2017年02月26日 公開
ハワイのロコキッズに人気! 楽園ハワイの習い事事情
南国の楽園ハワイ。こちらに住む子どもたちは、海で遊んでばかりいるように思われがちですが、実際は違います。教育熱心なご家庭がとても多く、日本と何ら変わらず、たくさんの習い事をしている子どもも……。ハワイ在住4年目の筆者が、現地の習い事事情をナビゲートします。
南国の楽園ハワイ。こちらに住む子どもたちは、海で遊んでばかりいるように思われがちですが、実際は違います。教育熱心なご家庭がとても多く、日本と何ら変わらず、たくさんの習い事をしている子どもも……。ハワイ在住4年目の筆者が、現地の習い事事情をナビゲートします。
最初にはじめる習い事(0〜2歳)
最初にはじめる習い事は、日本と同じように、リトミックやベビースイミングが多いです。「1歳からスタートできる習い事」という点でも選びやすく、はじめて社会性を養う場として参加させてみることも。また、お母さんたちがお友だちをつくる、という目的もあると思います。
プリスクールや幼稚園児からはじめる習い事(3〜6歳)
ハワイならでは……といえばフラダンスやウクレレですが、子どもたちはそれ以外にもさまざまな習い事をしています。
スイミングやサッカーをはじめとするスポーツ系、公文などの勉強系、ピアノなどの楽器。もしかしたら、日本ともそんなに変わらないでしょうか。
項目別にご紹介します。
スポーツ系
男の子はもちろんのこと、小さいうちは女の子にも人気なのが体を動かす習い事。
スイミングやサッカー、器械体操など、日本でも人気の習い事に通う子どもがたくさんいます。また、最近は日本でも人気のようですが、こちらハワイでもアイススケートを習っている女の子を多く見かけます。意外に思われるかもしれませんが、そうでもありません。
何を選ぶかはその家々、またその子によって違うでしょうが、身体はすべての資本。体力づくりは重要ですよね。
水泳
ハワイの公立の学校にはプールがないので、スイミングのレッスンが学校ではありません。ご存知の通りハワイは年中暖かいので、プールや海に入る機会もたくさんありますが、実は泳げない人も多く、スクールに通って習うファミリーも珍しくありません。
サッカーや野球
協調性を学ばせるスポーツとして、特に小さい子に親が習わせるのは男女問わず、サッカーが人気。
小学生くらいになると、野球やバスケットボール、フットボールなどの習い事もあります。しかしこれらは、アメリカ本土でも聞く話ですが、練習の時間帯が遅いことが多いです。夕方5~7時までとか、遅いと8時までなんてことも……。それも週に2~3回の練習になるため、両親が必ず運転して連れて行かなくてはならないアメリカにおいては、両親の負担が多くなってしまうのが現状です。
体操
日本でも、体操教室に通う子どもたちはたくさんいますが、ここアメリカでは器械体操がとても本格的。学校でも、子どもたちがよく側転などをしている姿を目にしますよ。
アイススケート
ハワイにもアイスリンクがあり、憧れてスタートする女の子もたくさん!アメリカ本土の寒い地域では、アイスホッケーなども子どもの習い事として人気があるそうですが、ここハワイでは女の子のアイススケートが人気です。
バレエ
バレエスタジオはハワイにもたくさんあり、3歳くらいから入れますので、女の子では習っている子も多いようです。
勉強系
日本人やアジア人に人気なのは、そろばんや公文。あまり日本と変わりませんね。特に公文は、アジア系だけでなく、ハワイに住むローカルの子どもたちも多く通っています。
また、トップの私立校に入れるための塾や、バイリンガルを養成するための塾などもあります。全米展開している「シルバン・ラーニング・センター」という塾は、少人数制で、日本のように先生1人に大勢の生徒、というような構図ではありません。
そのほか、日本人のご家庭で、個人的にチューターと呼ばれる家庭教師を雇っているという話もよく聞きます。英語を教えてもらったり、現地校の宿題を見てもらったり、リーディングを教わったりしているそうです。
音楽系
幼児から小学生まで、子どもの習い事といえば、というほどにポピュラーな音楽系の習い事。ピアノやバイオリンは日本と同じように人気が高いです。
ハワイならではの習い事
「ケイキフラ」といって、子どものためのフラダンスをはじめ、ウクレレを習うのももちろん人気です。
学校での発表会でもフラダンスを踊ったりもしますし、子どもたちが衣装を着て踊るのを見るのはとても微笑ましいですよ。
最後に
ハワイの習い事事情、いかがでしたか。のんびりしたイメージのあるハワイとはいえ、日本の子どもたちと同じように、忙しい毎日を送っていることがおわかりいただけたでしょうか。
どこの国に住んでいても、「子どもに何かを身につけてほしい」「好きなことを頑張ってほしい」と思う気持ちは同じですよね。親心は万国共通……ということかもしれません。