妊娠出産にまつわるさまざまな英会話表現や便利なフレーズをご紹介します。日常会話で使える便利な基本表現や基礎単語から、緊急の場合に役立つフレーズを主に取り上げました。日本でもよく使う「マタニティ」の正しい使い方もわかりますよ!
「妊娠中」を英語で表すと?
まずは基本フレーズ「妊娠中です」の言い方からご紹介します。
(私は)妊娠中です。:I’m pregnant.
(妻が)妊娠中です。:My wife is pregnant.
妊娠している女性=妊婦は、pregnant womenです。
The pregnant woman with a child wearing blue clothes is my friend.
(青い服を着ている子どもと一緒にいる妊婦さんは、私の友だちです)
ちなみに、「妊娠の」は英語で pregnancy と言います。
例えば妊娠検査薬は pregnancy test 、妊娠のエコー検査は pregnancy ultrasound です(妊娠エコーは scan とも呼びます)。
もうひとつ、妊娠に関するトピックで日本でよく聞く言葉として maternity (マタニティ)がありですが、 こちらは、人の説明ではなくmaternity clothes (マタニティ服)、maternity yoga (マタニティヨガ)のように、人以外の単語と結びついて使われます。
スラングもちょっとご紹介。
She has a bun in the oven.
直訳すると、彼女はオーブンに入った丸いパンを持っている……?一体どういう意味?? 実は、これも「(彼女は)妊娠中です。」という意味なのです。
おもしろいですよね!
イギリスの妊娠エコー検査で切羽詰まった!【妊娠検査編】
相手に「妊娠中ですか?」と聞きたいとき
友人知人のお腹を見て、 「あれ、もしかして?」と気づいたときに使えるフレーズは、
Are you pregnant? (妊娠してる?)
自分が聞かれて答えるなら、
Yes, I am. (うん、妊娠してるよ)
旦那さん必見!奥さんについての会話で使える例文もご紹介します。
Is your wife pregnant, by any chance? (ひょっとして、奥さん、妊娠してる?)
Yes, she is!(そうだよ!)
他にも、
My wife is pregnant. (僕の妻は妊娠しています)という意味で、
She is expecting.
という表現方法もあります。
expectingという単語を辞書で調べると「期待する」や「予期する」の意味が出てきますが、実は「妊娠している」という意味があるんです。
この単語を使って、
We are expecting a boy/girl. (男の子の赤ちゃん/女の子の赤ちゃんを妊娠中なんだ)
と表現できます。また、expectant mother は妊婦の意味で使われます。
赤ちゃんの性別の言い方として他には、
I’m having a boy/girl. (男の子/女の子の予定よ)
も簡単で便利な表現です。
「予定日は~です」は英語で?
友人知人の妊娠がわかったときは、お祝いしたいですね! 日本語の「おめでとう!」にあたる言い方は、Congratulations! です。
予定日の話題は、会話が盛り上がるチャンス。
When is the baby due?(出産の予定/出産予定日はいつですか?)
と聞いてみましょう。
逆に聞かれたときは、出産予定日をシンプルに答えるだけで大丈夫です。
例えばイギリス英語だと、日・月の順番に答えるので、例えば5月5日なら、
The 5th of May. (5月5日です)
となります。
「今、何カ月ですか?」は何て言う?
次に、妊婦さんへ「妊娠何カ月ですか?」と聞く英語表現の紹介です。 基本英語で頻出する、How many を使います。
How many months pregnant are you? (妊娠何カ月ですか?)
答えるときは、
I’m 8 months pregnant.
と月数を伝えます。
もし予定日を過ぎている場合は、
I’m overdue. (予定日超過です)
The due date was ○○.
(○○のところに、昨日 yesterdayや、先週 last weekなどを入れます)
日本と海外では、妊娠月数の数え方が違う場合があります。 例えば日本で妊娠期間は10カ月と数えますが、アメリカやイギリスでは9カ月と数えます。そのため、週数を使う方がわかりやすいことも。
そのときは、monthsのところを weeksに言い換えて、
How many weeks pregnant are you? (妊娠何週ですか?)
と聞きましょう。
他にも、妊娠の「初期・中期・後期」を表す、
First Trimester
Second Trimester
Third Trimester
これらの表現も、覚えておくと便利です。
イギリスで妊娠出産したら……?【妊娠発覚編】
「つわりで調子が悪い」と言いたいとき
妊娠初期からはじまる、妊娠のサインの一つが「つわり」ですね。
「つわり」は、英語で morning sickness と言います。
つわり経験者のママにとっては、朝どころか一日中具合が悪い!という方もいらっしゃると思うので、morning(朝)という単語がつくのは、不思議に感じるかもしれませんね。
実際に英語圏でも、初マタの英語ネイティブママが「モーニング・シックネスと呼ぶから朝だけと思っていたのに、時間に関係なく具合が悪くてビックリした」と言ったという話もあるくらいです。
「つわりで具合が悪いです」と言いたいときは、
I’m feeling sick. It’s morning sickness.
となります。
I’m feeling sickには気分が悪いという意味の他にも、気持ちが悪い、吐きそうというニュアンスもあります。そこで、少し婉曲的な言い方として、I’m not feeling well. (気分があまり良くない)と伝えることもできます。
こういった表現は妊娠・出産に限らず体調を表す日常会話としても使えますね。
「助けを呼んでください」と言うには
体調がすぐれず、助けを呼んでほしいときに使えるフレーズをご紹介します。
近くにいる人に助けを求めたいときは、
Can you help me, please?(助けてもらえませんか?)
緊急事態であれば、
Can you call an ambulance for me, please? (救急車を呼んでください)
Can you take me to the hospital, please?(病院へ連れて行ってください)
などということもできます。
I think my contractions started… (陣痛がはじまったみたいです……)
My waters broke. (破水しました)
というような言い方も、合わせて覚えておくと、慌てずに済みますね。
妊娠出産に便利な英単語
最後に、妊娠出産に関して使える便利な英会話フレーズをご紹介します。
I just felt my baby’s first kick! (はじめての胎動をたった今感じた!)
I will try a natural birth/labour. (自然分娩にしよう)
I will try an epidural. (エピデュラルでの無痛分娩にするわ)
※labour・laborの綴りは、英語圏によって異なります。
I had a caesarean delivery. (帝王切開をした)
It was a breech baby.(赤ちゃんは逆子だった)
※caesarean・cesareanの綴りは、英語圏によって異なります。
妊娠出産に関する英語表現やフレーズは数多くありますが、今回は日常会話と緊急の場合のフレーズを主にご紹介しました。いくつかの単語を知っておくだけでも、表現の幅が広がるので、ぜひ覚えてみてくださいね。