2018年06月18日 公開
大事な家族・子どもの写真データを保存する方法【イクロク】第6回
撮りためた写真のデータはどうしていますか?大切な子どもや家族の思い出写真を子どもが大きくなるまでちゃんと保管するためにはどうしたら良いのでしょうか。育児の記録の仕方をお届けする連載「イクロク」6回目は、デジカメやスマホの写真のバックアップ方法をご紹介します。
撮りためた写真のデータはどうしていますか?大切な子どもや家族の思い出写真を子どもが大きくなるまでちゃんと保管するためにはどうしたら良いのでしょうか。育児の記録の仕方をお届けする連載「イクロク」6回目は、デジカメやスマホの写真のバックアップ方法をご紹介します。
パソコンもスマホもいつ壊れるかわからない…
子どもが生まれると、それまでよりずっと写真を撮影する枚数が増える方は多いのではないでしょうか。一眼レフやビデオ、スマホなどで撮影したデータは、それぞれパソコンやスマホ、SDカードの中に残っているから安心とはいえません。
どれもいつ壊れてしまうかわからず、データは一瞬にして失われるのが怖いところです。プリントする、フォトブックにして取っておくという方法も、もちろんオススメなのですが、データはデータで保存しておきたいところ。
できるだけ手軽で安全に、長期保存が可能なやり方でバックアップを取る方法をまとめました。
二つ以上の方法で常にバックアップを取る!
大きく分けると、オンラインのクラウドサービスと、専用のフォトストレージ、もしくはDVDやHDD、USBなどハードに保存する二つの方法があります。
毎日のように撮影するスマホのデータは、クラウドのオンラインストレージサービスを使い、デジカメなどで撮った写真のデータは、自分に合った機器に定期的に保存すると良いでしょう。
【1】クラウドサービスを利用する
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「Googleフォト」は、2015年5月に発表されて以来、話題になり、多くの人が使用しているオンラインストレージです。AndroidのスマホからiPhoneなどiOSユーザーまで、最大1600万画素の写真と1080pまでの動画なら、無料で容量の制限なく写真を保存でき、分類や検索もとても便利なサービスです。
プライバシー問題の懸念はあるものの、操作も簡単でオススメです。
自動バックアップは、Wi-Fi接続時、充電中などから選択できます。家族と共有アルバムも簡単に作れますし、ムービーなどにまとめることも。もちろんパソコンやタブレットからも写真をアップでき、まとめて自由に見られ、編集も可能です。
AmazonプライムユーザーならAmazonフォトも○。画質を落とさずに全て保存し放題です。他にもDropboxなどさまざまなクラウドサービスで写真を保存できます。普段愛用しているサービスで写真保存のオプションを付けているところも多いと思うのでチェックしてみてくださいね。
iPhoneユーザーならiCloudが便利ですが、容量制限がありますね。他も、サービスの規定が途中で変わることもありますし、二つ以上併用しておくとさらに安心です。
まだスマホに導入していない方は、ぜひアプリのインストールをオススメします。
【2】専用フォトストレージを利用する
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フォトストレージは、デジカメやスマホの画像データを簡単に保存や管理できる専用のポータブルストレージのこと。オンラインサービスも併用で提供されている場合が多いですが、基本はローカルストレージ。
パソコンがなくても大丈夫!直接SDカードを差し込んだり、デジカメやスマホからケーブルでつなぐだけて、全ての画像を整理して管理してくれるもので、パソコンやスマホ操作が苦手な方や、家族でデータを共有しておきたいという方にオススメです。
バッファロー「おもいでばこ」、富士フイルム「Wonder Photo Box」、Canon「Connect Station」などが人気商品です。
いずれもちょっと高価ですが、これ一台で瞬く間に写真を整理して残してくれるので、時間も節約できますよ。
【3】DVD、HDD、USBメモリなどに保存する
DVDに焼く
あまり頻繁に写真を見返さない、とにかく安全に保管しておきたい人は、定期的にDVDにまとめて焼いて保存しておきましょう。2枚同じものを焼き、1枚は実家に送るなどしておけば、地震などの災害が起きた時も安心です。パソコンがあれば簡単ですが、スマホからアップするだけで、まとめてDVDに記録して郵送してくれるサービスもあります。
HDDに保存する
プロのカメラマンなど、大量に高画質の写真を数多く撮影する方には、この方法が一般的です。ただし、HDDは数年経つと突然壊れることも。作業途中でケーブルが抜けてしまうなどの事故にも弱いです。外付けのHDDを2台、メーカーと製造日違いで買って、常に同期しておくのが安心とされています。専用ソフトを使えば同期は簡単。さらに1台を実家など離れた場所に保存しておけばさらに安心です。
USBメモリに保存する
場所を取らず、壊れにくく、持ち運びもしやすくて、比較的安価なUSBメモリスティック。基本は保存目的ではなく、データの移動に使われることが多いですが、2個、メーカー違いのものを使用して、同期し、定期的にチェックしておけば、データの保存場所としても有用です。SDカードを使う方法もありますが、USBメモリの方が編集などの使い勝手が良いです。
【おまけ】SNSやアプリのアルバムサービスを利用する
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Facebookのアルバム、Instagram、LINE、家族アルバムアプリの「みてね」などを利用し、大事な写真は常に選んでアップしておくのも一つのバックアップの形です。それぞれ高画質データではありませんが、コメント付きで写真を保存できます。
公開・非公開も選べるので、保存用にそれぞれアカウントを作ったり、鍵付きアルバムを作る手もあります。メインのバップアップ方法としてオススメはしませんが、サブ・もしくは3つ目の保存方法にするのは良さそうです。
最後に
私は、スマホの撮影データは、GoogleフォトとAmazonフォト、仕事の撮影データはDropboxにバックアップを撮っています。また、スマホはmicroSDカード別に足していて、それも定期的にUSBメモリにバックアップを取るようにしています。一眼レフやコンパクトデジカメで撮ったデータはSDカードの他にUSBメモリ、以前のデータはポータブルHDDに残しています。また、友人の集まりで撮った写真はLINEやFacebookのアルバムで共有して残しています。それらをさらに全て富士フイルム「Wonder Photo Box」に入れています。
いずれもそれほどマメにできているわけではありませんが……。
デジタルデータの保存は、時代と共にサービスも移り変わり、それぞれのデータの標準容量も変わっていきます。常に情報をアップデートしておくことが重要です。ちょっと前のデータも当時の保存方法で安心しないこと。
頻繁にしっかりしたバックアップをするのは大変な作業ですが、月に1度となどと決め、さらに年末年始などに見直すなど、画像データ整理日を決めておくのが良さそうですね。