2018年03月21日 公開

イースターはみんなで朝食を!オランダのイースターボックス

春の一大イベント【イースター】。オランダのイースターは、デコレーションしたイースターボックスという箱に、友だちの朝食を入れて登校し、学校で一緒に食べるという行事があります。春の楽しみのひとつ、イースターのお祭りをご紹介します。

春の一大イベント【イースター】。オランダのイースターは、デコレーションしたイースターボックスという箱に、友だちの朝食を入れて登校し、学校で一緒に食べるという行事があります。春の楽しみのひとつ、イースターのお祭りをご紹介します。

イースターはキリスト教圏にとって重要なお祭り

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生命の復活を表す卵、多産の象徴であるウサギのモチーフが使われるのがイースターのデコレーションです。
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イースター(復活祭)は多くのキリスト教徒にとって大切なお祭りです。

十字架にかけられて死亡したキリストが3日後に復活したことを祝うための日で、春分の日から数えて最初の満月のあとの日曜日、3月の下旬から4月上旬頃に行われます。2018年は4月1日。

ちなみに、イースター前の金曜日はGood Friday(聖金曜日)と呼ばれ、キリストの受難の日(死亡した日)とされる祝日です。

暗い冬から春にかわる頃、ヨーロッパ圏ではマタイ受難曲のコンサートが開催されたり、牧場では子ヤギの赤ちゃんが産まれたり……、花開く季節の象徴であるイースターが待ち遠しくてウキウキする季節です。

イースターパーティーは朝食に行うのが基本

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イースター前は、スーパーマーケットのフリーペーパーなどでも、イースターのレシピアイディアの特集が組まれています。簡単にパーティーフードがつくれるセットも販売。
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イースターパーティーはディナータイムのパーティーではなく、朝食にお祝いをすることが多いようです。一般的に、ゆで卵、イースターパン、ラムやスモークサーモンを食べてお祝いします。

オランダでは、リング型のちぎりパンやフルーツのふんだんに入った甘いパンを食べることが多いです。

ゆったりと朝食を楽しんだ後は、事前に隠しておいたペイントした卵や卵型のチョコレートを探す、エッグハンティングも行い、家族でのんびりと過ごすのが特徴です。

朝食を交換するイースターブレックファーストって?

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わが家が担当したインド系のお子さんは「ベジタリアン」なのでチョコレートクロワッサンとショコメルが希望、肉と魚などは避けてほしいと書かれていました。
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イースターの数週間前、学校から「イースターの朝食のために箱を用意してください」という手紙と、食べたいものを記入するリクエストシートが配布されました。

好きなもの、嫌いなもの(またはアレルギーなどで食べられないもの)を記入して学校に提出。その後、わが家にはクラスメイトのリクエストシートが手元にやってきました。このリクエストシートを元に、自分の子のクラスメイトのための朝食ボックスを作成するのです。

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希望として書かれていた、チョコレートクロワッサン、ショコメル(チョコレートミルクドリンク)と、ゆで卵、チーズ、イースターエッグチョコを入れました。
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こちらは、ナチュラル志向のウクライナ系の子どもへのイースターブレックファースト。ご希望だったパンネクック(薄型のパンケーキ)にはちみつと砂糖不使用のジャム、チーズ、ゆで卵、オーガニックりんごジュース、袋の中にはドライフルーツとナッツを入れて。
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イースターボックスのデザインあれこれ

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イースターボックスはその日のために手作りでデコレーションしますが、デザインも家庭によりさまざま。筆者は紙で折ったミッフィーや蝶々に、市販の卵の飾りを貼り付けて作成しました。

この箱をデコレーションするための専用グッズも販売されています。

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こちらは息子たちがいただいてきたブレックファーストボックス。
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ステッカーやデコレーショングッズが、雑貨店などで売られています。
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最後に

クラスメイトと朝食を食べるという時間は、とても楽しい経験のようです。オランダは他民族国家で、宗教上食べられないものがある子もいるため、それぞれの食生活を知ることにも繋がっていると感じます。

準備する親は、相手の子どもに気に入ってもらえるかドキドキしましたが、シンプルごはんが基本のオランダでは、思っていたほどの気遣いは必要ないようで、楽しめました。

\ 手軽な親子のふれあい時間を提案中 /

この記事のライター