2017年は酉年ですね。干支の「酉」にちなんで、鳥が主人公の絵本を読んでみませんか。ニワトリ・つばめ・スズメなど「鳥」はお子さまにとっても身近な動物ですが、いったいどんなお話があるのでしょうか。さっそく見てみましょう。
わらべうた絵本『ととけっこう よがあけた』
著者 :案 こばやし えみこ,絵 ましま せつこ
出版社 :こぐま社
にわとりさんが「ととけっこうよがあけた……」と動物たちをわらべうたで起こしてあげます。わらべうたは楽譜が付いているので、歌を忘れてしまったり知らないパパママでも歌いながら読み聞かせをすることができますよ。元の歌の通りでなくても、オリジナルのリズムをつけて歌ってあげてもいいですね。
朝なかなか起きられないお子さまには、「ととけっこうよがあけた……」と歌いながら起こしてみてはいかがでしょう。
どんなとりがいるのかな?『とりがいるよ』
著者 :文 風木 一人 ,絵 たかしま てつを
出版社 :株式会社KADOKAWA
「いっぱい とりが いるよ」シンプルな文字と落書きのようなイラストが楽しい赤ちゃん向けの絵本。たくさん並んだ鳥たちの中から、あかいとり、あおいとり、おおきいとりなどを見つけましょう。お子さまのかわいい反応にパパママが嬉しくなる絵本です。
幸せの青い鳥はどこに?『青い鳥』
著者 :原作 メーテルリンク ,文・絵 いもと ようこ
出版社 :金の星社
メーテルリンクの名作「青い鳥」の世界をいもとようこさんの優しいタッチの絵で描いた「いもとようこ世界の名作絵本シリーズ第12弾」。長いお話がわかりやすく要約されています。兄妹の「チルチルとミチル」は幸せの青い鳥を探して世界の国々を訪ね歩きます。「しあわせ」や「よろこび」、おかあさんの愛などのエッセンスの詰まった絵本です。
つばめの一生を描く『つばめのハティハティ』
著者 :絵 箕輪 義隆 ,文 寒竹 孝子
出版社 :アリス館
遠い南の国から海を渡って日本へやってきたつばめのハティハティを通して、つばめの一生を知ることができる絵本です。日本でメスのプティと出会ったハティハティは、5羽の子どもができ、子育てに励みます。
春になるとやってきて、いつの間にかいなくなっているつばめ。その生態がよく分かり、またデフォルメされていない美しいつばめの絵が爽やかな一冊です。
強く優しい子に育って欲しい『ふたごの鳥』
著者 :文 小林昭洋 ,絵 藤巻裕紀
出版社 :サンマーク出版
ふたごの鳥「シロロ」と「キロロ」はとっても仲良し。ある日キロロを助けようとしたシロロが怪我をして飛べなくなってしまいます。コツコツ努力をすることが得意のシロロは飛ぶことを諦めず、ずっと努力し続ける様子を見ていたキロロは……。
作者のこばやしさんは、長い過酷な闘病生活を経て子どもに恵まれます。そのお子さまへの「強く」「優しく」生きて欲しいという思いが詰まったこの絵本は、子どもから大人まで読む人の心を打ちます。