2018年のG7サミットが6月9日に閉幕しました。毎年行われるG7サミットですが、G7の国家元首とはどんな人なのでしょうか?総理大臣とまではいかなくとも、お子さまには大きな夢を成し遂げて欲しいもの。こちらでは、国家元首の出身大学や専攻などを調べてみました。
G7ってなに?
現在のG7はフランス、アメリカ、イギリス、ドイツ、日本、イタリア、カナダの7カ国。サミットの際はこれらの国に加えて、EUの首脳が参加しています。
国をまとめ上げるG7それぞれの国家元首は、どのような経歴を持っているのでしょう。
フランスの国家元首の場合
パリ第10大学に入学し、ヘーゲル哲学に関する論文で学位を習得しました。パリ第10大学は、現在の通称で言うところの「パリ・ナンテール大学」。フランスで最も権威ある大学のひとつとして知られています。
その後、パリ政治学院へ。パリ政治学院は、各国の首脳や国際機関のトップを多く輩出しており、エリート養成校として名高い教育機関です。
卒業後は、フランス一の官僚養成学校であるフランス国立行政学院に進学。実際にフランスの大統領や官僚の多くが、この学校を卒業しています。
アメリカの国家元首の場合
その後、ペンシルベニア大学の経営学部(ウォートンスクール)に編入します。ペンシルバニア大学は、アメリカで名門とされる私立大学8校のひとつ。なかでもウォートンスクールは、ハーバードと並ぶほどの難関校です。
2014年度の「億万長者が通っていた大学ランキング」では、堂々の世界1位を獲得しました。
イギリスの国家元首の場合
イギリスの首相「テリーザ・メアリー・メイ」女史は、公立の進学校であるグラマースクールに入学。その後オックスフォード大学で地理学を専攻していました。
オックスフォード大学は、ハーバード大学やケンブリッジ大学と並ぶ世界の名門大学のひとつです。2016年、2017年には世界大学ランキングで1位に輝きました。また世界中の有名政治家を輩出していることでも有名です。
ドイツの国家元首の場合
ドイツ初の女性首相、アンゲラ・メルケル女史は、カールマルクス・ライプツィヒ大学で物理学を専攻していました。
同校は現在のライプツィヒ大学です。ドイツでは歴史と伝統を持つ大学として名高く、哲学者のゲーテや作曲家のシューマンなど、多くの著名人が学んだことでも知られています。
日本の国家元首の場合
安倍晋三氏は、成蹊大学の法学部政治学科を卒業しています。良家のお子さまが多く通う大学として、ご存知の方もいるかもしれません。
その後、アメリカの語学学校を経て南カリフォルニア大学に留学しました。南カリフォルニア大学は、アメリカ西海岸最古の大学。最難関大学のひとつとしても数えられています。
イタリアの国家元首の場合
ジュゼッペ・コンテ氏はイタリアの法学者で、フィレンツェ大学の教授。ローマ・ラ・サピエンツァ大学出身です。
同校は欧州屈指の歴史を持つ名門校であり、「ローマ大学」の名称のほうが知られているかもしれません。ノーベル賞受賞者など、多くの著名人を輩出しています。
カナダの国家元首の場合
マギル大学は、モントリオールにあるカナダの公立大学。カナダで最も歴史のある大学であるとともに、世界ランキングでも上位に位置する名門大学でもあります。
ブリティッシュコロンビア大学は、マギル大学の分校として設立された大学です。1951年に独立しました。トルドー氏以外にも4人のカナダの首相、7人のノーベル賞受賞者を輩出する、名門大学です。
ひとつのことを突き詰めて大きなことを成し遂げよう
専攻は違えど共通しているのは、それぞれに優秀な成績を修めていたり、研究で成果をあげていたりするところ。大きなことを成し遂げるためには、ひとつのことを突き詰める真摯な努力が大切なのかもしれません。