2020年12月02日 公開

十二支を学ぼう!2021年の干支は「辛丑(かのとうし)」

新しい年が近くなると次の干支が気になります。今回は知っているようで知らない干支と十二支の違いや、2021年の干支「丑(うし)」についての豆知識を紹介します。

新しい年が近くなると次の干支が気になります。今回は知っているようで知らない干支と十二支の違いや、2021年の干支「丑(うし)」についての豆知識を紹介します。

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来年の干支ってなんだっけ?」年の瀬になると、干支にまつわる話題やアイテムを目にします。

今回は知っているようで知らない干支と十二支の違いや、2021年の干支「丑(うし)」についての豆知識、縁起物としての役割などを紹介します。

十二支「丑(うし)」にまつわる豆知識

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ウシは古くから、酪農や農業と人々の生活に欠かせない大切な動物でした。大変な農作業を忍耐強くコツコツ手伝う様子から、丑年は「我慢(耐える)」「発展の前触れ(芽が出る)」を表す年になるとも言われています。

また「紐」という字に「丑」が使われることから、何かを結びつける、つなぐ、つかみ取るといった意味が込められ、豊かさをもたらす縁起のいい動物とされています。他にはどんなエピソードがあるでしょうか。

「ウシ」が十二支に入った由来

日本に伝わる「十二支のはじまり」というお話はご存知ですか?神様が「元旦に挨拶に来た順に、その年の王様にしてあげる」と言ったことが、その始まりと言われています。

ウシは歩くのがゆっくりなので、まだ暗いうちに出発しました。その甲斐があり1番最初に到着したはずが、背中に乗ったネズミに先をこされてしまい2番目になったというお話です。そんな用意周到で努力家の「ウシ」を崇め、神様として祀っている神社もあるそうです。

ウシ年生まれの性格

小学校の先生が「今年はトリ年の学年だからにぎやかで」など、その学年の特色を干支に例えて話していました。「猪突猛進(ちょとつもうしん)」という言葉もあるように、イノシシ年は「行動力がある学年」なんて話もしていました。

それではウシ年の人たちは、どんな性格と言われているのでしょう?

・努力家
・忍耐強い
・思慮深い
・マイペース

■参考URL
https://happy-card.jp/ne/oshiete/history/eto_yurai_seikaku/2728.html
https://nenga.templatebank.com/column/031/

ウシ年のみなさん、いかがですか?

確かに「牛の歩みも千里」ということわざがあります。歩みは遅い動物だけど、休みなく歩き続ければ千里(1里=約4km)でも行くことができる、一歩一歩努力すれば、やがて困難な目標へたどり着くことができる、という例えにウシが使われています。

そうなるとわが子の干支のキャラクターが気になりますよね!そんな方には「12支キッズのしかけえほん」シリーズが面白いです。十二支のはじまりのお話も一緒に読めるので、読み聞かせにもおススメです。

【知りたい】干支と十二支の違い

いわゆる干支と十二支は、違うものなのをご存知ですか?もともと干支は約3,500年前から中国で使われていました木星が12年かけて同じ場所に戻ることを利用して、年月日といった暦や、時刻・方角を表したのが始まりです。 その頃は文字を読める人が少なかったので、文字を知らなくてもわかるように身近な動物をあてたと言われています。

【解説】干支と十二支は違う!

それでは、詳しく解説しましょう。よく「干支は何?」と聞かれるように、いわゆる「なに年生まれか」というのが干支だと思われがちです。

明確には干支と十二支は違い「十干(じっかん)」と「十二支」を組み合わせたものを干支と呼びます

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十干も10の文字を決まった順番で並べ、数を数えるものとして使われています。アニメ「鬼滅の刃」の鬼殺隊の階級としても使われているので、聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

この十二支と十干を1文字ずつ組み合わせたものが「干支」です。そして10と12の最小公倍数ということで、干支は60パターンあります。つまり干支がひと回りするのが60年ということから、60歳の誕生日を「還暦」としてお祝いをするわけです。

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ちなみに2021年の干支は「辛丑(かのとうし)」です。60パターンのうち38番目の干支にあたり、十干は「辛(かのと)」で十二支が「丑」が重なる年という意味です。

2021年の干支は「辛丑(かのとうし)」

それでは、過去の辛丑はどんな年だったのでしょうか?60年ごとに巡る干支、60年前、120年前、180年前の辛丑の年に起こった出来事を調べてみました。
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丑年だけでみると、1961年にはNHKの朝の連続テレビ小説が始まったり、アメリカ第35代大統領にジョン・F・ケネディ氏が就任しました。1973年にはオイルショック、2009年は裁判員制度が始まった年でした。

振り返ってみると、何か新しいことが始まったりしている印象です。2021年はどんな年になるのか、楽しみですね。

【あやかろう】縁起物としての干支の役割

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干支を強く意識するのは、新年の準備が始まる頃が多いですよね。その年の十二支をモチーフにしたものは縁起物としての役割も担っています。

・年賀はがき
郵便局で取り扱う年賀はがき、最近はバラエティに飛んでいますが、その切手の部分には新しい年の十二支が描かれています。年賀状にも新年の干支を書いたり、新しい年を縁起のいい十二支で彩ります。

・神社仏閣のお守りや絵馬
初詣に行くと、新しい年の干支が描かれた絵馬に願いを託したり、十二支のモチーフが入ったお守りも授与されています。お守りは自分の干支を選ぶことが一般的ですが、その年の干支でもご利益がありそうですね!

・干支の動物の置物
毎年玄関やリビングに干支をモチーフにした置物を飾る家庭も多いそうです。干支は中国が発祥なので、風水的にもその年の守り神として縁起を担ぐアイテムとされています。

・年男・年女
豆まきの時には鬼の役を、地方によっては新しい年のお飾りは年男・年女がするなど、日本文化にもしっかり浸透しています。その年の神様のご加護があるということで、縁起の良さを表しています。

お正月には親子で楽しく十二支を覚えよう!

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季節の行事は大切に受け継いでいきたいですよね。干支に触れる機会の多いこの時期に、子どもと楽しみながら十二支を覚えましょう♪
いかがでしたか?知っているようで意外と知らなかった干支のお話、これを機に親子で学び、干支を意識しながら身の回りにある伝統行事に目を向けてみるのも楽しそうです。ぜひ年末年始の知育活動に「干支」の話題を取り入れてみてください
■参考資料
■干支や十二支の話をもっと知りたい人におすすめの記事はこちらです。
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この記事のライター

RINAKO
RINAKO

東京都在住、マイペースな4歳児のせっかちな母。子育てのベースはモンテッソーリ教育。伝統文化を大切にしながらも、効率よく子育てするのが目標。子連れで行ける遊び場所にも詳しく、子どもの習い事の半分は自分の好奇心というゆるい子育てを採用中。