日本で生きていく以上、避けられないのが「漢字」との格闘ですよね。小学校入学前に漢字への苦手意識をなくしてしまえば、学年があがってからも自学自習で漢字を習得できますよ!今回は、パパママと一緒におうちでできる「漢字学習法」をご紹介します。
なにはなくとも……まずは「読書」!
もっとも重要な種類が「象形文字」です。
物事の形や状態が抽象化され、漢字に変化していった文字です。
象形文字にかぎらず、漢字はつきつめればすべて「かたち」の集合体です。
したがって、漢字を正しく学習するには、自分の目でしっかり見ることが大切です。
私たち日本人が、漢字の理解を深めるために一番使うものといえば……そう、「本」ですよね!
レベルは問いません。
文章に漢字が使われている本であれば、どんなジャンルでも構いません。
ポイントは、とにかく漢字が使われた本をたくさん読み続けるということ。
量がなにより大切です。
量は、やがて質に変化します。
ただし、あまりに漢字が多い本だと、子どもが漢字嫌いになる可能性もあるので注意してくださいね。
「絵本のひらがな」を漢字に書き直してみる
絵本に触れる時間が多いほど、子どもの読書に対する苦手意識、ひいては漢字に対する抵抗感は減っていきます。
ただ、絵本に漢字はほとんど使われていません。
乳幼児が対象だからです。
でも大丈夫。
パパママが協力すれば、絵本の時間がたちまち「漢字タイム」に!
子どもが絵本を手に取ったら、すかさずペンと紙を用意しましょう。
お気に入りの台詞の場面にきたら、その台詞を紙に書き写します。
もちろん、ひらがなと漢字を並べて。
「この字なんて読むの~?」と食いついてきたらしめたものですよ!
「身の回りのもの」を漢字で書いてみる
子どもは好奇心のかたまり。
「これなあに?」の質問責めに苦労しているパパママも多いのでは?
そのチャンスを逃がしてはダメ!
子どもが興味をもった対象は、なんでも漢字に書いて見せてあげましょう。
だんだん子どものほうから「これは漢字でどう書くの?」とたずねてくるように!
そうなれば、放っておいてもどんどん自分で目に付いたものを漢字に書いていくようになります。
パパママと一緒に!「バスタイム」に漢字レッスン
メーカー:くもん出版
「お風呂でおべんきょう」は、どのおうちでも一度は試したことがあることでしょう。
漢字のように就学前の子どもにとってむずかしい課題は、子どもが飽きてしまいがち。
パパママと一緒にリラックスできるお風呂タイムで、楽しく遊びながら学ぶ作戦は効果大です。
防水加工のほどこされたお風呂用の漢字表が発売されています。
学年別に数種類あるので、子どものレベルに応じて選んでみてくださいね。
「読書」をメインにどん欲に漢字を学ばせよう!
小学校入学前に漢字の苦手意識をなくしておけば、読書量が増えるにつれて読み書きできる漢字も自然に増えていきます。
まずは「読書」をメインにすえて、ご紹介したような学習法もサブで活用しながら、子どもの漢字学習に親子でトライしてみてくださいね!