パパママは何気なくしているボタンかけ。最近きちんとボタンかけができるお子さまが減っているのをご存知ですか?毎日忙しいと、どうしてもさっと着ることができる服を選びがちですよね。でもボタンをはめるの動作は、指先も鍛えられますし、しっかりと身につけてほしい生活習慣。おうちで楽しく練習できる方法をご紹介します。
何歳くらいがはじめどき?ボタンかけ練習に最適な年齢は?
パパママが着替えなどをしているときにじーっと見たり、ボタンを指差して「これなあに?」と興味を持ちはじめた時がチャンスです。
「ボタンをかけているんだよ、やってみる?」と聞いてみましょう。「やりたい!」と自分から言いだしたら理想的ですね。
もちろん、2歳になったからといって必ず練習しなくてはいけないわけではありません。ひとりひとり成長するスピードが違うように、ボタンに興味を持ちはじめる時期も異なります。
無理矢理練習させるのではなく、お子さまの「やりたい!」という気持ちを大切にしてあげる必要があります。
ゆっくりでも大丈夫!おおらかな気持ちで練習しよう
次に、二人羽織のように後ろからパパママがお子さまの洋服のボタンをゆっくりとかけてあげます。最初はパパママが穴にボタンを通してあげて、通ったボタンをお子さまにつまんでひっぱってもらいます。
できたら「やったね!すごいね!」と褒めてあげるのを忘れないでください。お子さまは「できた!」という達成感と褒められたことによる自信で、「もっと上手になりたい!もっと練習したい!」という向上心が生まれます。
つまんでひっぱることができるようになったら、穴を広げてボタンを通す練習をします。最初は上手にできなくてイライラしたりかんしゃくを起こしたりするかもしれません。そんなときでもパパママは決して叱らずに「がんばっているね。ちょっと休憩しようか。次はきっとできるよ」とお子さまの気持ちを汲み取って気分転換などをしてあげましょう。
上手にボタンかけができるようになっても、あべこべになったりひとつずれていたりすることもあります。
こういう場合も叱らずにお子さまが気付くまで待ってあげて大丈夫です。お子さま自身が「あれ?なんか変だな」と思ったらアドバイスしてあげましょう。そうしているうちに少しずつできるようになっていきます。
また、指先を使う練習にはシール貼りも効果的です。ボタン掛け練習の前にシール貼りブックなどで手先をよく使う練習をしておくのもいいかもしれませんね。
フェルトでカンタン!手作りボタンかけ練習おもちゃ
【材料】
フェルトシート
ボタン
【道具】
針と糸、ハサミ
お子さまが通しやすいようにボタンは大きめのものを選びましょう。
【作り方】
1:お子さまの好きな形にフェルトシートを切ります。
2:片方にはボタンを縫いつけて、片方にはボタンホールをハサミで開けます。
手芸は少し苦手……。というパパママは細長く切るだけでも大丈夫ですし、すでにかわいい形に切ってあるフェルトを利用してもいいですね。周囲をバイアステープでくるむだけでも可愛くなります。
つなげて遊んだり、ブレスレットのようにしたり、友達と競争したり……。
家にある不要な服(ワイシャツや小さくなった服など)のボタンとボタンホール部分を切り抜いてもできそうですね。
ボタンをとめる練習 手作りフェルト教材「電車」
販売元:ハッピクローバー
このおもちゃは、まるで絵本から飛び出してきたかのようなカラフルな電車をボタンでつなげて、遊びながらボタンかけの練習をすることができます。
白くて大きめのボタンは分かりやすく、ボタンと穴の部分が少し細長くなっているため小さいお子さまでもつまみやすいのが魅力です。横に長くつなげたり、丸くつなげたり思い思いに遊ぶことができますね。