日本でも聞くことが多くなったリラックス法「マインドフルネス」。発祥の地である米国をはじめ、世界各国の教育現場で取り入れられています。今回は英国での子どもの教育に関わるマインドフルネス事情にスポットを当て、学校での導入例や、おうちで簡単にはじめられる方法をご紹介します。
マインドフルネスとは?
カバット・ジン教授のマインドフルネスは全世界に1,000人以上の公認インストラクターがおり、日本にもマインドフルネス学会があります。一方、 健康法としてのマインドフルネスも浸透しており、さまざまな形で取り入れられています。
Center for Mindfulness – UMass Medical School

どんな効果があるの?
また、カバット・ジン教授のマインドフルネスはストレスや病気による痛みの軽減、うつ病の再発や摂食障害などの防止に目を向けており、教育現場や医療の場でも利用が増えています。
マインドフルネスは子どもにも効果が
子どもとマインドフルネスについての絵本「Glad To Be Dan」の作者、ジョー・ホワースさんはこのように説明しています。
身体の傷は目に見えるものですが、心の傷は注意をしていないといつの間にか広がり、手遅れになる可能性があります。子どもたちにとって、思考や感情をコントロールできると知ることは大きな力になります。周りで何が起こってもリラックスできるようになるのです。
英国では学校への導入も
Mindfulness In Schools – For the flourishing of young minds

おうちでもできるマインドフルネス
1、腹式呼吸
2、幸せ貯金箱
お子さまがネガティブになっている時や怒りで興奮しているときには、貯金箱の中から紙を1枚引いて、楽しかったことを思い出してもらいましょう。感情に流されず、落ち着くきっかけを与えてくれる方法です。
3、デジタル・デトックス
4、楽しかったことを振り返る
大切なのはシンプルさ
お子さまと一緒に行う場合に大事なのは、ひとつひとつのプロセスをシンプルにすること。方法にとらわれず、お子さま自身がマインドフルネスを前向きで楽しく、リラックスできるものだと感じることがもっとも大切ですよ。

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Createspace Independent Publishing Platform
Enhancing cognitive and social-emotional development through a simple-to-administer mindfulness-based school program for elementary school children… – PubMed – NCBI
