2018年6月18日 公開

イギリスで妊娠出産したら……?【妊娠発覚編】

イギリス在住の筆者が、この国での妊娠出産バナシをイラストエッセイを交えてお届けします。今回は妊娠発覚から妊娠初期の検診までや、イギリスならではの妊娠中に注意すべき食べもの、妊娠期間の数え方などをピックアップ!

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妊娠を希望してからも、しばらくの間は妊娠検査薬を使う前に判明したガッカリ月(つまり生理到来)がありました。

まわりが妊娠していく中、不安になった日々も……。

しかしこの月は、生理が遅れている、下腹部がなんとなくピリピリするような感覚がある、渡英して以来とても快腸(笑)だったのに、急に便秘になったことなど、あれっ?と思うことがあり、妊娠検査薬を使った検査しました。

すると……
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長い間待ち続けた結果だったので、本当かな?夢じゃないだろうか?と、すぐには信じられませんでしたが、時間がたつごとに実感がわいてきました。
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さて、イギリスでは風邪をひいてもケガをしても、どんな症状であれ、まずは自分が登録している「GP」と呼ばれる地域の診療所へ行きます。

日本のように、風邪や体調不良は内科へ、骨折は整形外科へ、目の不調は眼科へ……というシステムではないんです。正直ちょっと不便なときもあります。ですから、妊娠の兆候があっても、直接産婦人科へ行くことができないのです。

ということで、妊娠もひとまずGPへ連絡し、予約をとりました。2週間後に来てくださいとのことで、すこし不安な気持ちを抱えてその日が来るのを待ちました。

そしてついに、待ちに待ったGP検診予約の当日がやってきました。
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「今日はどうしましたか?」との問いに、妊娠したようだと答えると、「おめでとう」ではなく、「それはグッドニュース?それとも……?」という返事が返ってきました。

いろいろな状況や事情がある場合も想定しての言葉だなと感じました。

すかさず「グッドニュース」だと答えると、満面の笑みで「Congratulations!(おめでとう)」と祝福していただきました。
その後、問診に入り、聞かれたことは、
・最後の生理日
・私と夫の健康状態について
・喫煙、飲酒の有無など

他にも身長・体重を計ったり、
最後の生理日から、円盤型の早見表を使って出産予定日を算出してくれたりしました。

「他に何か気になることは?」と聞かれたので、妊娠が発覚してから、少し下腹部のあたりがピリピリする症状を相談したところ、「出血がないので大丈夫でしょう。」との答えに、ホッ……。

しかし、「ときどき、7~8週頃にちょっとした出血などの症状がある人もいます。でもこの時期は、医療ができることは何もないので、そういう可能性も覚えておいてね」と言われて、ドキッとしました。

最後に、私の名前・住所・身長などの基本情報を先生がPCで入力したものを、妊婦登録用の用紙(A3サイズ3枚)に印刷して、「これを受付に提出して、帰ってね。今日は以上ですよ」と検診は終了。

……あれ?なんか、忘れてない!?
私が本当に妊娠してるのかどうか、ここで検査しなくていいのかしら?と疑問に思い……
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と、ビックリのご回答をいただきました。

日本のように、病院で改めて妊娠検査しないのがイギリス流のようです(他の妊婦さんに聞いても、やはり同じでした)。

とはいえ、今回のGPでの検診をはじめ、イギリスでの妊娠出産の医療費、つまり定期健診や超音波検査(エコー検査)、そして出産費用などもすべて無料なので、文句は言えないかな...…(苦笑)というのが本音です。
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妊娠中に気をつけることの中に「食べもの」がありますが、イギリスでは以下のものを食べ過ぎないようにアドバイスされます。

・大型回遊魚(例:マグロ、ツナ缶も含む)
・生もの(最近海外でも人気の寿司など)、またはよく火が通っていない卵や魚介類
・ソフトクリーム
・ソフト系のチーズ(カマンベールチーズや青カビのチーズなど)
・レバーやパテ
・カフェイン類などは、食品によっては避ける(または量を食べすぎないように)

逆に、イギリス人が良く食べるインドカレーなどのスパイシーなものは、特に何も言われませんでした(非常に辛すぎるものだと問題があるかもしれませんが……)。

また、安定期に入るころに日本への里帰りを予定していたので、12時間ほどのフライトになることを心配して「国際線の飛行機に長時間乗って大丈夫でしょうか?」と担当医に相談したところ、「子どもが生まれたら、なかなか旅行が簡単にはできなくなるわよ!今のうちに行っておきなさい。楽しんできてね」とのアドバイス。

あっけなくOKが出たので、ちょっと拍子抜けしてしまいました。実際に、こちらではベビームーンといって、赤ちゃんが生まれる前に旅行へ行くカップルが多いです。海外やちょっと遠い距離を滞在地に選んで、旅行する話もよく聞きます。
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最後にもう一つ、イギリスの日本の妊娠に関することで大きな違いといえば、妊娠期間の数え方です。

日本でよく言われるのが「十月十日(とつきとおか)」なので、私がなにげなく「10カ月後に赤ちゃんに会えるのが楽しみ」と言った際、夫が「え、10カ月!?妊娠って9カ月だよ?」と答えたことから、この違いに気づきました。

どういうこと?と驚いて、まさか同じ人間でもイギリス人の妊娠期間は短いのだろうか……?と、トボけたことを一瞬考えてしまいましたが、調べてみたところそうではなくて、妊娠1カ月ごとの数え方が違うだけということが判明しました。

日本はWHO方式で4週区切りですが、イギリスは妊娠5~6カ月あたりが5週ずつになったりと、週数が一定ではないのです。

二つの国の情報を照らし合わせるときは混乱してしまうので、妊娠月ではなく週数でチェックすると分かりやすかったです。

このように、妊娠発覚から医療機関への登録、食べものや妊娠期間の数え方まで、日本と違いがたくさんあります。一言で妊娠といっても、お国柄が出ていて、いろいろと比較すると面白いですよ。

次回は、びっくり仰天(!?)のはじめてのエコー検査編をお送りします!これまた日本とは、いろいろ違いがあり……!?お楽しみに!
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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WRITER

aimei aimei  在英10年目のハンドメイド好きの2児の母。武蔵野美術大学造形学部卒業。現在は教育に携わる仕事の他に、日本にルーツのある子どもたちを対象とした日本語子ども会活動・児童文庫活動の運営も行っています。興味の範囲が幅広いので、常にいろいろな方向にアンテナをはりつつ情報収集が日課です。ハッピー子育てに役立つ情報をみなさまにお届けできれば嬉しいです。