「にじみ絵」ってご存知ですか?芸術を通してお子さまの感性を育てることで知られる「シュタイナー教育」の現場でも取り入れられている絵画手法です。感性のおもむくまま自由に楽しむにじみ絵を、おうちでも親子で体験してみませんか?
「にじみ絵」ってどんなものなの?
お子さまは歓声をあげたり、じっと色の広がりを見つめたり、次はどうやって色を乗せようかと考えたり……さまざまな反応をします。
お子さまだけでなく、海外ではリハビリや医療の現場でも利用されているとのこと。力を抜いて、自由に広がる色を見ると呼吸が深くなり、リラックスできる効果があるそうです。
「にじみ絵」に使う絵の具は透明水彩絵の具!
メーカー:ホルベイン工業
にじみ絵には、透明水彩絵の具を使いましょう。水彩絵の具には「透明」と「不透明」の2種類がありますが、「不透明」絵の具を使うと色がきれいに混ざり合わず、濁ってしまいます。ホルベイン工業などのメーカーから透明水彩絵の具が販売されています。
また、お子さまにはシュタイナー教育でよく使われる、ドイツの「ストックマー社」の透明水彩絵の具をお勧めします。ストックマーの絵の具はドイツの食品の規格に沿って作ってあるので、小さなお子さまが口に入れてしまっても安心です。
使用する色は、最初は三原色の赤・青・黄だけで大丈夫です。色が交われば新しい色が生まれますよ!
絵の具以外に必要な道具・準備など
・絵の具を入れるためのお皿:3枚
(3色の絵の具をそれぞれ入れます。プリンのカップやジャムの瓶、紙コップやペットボトルの蓋などでも代用できます)
・平筆と筆洗いの瓶
(1.5〜2cmくらいの幅の平筆がおすすめです。筆洗いの容器はペットボトルや紙コップでも)
・海綿、またはスポンジ
(水で濡らした画用紙の余分な水分をふき取るのに使います。ティッシュペーパーや布でも代用できます)
・水彩画用画用紙
(普通の画用紙は水で濡らすとうまく水を吸収しません。水彩画用をご用意ください)
・雑巾
(洗った筆の水分をふき取るために使います。タオルやウエットティッシュでも)
・新聞紙
(周りが汚れないように。ビニールシートかビニール袋でも代用可能です)
にじみ絵をはじめる準備!
水彩絵の具は洗えば落ちますが、エプロンか、汚れてもいい服などに着替えておく方が良いですね。
道具を揃えたら、画用紙を水に浸し、海綿かスポンジなどで余分な水分を拭き取ります。霧吹きで画用紙全体を濡らすのも良いです。お子さまでも上手に扱えますよ。
絵の具は出して水で溶いておきましょう。
さっそく「にじみ絵」をはじめてみましょう!
またお子さまが筆洗いを倒したりしないように気をつけてあげましょう。
お子さまと一緒に描いてみましょう!
上手下手ではなく、自由に色を楽しみ、子供の感性を育てるにじみ絵。パパママも一緒にリラックスして描いてみましょう。