Wikimedia Commons (129977)

Jean-Christophe BENOIST/CC-BY-SA-3.0,2.5,2.0,1.0
「July」は、共和制ローマ時代の権力者「Julius Caesar(ジュリアス・シーザー / ユリウス・カエサル)」が誕生月に自分の名前をつけたことに由来します。タイトルに「July」が入った曲として、浜崎あゆみさんのヒット曲「July 1st」とあわせて覚えてみましょう。

【8月】August(発音:オーガスト)

File:Rome Statue of Augustus.jpg - Wikimedia Commons (129979)

Alexander Z./ CC-BY-SA-3.0-migrated
「August」は初代ローマ皇帝「Augustus(アウグストゥス)」がジュリアス・シーザー同様、誕生月に自分の名前をつけたことに由来します。ちなみにアウグストゥスはジュリアス・シーザーの養子です。

【9月】September(発音:セプテンバー)

「September」はラテン語で数字の7を意味する「Septem」に由来しています。3月が1年のはじまりだった古代ローマでは、9月は7番目の月でした。

セプテンバーといえば、同タイトルの有名な曲を思い浮かべる方もいるのでは。竹内まりやさんの「September」ほか、下のEarth,Wind & Fireの「September」も有名です。

・SEPTEMBER / Earth,Wind & Fire

Earth, Wind & Fire – September (Official Music Video)

【10月】October(発音:オクトーバー)

Oktoberfest Munich Heart Folk · Free photo on Pixabay (129985)

9月と同パターンで、ラテン語で8を意味する「Octo」が起源となった「October」。こちらも一般的な暦ではなく、古代ローマ時代の3月はじまりで数えて8番目の月です。8といえば、8本足のタコも同じ語源の「Octopus(オクトパス)」。またビール好きの方なら、10月に開催されるドイツのビールの祭典「オクトーバーフェスト」が思い浮かぶかもしれません。

Octoberをスペルを見てみると、最初のO(オー)が数字の10の0(ゼロ)とリンクしていると覚えましょう。

【11月】November(発音:ノベンバー)

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「November」はラテン語で数字の9を表す「Novem」からきています。「November」は最初のNの文字が、数字の11に斜め線を入れたものとリンクさせて覚えてみてください。

【12月】December(発音:ディセンバー)

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ラテン語のDで、10を意味する「Decem」に由来した「December」。頭文字のDの曲線が、12の2の曲線とリンクしていると考えましょう。

月名の英語表記の基本

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ここで月名の英語表記の基本を確認してみましょう。最初の文字は必ず、大文字ではじめます。また英語の月名は長く、しばしば省略表記されるでしょう。各月の短縮形は以下のとおりです。

1月:Jan.
2月:Feb.
3月:Mar.
4月:Apr.
5月:なし(May.)
6月:なし(June.)
7月:なし(July.)
8月:Aug.
9月:Sept.
10月:Oct. 
11月:Nov.
12月:Dec.

月名の省略形は、基本的にはじめの3文字にピリオドをつけて表します。ただし「Sept.(9月)」だけは4文字目まで表記するため注意。また5月~7月までの「May、June、July」は、そのままでも短い単語なので略しません。間違えて「Jun.」や「Jul.」と書いてしまわないようにしましょう。

歌って覚える!月名が出てくる英語ソング

Choral Singing Children · Free vector graphic on Pixabay (129993)

お子さまと一緒に英語の月名を覚えるなら、一番効果的なのは英語ソングの活用です。たとえば下記の動画なら、アニメーション付きで楽しく月名を学ぶことができます。何度も聞いているうちに、自然と覚えてしまうはずです。

Months of the Year Song | Song for Kids | The Singing Walrus

月名は由来や歌など多角的な方法で覚えよう

日本語の月名は1月、2月と数字に月をつけるだけで簡単ですが、英語はそうもいきません。一つひとつの単語が全く違っていて、難しく感じるでしょう。ご紹介したような由来や覚え方のヒント、歌を利用すると覚えやすく、そして忘れにくくなりますよ。

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