小学校受験をすると決めたら、幼稚園や保育園のママ友に話す?それとも話さない?実際にトラブルに巻き込まれたという事例もあるのでデリケートな問題ですが、ママミーヤの考える適度な距離感を持った付き合いについてお伝えしたいと思います。
お受験すること話すべき?隠すべき?
若葉会幼稚園・枝光会駒場幼稚園・枝光会附属幼稚園・麻布みこころ幼稚園などといった受験をして入園する幼稚園があります。こうした幼稚園に通っている場合は、園児の多くが小学校受験をするため、「お受験」の話題は特別なものではありません。
国立・私立小学校が近くにない地域に居住している場合は、そもそも話題にのぼることも少ないでしょう。また保育園に通っている場合は、お迎えの時間がまちまちでしかも夕方以降であるため、もし小学校受験を考えていたとしても、忙しい親同士がゆっくり話をする時間も少ないです。
都内(特に23区内)の幼稚園に子どもを通わせている保護者にとっては小学校受験というのは少し気になるキーワードとなりがちです。ママ同士のお話でも話題にあることもあるでしょう。
「お受験」に対しては、偏ったイメージを持つ人はまだまだ多く存在します。そのため子どもに小学校受験をさせたいと思った場合、周囲に話すかどうか悩む人も多いと聞きます。実際に受験準備をしている家庭は園でどう振る舞うのが良いのでしょうか?
どんなトラブルがあるのか?
また、今まで降園後のお茶などに誘われていたのに誘われなくなったという方もいるようです。そういったことに精神的なストレスを感じ、つらい思いをされる方もいらっしゃると聞きます。
「受験バレ」する場面
・塾や模試に行く姿を見られる(お受験ファッションは結構目立ちます)
・「お受験」の話題がママ友トークに出たときに話してしまう
こんなパターンが考えられますが、最も多いのは年長になってからランドセルを購入するときです。最近は年長の春先からランドセルの購入をする家庭が増えており、どこのメーカーにするか、何色にするかと盛り上がっている中、ランドセルを買い控えている様子を見て小学校受験をさせることを悟られるパターンが多いと聞きます。
受験バレをしたときのメリット・デメリット
最大のデメリットは受験に失敗したときです。
「地元の小学校に通わせたくなかったんでしょう?」という目で見られるのではないかという不安……。
小学校受験はテストの出来不出来だけではない要素で判断される部分も多いのですが、その事情を知らない方からすると「受験に失敗した子ども」という目で見られてしまうのではないかという不安を抱えているご家庭は多いようです。
メリット・デメリットのいずれも親の精神的な部分です。
悪口を言う人の心境を考える
ただ、自分たちより上の立場からものを言われているように感じる方もいて当然だと思いますし、面白くないと感じる方もいるでしょう。
人の気持ちはすべて同じではないということをきちんと認識しておきましょう。
周囲とうまく付き合うコツは「逆質問」!聞き上手になろう
たとえばランドセルを買ったかどうか聞かれたときには「まだ買ってないのよ」と一言いえば良いのではないでしょうか。まだ買ってないというのは嘘ではありません。
逆に周りの人にどんなランドセルを買ったか、質問してみると良いのではないでしょうか。万が一、小学校受験に失敗したときにランドセルを買う参考になるでしょう。人気の色やメーカー、それぞれのこだわりポイントなど聞いてみてはいかがでしょうか。早くから購入した人はおそらく喋りたいはずです。
「本当に情報が早いね~!」
「どこでそういうことを調べているの?」
と質問を重ねることで相手も満足するでしょう。
小学校受験する?と聞かれたら、「みなさんはどうする??」と逆質問。公立小学校の説明会に誘われたら行ってみるといいと思います。子どもの進学先の候補の一つであることは間違いないからです。そして学区外の小学校に入学することができる自治体も多くありますので、他の小学校の情報も調べようと思っていると伝えることで必ずしも学区の小学校に行くことだけを考えていないことを伝えてもいいかもしれません。
聞き上手は敵を減らします!
子どもにも念を押す
わが家の場合ですが、娘のミヤピーには
「受験をする人もいればしない人もいるよ。お勉強をしているということはそれぞれのお父さんとお母さんが決めることだからミヤピーがお友だちに言うことじゃないよ。だから自分から小学校受験のお勉強をしていることを話すのは絶対にやめてほしいの」
と伝えました。
繰り返しこのことは伝えたところ、とりあえず園では全く話さなかったようです。保育園の先生もわが家が受験することは認識していませんでした。
子どもには無理、と思われるかもしれませんが……小学校受験の「行動観察」ではその場でやって良いこと悪いことを判断する力が求められます。言って良いことと悪いことや親から念押しされたことの意味が通じないようでは、受験そのものが厳しいと思います。子どもは案外しっかりしているものです。信頼しましょう!
ママ友はあくまで「他人」
気にしすぎるのは精神的にもよくありません。そして何より気にしている時間があったら受験対策に回したほうが絶対に得です!
それは小学校受験をするしない関係なく大切なことなのかもしれません。
いろいろとお伝えしましたが、どういう対応をとったとしても「お受験」というのは決して悪いことではありませんので堂々としていてもいいのではないかと私は思います。しかし受験でも親の謙虚さというのは問われるので、ある意味「親の行動観察」のように考えてみてはいかがでしょうか?
それでは次回もお楽しみに!